こんにちは、釈和です。今回はエクセル関数の代表格、IF関数の基本についてご紹介したいと思います。IF関数は条件関数のひとつ、複数の条件にもきちんと計算してくれます。
一度しっかりと把握しておけばいろいろなパターンの条件付き計算が容易にできるので学んでほしいところ。
ここでは、具体的にいくつかの条件パターンを取り上げて、実際のIF関数の入力方法をご紹介します。
また、IF関数は他の関数との組み合わせにもよく登場しますから、エクセル関数の登竜門としても理解しておくべきですね。さぁ、ここからエクセル関数のスペシャリストを目指しましょう!
記事の最後(今回のまとめ)に、今回ご紹介の例題ファイルを添付しました。ダウンロードして試してください。ファイルはエクセル2013形式と2010以前の形式で用意してあります。どうぞ、ご参考に。
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IF関数の基本中の基本はこちら
IF関数を使うと、指定した条件を満たしている場合とそうでない場合の結果を表示させることができます。
=IF(①倫理式,②真の場合,③偽の場合)
①倫理式は、判断の基準となる数式や条件を指定します。
②真の場合は、①の式の結果が条件に合った場合に表示させたい数式、または、
文字列を指定して表示させます。
③偽の場合は、①の式の結果が条件に合わなかった場合に表示させたい数式、または、
文字列を指定して表示させます。
例)
=IF(A5=100,”〇”,”×”)
セルA5が「100」であれば「〇」、そうでなければ「×」を表示させます。
条件がひとつの場合
例1)
合計が140以上であれば「可」、そうでなければ「不可」
下図G2セルにIF関数で上記の条件を入力します。
=IF(F2>=140,”可”,”不可”)
- 文字はダブルクォーテーションマークで囲みます。
- 文字の変わりに数値またはセルで値を指定することもできます。
- セルに入力した式は数式バーにも同様に表示されます。
- 入力した式を編集する時には入力したセルをダブルクリックするか、
数式バーにカーソルを挿入して編集することができます。
- G2に正しく式が入力されたところでエンターキーを押します。
- 条件式の結果が表示されます。
- G2の式をG3、G4にコピペすれば合計値の評価が完成です。
条件が2つの場合(その1)
※IF関数を入れ子状態で複数条件の式を用意します。
例2)
合計が170以上であれば「優」、合計が170以上でない場合で、合計が160以上であれば「可」、そうでなければ「不可」
下図G2セルにIF関数で上記の条件を入力します。
=IF(F2>=170,”優”,IF(F2>=160,”可”,”不可”)
- 条件が2つ、つまり、IFも2つの入れ子状態になります。
- 条件は複数(200以上)設定ができるんです。
条件が2つの場合(その2)
※IF関数とAND関数(またはOR関数)を組合せて複数条件の式を用意します。
例3)
筆記が80以上で、かつ、実技が80以上であれば「可」、そうでなければ「不可」
下図G2セルにIF関数で上記の条件を入力します。
AND関数と組合せます。
=IF(AND(D2>=80,E2>=80),”可”,”不可”)
- 指定した複数の条件をすべて満たす場合は、真を返します。
- 指定した複数の条件のうち、どれかひとつでも満たす場合はAND関数の代わりにOR関数を組合せます。
今回のまとめ
まずは、IF関数単体の基本形をマスターすることが理解の早道。関数を入力するセルと式の対象となるセルの指定が慣れないうちには混同してしまうことがあるかもしれません。基本はIF関数のかっこのなかは3つであること。言葉にして①式、②真、③偽と整理するといいでしょう。
また、今回はIF関数の入れ子状態に入力するパターンと、AND関数やOR関数との組み合わせの場合をご紹介しました。今回は、ひとつのセルの値が複数の条件で式を用意する場合はIF関数の入れ子形式で。式の対象となるセルが複数ある場合にはAND関数またはOR関数との組み合わせでご紹介してみました。
IF関数はIFERROE関数やVLOOKUP関数などの組み合わせなど、とっても頻度に使います。エクセル関数のエースでもあり4番バッターでもありますから、IF関数からはじめて徐々に使える関数を増やしていくといいでしょう。
今回は、IF関数の基本パターンのご紹介でした。
※例題添付ファイルはこちらからどうぞ
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