ワードを使用中、文章に文字を挿入したいのにやってみると先に記入していた文字が消えてしまうなんてことありませんか。先に入力されている文字と文字の間に、新たに文字を挿入したいという場合に、突然文字が消えてしまうというパターン。これはワードの入力モードが「挿入モード」と「上書きモード」があるからです。それら入力モードのこと消えてしまう文字の直し方をご紹介します。

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文字を挿入すると文字が消えてしまうのは上書きモードだから

ワードで入力モードが「上書モード」状態のまま文字を入力すると上書きされてしまい、先に記入の文字が消えてしまいます。この状況を確認してみましょう。

ワードで文字を入力時に文字が消える場合

  • 「上書きモード」の状態、つまり文字を挿入する際に文字が消えてしまう状態の時。
  • 「時はなり」の「は」と「な」の間にカーソルをあわせて「金」を入力し「Enter」キーを押します。

 

  • 「な」が「金」に上書きされてしまい、「時は金り」になってしまいました。

スペースキーを挿入した場合

  • 上書きモードの状態でスペースキーを挿入した場合の状況を確認しましょう。
  • 「時は金なり」の、「は」と「金」の間にカーソルを合わせます。
  • 「Space」キーを押します。

 

  • スペースが上書きされてしまい「金」が消えてしまいました。

上書きされた原因は入力モードが上書きモードだからです

  • 上書きされた原因は「上書きモード」になっているからです。
  • 状態の確認は、画面下のステータスバーにある「上書きモード」になっているのが確認できます。

 

  • 画面下のステータスバーに「上書きモード」が表示されていない場合は、バーを右クリックします。
  • 表示された「ステータスバーのユーザー表示」の中から、「上書きモード」を選択します。
  • チェックマークが入るとステータスバーに「上書きモード」が表示されます。

Insertキーを押して上書きモードを挿入モードに切り替えます

上記のように入力モードが「上書きモード」状態になっていると、文字を挿入すると上書きになり、先にある文字が消えてしまいます。文字が消えずに挿入するためには「挿入モードに」切り替えます。切り替えは「Insert」キーで行います。

Insertキーを押して入力モードを切り替えます

  • 「Insert」キーの位置の例です。(キーボードによって位置が変わります)

 

  • 現在の入力モードは「上書きモード」であることを確認します。
  • 「Insert」キーを押します。

 

  • 入力モードは「挿入モード」に切り替わりました。

挿入モードにして文字を挿入する

  • 「時はなり」の「は」と「な」の間にカーソルを合わせて「金」を挿入します。

 

  • 「金」を挿入となり「時は金なり」と入力することができました。
  • スペースを挿入する場合も「挿入モード」であれば同様にスペースが挿入されます。

Insertを押しても上書きモードにならないように設定する

逆に「Insert」キーを押してもモードが切り替わらないという経験をする方もいらっしゃると思います。これは、ワードのオプション設定でInsertキーを押しても上書きモードに切り替わらないように設定することができるからです。

ワードのオプション詳細設定で設定します

  • リボンの「ファイル」タブをクリックします。

 

  • メニューの中から「オプション」を設定します。

 

  • 「Wordのオプション」ダイアログボックスが表示されます。
  • メニューの中から「詳細設定」をクリックします。

 

  • 「詳細オプション」の中の「上書き入門モード切替にInsキーを使用する」のチェックボックスにチェックを入れます。
  • その下の「上書き入力モードで入力する」のチェックボックスのチェックを外します。
  • 「OK」ボタンを押して設定完了です。

私の感想

ワードはとても優秀なワープロソフトです。ユーザーが希望する細かな書式や様式、各種設定が用意されて文書作成には手放せないアプリのひとつです。ところで、優秀な機能が満載な反面、ときに理解不能な動きに戸惑うことがあるのも事実です。

今回の文字を挿入しようとすると、先に入力した文字が消えてしまうという事象も悩ましいことのひとつ。それでも、入力モードの切り替えが原因で、「Insert」キーを押してそれが行えることを理解すると、まったくもって簡単にモードを切り替えたり、あらかじめモード切替が行われないようにと設定することも可能だということがわかります。

 

細かな機能、詳細な設定方法を知ればさらにワードの魅力を知る機会となり、使い続けることが大切に思います。

 

(marusblog記事紹介)

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今回のまとめ

ワードを使用中に、入力した文章の中に後でも文字を挿入しようとすると、あれっ、なぜか先に入力した文字が消えてしまうということがあります。いつものように使っているのに、こんなある意味トラブルに遭うとワードってよくわからないなんてことになってしまいます。

ところが、その原因は入力モードが上書きモードになっている、挿入モードに切り替えれば解決する問題であることを知っているかどうかで、文書作成機能満載のワードを毛嫌いしてしまうか、ますます使い倒していくかとある意味分岐点なんて言えば大げさかもしれません。

モードの切り替え、設定方法の変更さえ理解していれば、何の問題もない現象です。ちょっとしたアクシデントで優れたワープロであるワードから距離を置かないような意味も含めて、今回はその状態とモード切替などをご紹介しました。

 

ワードは優れたワープロソフト、使ってこその経験がスキルアップに確実につながります。

 

いかがでしたでしょうか。

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