Windowsでは、任意のファイルやフォルダーを別のフォルダーやデスクトップにコピーしたり移動したりすることができます。ファイル(データ)こそが重要ですから、最も大切な作業ともいえます。今回はPC内の「ピクチャー」フォルダーにある画像を使って、画像ファイルのコピーまたは移動する基本の方法をご紹介します。

ファイルやフォルダーのコピーと移動の違いとは

エクセルやワードで作成し保存したファイル(データ)や、ファイルが保存されているフォルダーを別の場所にコピーしたり移動したりすることは、PCを利用する際には必ずといっていいほど行われる操作です。

ファイルやフォルダーのコピーとは

ファイルやフォルダーのコピーとは、ファイルやフォルダーを別の場所にコピー(複写)することです。つまり、この操作でコピー元とコピー先の両方にファイルが保存されます。よって、ファイルのバックアップによく使います。

ファイルやフォルダーのコピーの方法には、エクスプローラー画面のリボンで「ホーム」タブから、「コピー先」コマンドを使ってコピーする方法があります。また、「マウスの右クリック操作でコピーする方法、マウスのドラッグ操作でコピーする方法、マウスの右クリック操作の「送る」でコピーする方法などがあります。

 

ファイルやフォルダーのコピーは、元の場所とコピー先の別の場所の両方にファイルが保存されます。

ファイルやフォルダーの移動とは

ファイルやフォルダーの移動とは、ファイルやフォルダーを別の場所に移すことです。元の場所からデータは消え、移動先にデータが保存されます。コピーとは違い一旦元の場所からデータが消えますので注意が必要です。

ファイルやフォルダーの移動の方法には、エクスプローラー画面のリボンで「ホーム」タブから、「移動先」コマンドを使って移動する方法があります。また、「マウスの右クリック操作で移動する方法、マウスのドラッグ操作で移動する方法などがあります。

 

大切なデータはコピーをしたのちにコピーデータを移動するなどの方法をおススメします。

ファイルやフォルダーのコピーと移動で重要な注意事項

インストールされているOSやアプリケーションソフトは、そのプログラムに関するファイルやフォルダーをコピーしたり移動したりすると正常に動作しなくなりますので注意が必要です。Windowsはプログラムの中で、所定のフォルダーやファイルを階層経路で呼び出して動くからです。

一般ユーザーがファイルやフォルダーを自由にコピーしたり移動したりできる範囲は、「ドキュメント」フォルダーや「ピクチャ」、「デスクトップ」など限定されていると考えましょう。

 

OSやアプリケーションのプログラムに関するファイルやデータはコピーと移動は厳禁と心得ましょう。

ファイルやフォルダーの位置をアドレスバーで確認できます

インストールされているOSやアプリケーションソフトはWindowsの標準アプリの「エクスプローラー」を起動するとファイルやフォルダーが表示されます。

これらは「ディレクトリー」という階層構造にまとめられて、「アドレスバー」で表示され確認することもできます。

 

ファイルやフォルダーを「コピー」するやり方

ここではファイル(データ)を実際にコピーする手順をご紹介します。フォルダーをコピーする場合は、「ファイル」を「フォルダー」に読み替えてください。

マウスの右クリック操作でコピーするやり方

お使いのPC環境によって表示される画面が異なります。

1.コピーするファイルにマウスを合わせマウスの右クリックをし、表示のメニューから「コピー」をクリックします。

 

(一口アドバイス)

複数のファイルを選択して、まとめてコピーする場合は、「Ctrl」キーを押しながらファイルをクリックします。選択した後にファイルをマウスの右クリックで、表示されるメニューから「コピー」をクリックします。

 

2.ファイルのコピー先、ここでは「ドキュメント」ファイルの「フォルダーa」を選択し、フォルダー内の任意の場所でマウスの右クリックから、表示されたメニューの「貼り付け」をクリックします。

 

3.コピー元のファイルがコピーされたことが確認できます。

エクスプローラを2つ開きマウスのドラッグ操作でコピーするやり方

1.エクスプローラーを開きコピーするファイルを表示します。下図では「ピクチャ」フォルダーにあります「赤いチューリップ」の画像ファイルをコピー元とします。

 

2.タスクバーにあるエクスプローラーのコマンドを右クリックし、立ち上がるメニューの中から「エクスプローラー」を選択します。

 

3.コピー元とコピー先のエクスプローラーが2つ開きました。

 

4.コピー元にある「赤いチューリップ」の画像を右ドラッグでコピー先に、マウスから指を離して表示されたメニューの中から「ここにコピー」を選択します。

 

5.コピー元にある「赤いチューリップ」画像がコピー(複写)されて、コピー先にも同じく保存されました。

 

「送る」メニューでコピーするやり方

ファイルやフォルダーを右クリックすると表示されたメニューに「送る」という機能があります。

「送る」をマウスで合わせますと「▸」マークの先に新たなメニューが表示されます。外付けのハードディスクやUSBにファイルやフォルダーを送ることができます。

 

1.ここでは元のファイルの画像を選択し右クリックで表示される「送る」をマウスでスライドし、送り先として「USBフォルダー」を指定しました。

 

2.指定したUSBフォルダーに、画像が送られました。

ファイルやフォルダーの「移動」のやり方

ファイルを移動する手順を紹介します。フォルダーを移動する場合は、「ファイル」を「フォルダー」に読み替えてください。(お使いのPC環境で表示される画面が異なります)

マウスの右クリック操作で移動するやり方

1.作業方法を分かりやすくするため、上記の手順でエクスプローラーを2つ開き並べます。画面向かって左側が「切り取り元」、右側が「貼り付け先」になります。

 

2.コピー(切り取り)元の画像をマウスの右クリックします、メニューが表示される中から「切り取り」を選択します。

 

2.「貼り付け先」でマウスの右クリックで表示されるメニューの中から「貼り付け」を選択します。

 

3.「切り取り元」の選択した画像は「貼り付け先」に移動しました。

マウスのドラッグ操作で移動するやり方

1.エクスプローラーを「切り取り元」と「貼り付け先」に並べます。

 

2.切り取る画像を「Shift」キーを押しながら「貼り付け」先にマウスの左ドラッグをします。「フォルダーへ移動」とコメントが表示されます。

 

3.マウスから指を離します、画像が移動しました。

私の感想

今回は、エクスプローラーを「コピー(切り取り)元」と「コピー(貼り付け)先」に並べてコピーしたり移動したりする方法で操作方法をご紹介してみました。

「コピー(貼り付け)先」を開かずに、「元フォルダー」から一旦「デスクトップ」にコピーまたは移動貼り付けをして、デスクトップからコピー(貼り付け)先フォルダを指定してコピペ作業を行う方法も確実で正確に行えますのでおススメです。

 

ファイル(データ)こそが貴重です、コピペの作業は基本に忠実に行いたいものです。

 

(marusblog関連記事紹介)

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今回のまとめ

ファイルやフォルダーのコピーと移動の方法を紹介しました。

コピーはファイルやフォルダーを元の場所から別の場所へ複写することで、移動とは別の場所へ移すことです。コピーとは違い移動は元の場所からファイルが消えてしまいますので注意が必要でした。また、OSやアプリケーションに関するプログラムファイルはコピーや移動は厳禁であることも心得ましょう。

ファイルやフォルダーのコピー方法は、マウスの右クリック操作で行う方法、エクスプローラーを2つ開いてドラッグする方法、そして「送る」機能でコピーする方法のご紹介。

ファイルやフォルダーの移動方法は、マウスの右クリックで行う方法とマウスのドラッグ操作で行う方法をご紹介しました。

ファイル(データ)こそが重要。

 

貴重なデータのコピーと移動はPCユーザーの必須操作です。正確で失敗のないよう心掛けたいものです。

 

いかがでしたでしょうか?

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