東京で働くビジネスパーソンに「移住を考えたことがありますか」のアンケートで、半数近くが「移住に興味がある」とラジオのニュースから流れていました。コロナ禍でテレワークなど働き方が柔軟になったといった環境の変化が、移住の可能性を高めているようです。機関誌「毎日が発見」の連載記事に「森永卓郎人生を楽しむ経済学」で、「大都市近郊より地方の移住が人気」と移住の様子を取り上げています。森永氏はそのメリットとともに田舎暮らしのデメリットも解説しています。本誌記事の要約をご紹介します。

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毎日が発見

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連載「生を楽しむ経済学」

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毎日が発見 2021年10月号 [雑誌]

本ブログでご紹介するのは、本誌連載の「森永卓郎人生を楽しむ経済学」の、今回の記事「田舎暮らしの問題点」から。大都市より地方への移住が人気を集める中、実際に田舎に暮らす際に問題が生じていることを、森永氏のわかりやすい表現で記事がまとめられています。

 

田舎暮らしにあこがれていらっしゃる方、移住や田舎暮らしを考えている方のアドバイスとなるはずです。

森永卓郎氏プロフィール

皆さんご存知の通りの森永卓郎氏。本誌のページにはプロフィールがありました。改めて引用してご紹介します。

~引用はここから~

もりなが・たくろう 1957年生まれ。経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。東京大学卒業。日本専売公社、経済企画庁などを経て現職。50年間集めてきたコレクションを展示するB宝館が話題。「なぜ日本経済は後手に回るのか」(角川新書)など著書多数。 引用元:「森永卓郎人生を楽しむ経済学」(毎日が発見2021年10月号P95)

~引用はここまで~

 

森永卓郎氏の分かりやすい解説に興味が湧きます。

※森永卓郎氏は「最大のカギは、首都機能移転だと私は考えている」と本書の「はじめに」より。失敗の要因である「官僚主義と東京中心主義」に迫る。地方の時代が実現するのか否か。なぜ日本経済は後手に回るのか (角川新書)

大都市近郊より地方の移住が人気を集めているがしかし

本誌記事によりますと、田舎暮らしを希望する人が急激に増えているとあります。どんな様子なのでしょうか。

大都市近郊よりも田舎が人気

田舎暮らしを希望する人が急激に増えているようです。具体的にNPO法人ふるさと回帰支援センターの東京情報センターの利用者数を具体的に挙げて注目しています。2014年度の1万2876件から2019年度には4万9760件と、5年で4倍に増えているとあります。

たしかに急増状態。

コロナ禍もあって、地方でもテレワークや在宅ワークを使って仕事を続けられるメリットも拍車をかけているという情報もよく聞きます。移住先人気ベストテンは、一位から和歌山、広島、佐賀、静岡、長野、北海道、山梨、愛媛、新潟、福島がランクインしていると記事は紹介しています。

 

自然が豊かで水や空気もおいしく、時間がゆったりと流れて人間らしい暮らしができる、田舎に暮らしたくなるのもむりはありません。

田舎暮らしはバラ色ではない

森永氏はこの田舎暮らしすべてバラ色ではないと問題提起を投げかけています。その第一理由は、テレワークが可能になっているとはいえ雇用の場が限られるということ。大都市のようにとまではいかないということです。

第二は物価が高いこと。特に中山間地域に行くと定価販売の小規模小売店しか商業施設がなかったなど、どうしても物価が高くなってしまうこと。第三は公共交通機関がほとんどないので、車が必要になり、その維持費もお金がかかること。不動産にかかるコストは格段に安くなるわけですが、その分を車などの費用がかかり生活費は都会と変わらなくなるといった具合に森永氏は注意喚起をしているわけです。

 

森永氏は田舎暮らしはバラ色ばかりではないと、田舎暮らしの問題にも目を向けようと投げかけています。

田舎暮らしの最大の問題

濃すぎる人間関係が最大の問題と森永氏。田舎では近所の人がいきなり家に入ってくるなど日常的。それが田舎のいいところと言えばそれまでですが、悪い言い方をすると、いつも相互監視がされている点。

さらに、消防団から道路整備、村祭りの準備、共有設備の管理など、本来の仕事以外に地域の仕事のほうが多かったりもすると具体的に田舎暮らしの大変さも取り上げています。

 

たしかに地域でやる仕事に参加しないと本当の意味での地元の人間にはなれない、生活文化の落差はかなりあるのも事実のようです。

お試し制度でお試し!?

田舎への移住は若いうち、少なくとも50代までには実行した方がいいと森永氏のアドバイス。どういうことなのでしょう。

田舎にいくなら50代

若いうちなら柔軟性が高く、地域社会に溶け込むことが容易だと森永氏。本誌記事では、村のお祭りの神楽を例にし、踊れるようになるためにも時間がかかるなど、若いうちにという理由が具体的に挙げられています。

本誌記事には、森永氏も40代のころ早期リタイアして田舎に移住を考えたそうですが、仕事が忙しくてそのタイミングを逃してしまったというエピソードも紹介されています。その代わり”トカイイナカ”へ移り、すっかり気に入っていると森永氏ご自身のプチ田舎暮らしも紹介されていました。

 

“トカイイナカ”という選択もあるのですね。

田舎暮らしに行く前に

最後に森永氏は、田舎への移住を考える方は事前に移住先がどういう文化かしっかり理解してからとアドバイスをされています。最近は、多くの自治体が「お試し移住制度」を実施。1年から2年住んでみて、地域の分化や暮らしぶりを理解すること。自宅を引き払うのはその後でも決して遅くわないと森永氏の記事は結んでいます。

最近は地方の人口減少対策も積極的に行われているようです。子育ての支援や、学費や医療費の支援、家を建てる資金の援助など、行政によるサポートも多々あるようです。また、 ワーケーションといった、 観光地やリゾート地で休暇を取りながらテレワーク(リモートワーク)する働き方を選ぶ人も増えていると聞きます。

 

大都市だけでなく地方に定着したり、”トカイイナカ”を満喫したり、ワーケーションなど新しい働き方や暮らしぶりなど増えている選択肢からじっくり選びたいものですね。

 

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私の感想

本誌記事を読んで、社会の変化をあらためて感じるとともに、若い世代の方々の新しい考え方やスタイルに驚いたり感心したりと思うことばかりです。

それにしても東京などの人込みと満員電車に毎日揺られて職場に向かう様子を見ると、地方で生まれ育ちシニア世代の今となっては、とても東京など大都市には住めないと思ってならない。それでも、地方の人口流出は都会へと向かい、高齢になればこそ都会で過ごした方がいいという声も少なくない。

本ブログを書いている今日は、まもなく衆議院選挙で騒がしい2021年10月22日。コロナ禍が要約落ち着いてきた今、地方の時代へと向かうのか、これからの日本の行く末を案じるばかりです。

 

そうだ、選挙行きましょう。

 

(marusblog記事紹介)

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今回のまとめ

ラジオ番組のニュースに「移住を考えたことがありますか」のアンケートに、半数近くが「移住に興味がある」と答えた東京のビジネスパーソン。実際に、テレワークを利用して地方に、田舎に移住する人も多い。

森永卓郎氏が連載している機関誌「毎日が発見」の「森永卓郎氏人生を楽しむ経済学」に、「大都市より移住が人気を集めている中、実際に田舎に暮らす際に問題を生じていると安易な移住に問題提起をされています。

雇用の場が限られている、物価が高い、公共機関がほとんどない、そして最大の問題は濃すぎる人間関係と紹介されています。

地方への移住、田舎暮らしへの移住にあこがれ、本気で検討されていらっしゃる方にこそ、本誌を手にとり読んでみたらいかがでしょう。本ブログは森永氏の解説の要約を一部引用にてご紹介でした。

お役に立つかどうかは分かりませんが、少しでも参考になればうれしく思います。

 

まじかに2021年衆議院選挙、日本が地方への時代へと舵を切るのか行く末を案じつつ選挙に出かけましょうとまとめです。

いかがでしたでしょうか?

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