あらゆるビジネスにおいて、コミュニケーションは重要な要素であることはあきらかです。スピードの要求される現代においては、簡潔かつ明確に相手に伝え理解してもらえる「伝える力」は、すべてのビジネスパーソンにとって必須というのはいうまでもありません。自分の言いたいことが確実に、効果的に伝える方法とは何か。そのヒントがここにあります、ご紹介します。

スポンサードリンク

ビジネスは30秒で話せ!

コミュニケーションの達人とは、自分が話すべきタイミングを知っており、自分の言いたいことを伝える機会を常に探している人だ。(本書引用)

自分の言いたいことが確実に効果的に伝えるツール

自分の言いたいことが確実に、効果的に伝えるツールとして著者が考案した「ダイヤモンド・モデル」が本書で解説されています。

これらの技術や考え方は、プレゼンに限らず通常の商談や会議、社内報告に連絡、相談など日常のビジネスに活用できる。ビジネスに結びつく雑談でさえも。

ビジネスは30秒で話せ! (短く、魅力的に伝えるプレゼンの技術)

著者のケビン・キャロル/ボブ・エリオットは、IBM、メリルリンチ等を顧客に持つスピーチコンサルティングおよびトレーニング会社創業者。ボプ・エリオット氏はGE等の米国トップ企業でも仕事を行うコミュニケーション・コンサルタント。

 

短く、魅力的に伝える技術、営業、プレゼンをされる方は必読の一冊です。

聞き手が聞きたいのは聞き手にとって知りたいこと

「あなたはビジネスプレゼンの目的を正しく理解できていますか?」と、出版社からのコメントが本書を手にするきっかけになるはずです。「聞き手にわかりやすく簡単に話すこと」「自分を魅力的に語ること」「聞き手に感動させること」などと考えがちです。それは違うのです。

話し手がいかに話し方の鍛錬をしても、聞き手にとってそれは「どうでもいいこと」にすぎない。聞き手が聞きたいのは聞き手にとって知りたいことだけなのです。このことを理解していないと、いくら準備してもリハーサルを入念にしても、聞き手の心に届かないどころか聞いてすらもらえない。(アマゾン「出版社からのコメント」引用)

 

本書は要約の技術ではなく、いかに短い時間でも話し手に共感と興味をもって聞いてもらえるかという視点で書かれています。

聞き手が最も知りたいことを明確に示す

米国史上最も有名なスピーチと言われるリンカーン大統領による「ゲティスバーグ演説」は、たった272語だ。

WIIFM=聞き手が最も知りたいことを明確に示す

「WIIFM」とは「What’s in it for me?」の略です。「それって私にどんなメリットがあるの?」という意味になります。ビジネスでよく使われています。聞き手が最も知りたいことです。

人は基本的に「自分に何のメリットがあるのか?」「そこから得られるものは何か?」「なぜそれを自分がやるべきなのか?」といったことを知りたがるというわけです。

つまり、聞き手に「WIIFM」を明確にしめすことができれば、相手への説得力が大幅にアップするということになります。

 

たくさんの情報が詰まっているだけではよい情報とは言えない。

ブロンクス動物園

エピソードが紹介されています。ニューヨーク市のブロンクス動物園でのできごと。この動物園にはアライグマ、スカンク、コウモリなど夜行性動物が収容されています。

入場者の列には注意書きがありました。「動物たちを怖がらせるので、展示場の中で走ったり叫んだりしないでください」と。残念ながら効果はありません。やがて、この注意書きの下に新たな言葉がくわえられた。

「動物たちは怖がると隠れてしまうので、みなさんは見ることができません」。成果は言うまでもありません。これこそが「What’s in it for me?」です。

 

コミュニケーションの達人は、聞き手に「WIIFM」を明確に示すのです。

ダイヤモンドモデル

実用的な「話しのパターン表」、それが「ダイアモンドモデル」です。

ダイヤモンドモデルとは!?

プレゼンを効果的に行うためなど、相手に理解してもらうことがとにかく重要です。ダイヤモンドモデルは、プレゼンを論理的に行うために話す内容の順番をモデル化したものです。

以下のような順番で話を進めていきます。

作成:管理者

はじめ、中、終わり

上記ダイヤモンドモデルの図を解説します。ダイヤモンドモデルの順番は、「はじめ、中、終わり」の順に構成しています。話の中間部分を3つのサブトピックに分けて色付けする工夫をします。

話のはじめは、聞き手の注意をひいて感心を持たせます。聞き手の注意をひいたところで話の主要テーマを簡潔に述べます。それが聞き手にとって大切であるかを明確に言い切る。これがはじめの部分。

中では、話の主要テーマについて詳しく話します。この部分を3つのサブトピックに分類して話します。「第一は…、第二は…、第三は…」といった具合で、終わりには再びサブトピックを要約して話します。「第一は…、第二は…、第三は…」です。

そして結論は、はじめの部分で述べた主要テーマを再表現し、聞き手のメリット「WIIFM」をハッキリ言い、アクションプランを具体的に提示します。参考サイト:ダイヤモンドモデルを意識してプレゼンのプロフェッショナルになろう!(マーキャリ編集部)

 

ダイヤモンドプランは、はじめのメイントピック、中の3つのサブトピック、終わりの結論とアクションプランの構成になります。

他者に伝える技術だけではない

本書で解説されているダイヤモンドモデルや技術は、他者に何かを伝える技術だけではありません。自分の中での「思考の整理」にも役立ちます。考えをめぐらせたりする時に、それをダラダラと線で考えるのではなく、簡単な言葉に置換えた上でダイヤモンドモデルに配置してみる。

コミュニケーションの達人は、自分が話すべきタイミングを知っています。自分の言いたいことを伝える機会を常に探している人です。日頃から「この場ではどんなメッセージを伝えるべきか」と、常に考えるクセを付けておくのも必要だと本社は紹介されています。

 

「ビジネスは30秒で話せ!」は、日ごろの思考と伝え方の鍛錬の賜物です。

 

※先払いサービス:『先払い』は取引先に送った請求書(※売掛債権)を買取り、最短60分で即日報酬をお支払いするサービスとなっております。『先払い』の利用後は、取引先からの入金後にyupに返金してください。 取引先に知られることなく手元に現金を獲得することができるので、立て替え資金や税金の支払い、冠婚葬祭などの突発的な現金需要に対応できます。

私の感想

話し方、伝え方の下手な私は、プレゼンどころか社内の報告でも上手に伝えることができずかなり悩んだ時期もありました。お客様に対して、ましてやプレゼンなどで相手に伝わるなどは気の遠くなるお話でした。

本書によって、「WIIFM」や「ダイヤモンドモデル」の考え方、技術を知るやぜひ使ってみようと意欲が湧いてきます。話し方、伝え方で長い間悩んできただけに、藁をもつかむ思いです。

最近はこうしてブログなどによる、つまりは文章での伝え方にも悩まされる日が続きます。本書の考え方と技術はもちろん、文章で伝える意味でも有効に機能するように思えます。

 

読者が知りたいことを書いて伝えることができたら、そんな自分になりたいものです。

 

(marusblog記事紹介)

英語は3語で伝わりますでいよいよあなたも英語が話せます-marusblog

人間関係のビジネスの成功者も「人を動かす」から学んだ人を動かす究極の3大原則-marusblog

人は繰り返す行動の総計成功者が実践しているそうだったのか7つの習慣-marusblog

今回のまとめ

あらゆるビジネスにおいて、コミュニケーションは重要な要素です。スピードの要求される現代においては、簡潔かつ明確に相手に伝え理解してもらえる「伝える力」は、すべてのビジネスパーソンにとって必須です。

あなたの「伝える力」は、自信がありますか!?

本誌では「WIIFM」についてまずは解説しています。「What’s in it for me?」の略で、「それって私にどんなメリットがあるの?」という意味になります。ビジネスでよく使われています。聞き手が最も知りたいことです。

そして、自分の言いた人は基本的に「自分に何のメリットがあるのか?」「そこから得られるものは何か?」「なぜそれを自分がやるべきなのか?」といったことを知りたがるというわけです。いことが確実に、効果的に伝えるツールとして著者が考案した「ダイヤモンドモデル」が本書で解説されています。ビジネスは30秒で話せ! (短く、魅力的に伝えるプレゼンの技術)

「WIIFM」を理解し、「ダイヤモンドモデル」を使って、あなたも伝えるプロになれるはずです。

 

いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます。人気ブログランキングに参加中。こちらクリックして頂けましたらうれしく思います。
↓↓↓

生活・文化ランキング

スポンサードリンク