新年度がはじまりますと、この機会に新しく管理職の立場になる方もいらっしゃると思います。お恥ずかしい話しその才能がなく、今考えると管理職には向いていなかった私などはとても苦労したものでした。もともとコミュニケーションが苦手でありましたから、管理職にならない方が良かったかもしれません。今回はそんな経験を交え、管理職初心者の皆さんに、反面教師として大切と思われることを感想を交えてご紹介したいと思います。
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管理者初心者の心得
無駄な報告書作りや会議など不要な仕事を増やしてしまうような管理職、そんな上司が近くにいませんか? 不必要な仕事を一日中続けて、それを部下に強要してしまうなんてことも。不必要な管理職と部下に思われないように、自身がそうならないためにもまずは管理者としての心得なるものを考えてみましょう。
そもそもの管理職の立場と役割
管理職という立場はそもそも、チームをまとめ成果を引き出す役割。それはマネージャーであり、監督でありコーチでもあります。マネジメントと言えばかっこいいのですが、日本語でいっちゃえば「上手にやりくり」ということでしょうか?なので心の準備が必要です。
自分のことが中心の個人戦から、団体戦のリーダーになるということ。
自分でやるのではなく、部下が成果を出しチームが結果を出すように。そのやりくりをこなす役割となります。コミュニケーションが下手で管理職の素質も理解もなかった私などは、ややこしい話しになるとあれこれと自分で片づけようとしてしまうばかり。
管理職失格者でありました。
上からの意向と下からの意見と、そんなものは元々一致するはずもなく。時に厳しく言いにくいこともしっかりと言い、怒るのではなく叱る必要がある場面ではきちんと叱る必用。また、チームの目的や目標もわかりやすく定めて、達成した時の喜びや社会的な役割もちゃんと共有したいものであります。
仲が良いチームという、居心地を追っていたのも失格でした。
管理職の人となり
人となりも重要です。管理職などになると余計にも「言行一致」が求められるということ。軸がブレっぱなしの私のような管理職では、まわりは振り回されて混乱してしまいます。まとまるどころかチームはバラバラ。こうなると収集がつかない。
有言実行は世界基準、どんなチームのリーダーにも求められます。
首尾一貫とした言動は、もっとも大切なリーダーの信頼につながります。場面場面で調子のいいことを言いまくったり、いい顔ばかりしていてはメンバーのチームの困難をぶち破れるわけがありませんね。なにが大切でいかなることが誤りであるか。
管理者の立場としてのルールをしっかりと持つことは重要です。
女性への配慮
女性と上手にコミュニケーションをとれる人というのは、それこそひとつの才能なのかもしれません。ここでも私は女性の敏感な感性にまったく気づく余地もなく、気がついた時には手遅れなんてことが多々ありました。女性のそれが上手な人がおっしゃる女性と上手にコミュニケーションをとるコツ。
女性がもつ小さな悩み小さな不満こそ小さなうちに解決してあげるべき。
平等という点も女性とのコミュニケーションは大切です。ちょっとしたことでも不平等に感じる女性は、モチベーションを下げてしまいますからヘラヘラしている場合ではないのです。細かいルールもしっかり決めて、すべてにおいて平等に接する。時にはちょっとしたお菓子の差し入れや、出かけた際には必ずお土産など気をつかうことは想像以上に大切でありますよ。
女性が多いほどきめ細かなルールと気遣いを。
私の感想
現場のことはわかりきっている、それなりの成果をあげてきたという自負のまま管理職を任された私は、その立場も役割の意味も曖昧なまま、自分の経験と考え方がすべてとばかりに振る舞ってきました。それゆえにチームがまとまり成果を上げるわけもありません。
常に不平不満が蔓延し気づいた時には収集がつかなくなっていた、そんな経験ばかり。
自分は管理職に向いていない、その能力が足りないということを理解したのは随分歳を重ねた後だったように思います。いや、能力というよりも考え方と気遣いの無知であったことが原因だったと今になって反省しきりであります。後に知る「強靭な足腰」と「大きな耳」という、管理職に求められるスキルについて知りはじめるが時はすでに遅しなんて具合。まさに不必要な管理職でありました。今とならば思うこともあります。
仕事においては管理職ならずとも、管理職なる心得は持ちたいもの。
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今回のまとめ
仕事におけるある意味スペシャリストで評価も高いからこそ、管理職として選ばれるケースが多いようです。当然、現場のことは誰よりもよくわかっています。となると、何をいまさらと人の話を聞く必要もなしなどと考えてしまいがち。ここに大きな落とし穴があるようです。
個人の成果を求めることができてもチームの成果の最大化という視点が身についていない。
仕事をこなす自分と、チームを率いる管理職はまったく違う仕事。上の意向と下の意見に惑わされず、向かうべき方向性を見つめる変わりない態度が必要になります。すべてをわかっていると思い込んで自分基準の独断的なリーダーシップを発揮しようとしてもうまくいくはずがありません。
優秀なプレーヤーであっても優秀なマネージャーになれない。
正しい姿勢と熱意と気遣いは、必ず信頼を築くことになります。管理職の大切なミッションは、視座を高めてチーム全体を見ること。視点を広めてメンバーや他のチームに自ら赴き、さまざまな意見に耳を傾けることが重要になるということであります。特に女性が多くなるとなおさら。平等と日々の気遣いは忘れてはなりません。
管理職という仕事の判断基準を自分自身に形作る。
今回は、管理職に向かない私の経験と感想を交えて、「管理職初心者が失敗しないための管理職の心得」のご紹介でした。少しでもなにかしらのヒントになればうれしく思います。
いかがでしたでしょうか?
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