50代からの生き方・暮らし方マガジン「ハルメク」の2021年121月号に、「家族も自分も後悔しない終活これさえあれば大丈夫」と題する終活特集の記事があります。「終活は今を生きる大人のたしなみ」と新鮮な視線でとてもわかりやすく参考になる記事内容です。たしかに本記事は終活をテーマにしているものの、それは現代に生きる生活の術を教えてくれているようです。そこで今回は、「大人のたしなみとしての終活について」の本誌記事を参考に現代に生きる生活の術たるやをご紹介します。
目次(ページコンテンツ)
家族も自分も後悔しない終活は「手続き」準備と「片づけ」だけ
終活を通しての現代に生きる術とはとてもシンプル。
終活は「手続き」と「片づけ」を大まかにしておけばいい
ハルメク(2021年12月号は、「家族も自分も後悔しない終活これさえあれば大丈夫!」と題して、終活特集記事が掲載されています。本誌の「これさえあれば大丈夫!」と強調している点は、「終活」を2つの視点でフォーカスしている点です。50代からの生き方・暮らし方マガジン「ハルメク」
その視点とは「手続き」と「片づけ」の2つだけ。これだけで家族も自分も後悔しないと断言している点です。さらに、『「手続き」準備と「片づけ」を「大まかに」しておけばいいのです』と言い切るのです。終活としてやった方がいいことを上げたらキリがないけれど、本当にやっておくことは実はそう多くはありませんと、相続・終活コンサルタント明石久美さん。・Facebook(明石久美さん)
そう言ってくださると少し肩の荷がおりて終活が身近に思えてきます。
終活はがんばり過ぎてもやり過ぎてもダメ。
ハルメクの手続きの考え方
死後に起きる家族の困りごとがわかれば、事前に準備すべきことが見えてくる。そこで本誌では、さまざまな手続きに関することに目を向けるのですと教えてくださるのが相続・終活コンサルタント明石久美さん。・Twitter(明石久美さん)
まずはお金、死後も請求書は届き支払いで家族が困るという場面。役所の手続きもさまざま、必要な書類を探す手間暇は想像を超える大変さ。葬儀やお墓に関する故人の要望が明確過ぎて、希望を叶えるために家族が右往左往。そして相続になれば手続きがスムーズに進まず”争続”に発展するなんてことも。もう踏んだり蹴ったり。
明石久美さん著書・死ぬ前にやっておきたい手続きのすべて
だからこそ準備すべきことは、家族が手続きをするために必要な情報をまとめておくこと。相続についてどうしたいか考えておくこと。そして、考えたことや情報の保管場所を家族に伝えておくことと、大切なポイントが3つと説明があります。
自分にしかわからない情報を整理しておき、わかりやすく保管しておくことです。(明石久美さん)
ハルメクの片づけの考え方
本誌は終活の片づけについて、それは”終わる”ためではなく”今の暮らし”のためと考えています。
普段からモノを増やし過ぎない暮らし方をおススメする一方、意外にも思い入れがあるものは逆にそれに向き合い、ムリに手放さず大切なものだけを残すべきと伝えています。捨てたら後悔してしまいそうなものを前にすると、片づけなきゃ余計に腰が重くなりついつい後でとなってしまう。
この思い入れがあって手放せないモノについては、そのモノへの”気持ち”を整理することからはじめることと本誌はアドバイスしています。そして「今の暮らしのための片づけ」は”捨てる”のではなく”運ぶ”つもりでとその考え方はとてもシンプルです。
~引用はここから~
(今の暮らしのための上手なモノの手放し方)
- 日常生活で使うモノの手放し方・モノはこれ以上増やさない、今あるものの量を減らす。
- 思い入れがあるモノの手放し方・無理に手放して後悔を増やさない、次に使ってくれそうな人に譲るなど無駄にしない。
~引用はここまで~
終活片づけは”終わる”ためではなく”今の暮らし”のためです。
終活は今を生きる大人のたしなみ
ハルメクの終活の考え方をご紹介します。
終活はがんばり過ぎてもやり過ぎてもダメ
自分はこう考える程度ならいいものを、終活をがんばり過ぎて残された家族に押しつけようとすると逆に家族を困らせてしまう。極めつけは「葬儀は行わなくていい」「お墓はいらないから散骨してほしい」というもの。一人で決めたとしても家族がそれを望むとは限らない。
家族目線で考えることが大切。自分の要望を実際に行うのは家族なのですから忘れないようにと本誌のアドバイスが光る。さらに手続きのコツは情報の残し方3か条としている。
~引用はここから~
(家族も自分もラクになる「情報」の残し方3か条)
- 残すべきは「要望」ではなく「情報」
- 情報は必要最低限、手がかりだけ残せばいい
- 情報の保管場所を伝える
~引用はここまで~
家族に迷惑をかけぬようと終活をがんばり過ぎるよりも、「情報の残し方3か条」だけで充分。情報の整理さえできていれば、いざというときに家族がとても助かるというわけです。
なるほど必要なことは手続きに必要になる情報の整理とその保管場所を伝えておくことなのですね。
まずやるべきはお金の整理
死後に必要になる手続きの多くはお金が関係しています。まずは元気なうちにお金の整理をはじめましょうと本誌で教えてくださるのはFPオフィスノーサイド代表橋本秋人さん。・Facebook(橋本明人さん)
特に本当に必要な整理に絞って行えば、そんなに大変なことはないと「これだけしておけばOK」と6項目を提示、詳しく解説されています。
~引用はここから~
- 銀行口座を2、3個に絞りましょう。
- 保険は医療保険や葬儀用に絞れば節約効果あり。
- 不動産はとにかく名義の確認を。
- 有価証券をリストアップ。高リスク商品は売却して確実な老後資金に。
- 意外と多い細々とした引き落としは通用で確認を。
- 見落としがちなネット銀行とネット証券、存在がわかるように家族に知らせてといったラインナップ。
~引用はここまで~
持っている資産と支払っている先、すぐにはわからない人は要注意です。
ぜったい必要な情報は「もしもの時に見てね」シート
情報を整理して記録するとなると登場するのが「エンディングノート」です。本当に伝えるべきことはエンディングノートよりも絶対必要な情報だけをA3用紙1枚の「もしもの時に見てね」シートですと教えてくれるのは、明石行政書士事務所代表で相続・終活コンサルタントの明石久美さんです。
分厚いエンディングノートは要らないとハルメクオリジナルの「もしもの時に見てね」、なるほどこれなら整理しやすいし手間もかからない、本誌必見です。
シートに書いた絶対に必要な情報は家族にとっても貴重な情報であるだけに、書いた内容はもちろん保管場所も家族に伝えておくことが鉄則です。定期的に見直して情報を最新の状態にしておくのも必須です。
絶対必要な情報はエンディングノートよりもハルメクオリジナルの「もしもの時に見てね」シートが保存版です。
悩ましいスマホやパソコンの中身
最近、終活で話題となるのは悩ましいデジタル遺品。そもそもIDやパスワードがわからなければ確認のしようもないもの。本人意外がこれを要求してもアウトであるだけに、家族は困り果ててしまう悩ましい問題なのです。
当然、事前の対策は今すぐにでも整理しておくことと、教えてくださるのは一般社団法人パソコープ理事で終活カウンセラーの柴田和江さんと、デジタル遺品を考える会代表の古田雄介さん。
やるべきことは、パスワードなどを残すことと家族に分かるよう整理することだけと2つを挙げています。1つ目は、スマホとパソコンのパスワードを紙に書き残すこと。2つ目はよく使うアプリやサイトを見えやすいところに集めておくことなのです。
デジタル遺品の探しかた・しまいかた、残しかた+隠しかた―身内が亡くなったときのスマホ・パソコン・SNS・ネット証券・暗号資産等への対応や、デジタル終活がわかる本
必見は古田さんおススメのスマホのパスワードを残すためのカード例。名刺くらいの厚紙にスマホの名前とパスワードを書いておくもの。通帳などの重要書類と一緒に保管しておくと、万が一のときに家族が把握しやすくとっても助かるというわけです。
悩ましいスマホやパソコンの中身の問題はパスワードを書き残しよく使うアプリやサイトを見えやすいところに集めておけば大丈夫!
忘れてならない個人情報の整理
本人の人間関係の詳細は本人しかわかりません。スマホなどで連絡先情報がわかったとしても、リストに並んでいるだけではその関係がよくわからないなんてことも。
本誌では「もしもの時に見てねシート」のほかに、連絡先や生前使っていたSNS、残したい写真など家族がこまらないためにしておくべき個人情報の整理方法もご紹介されています。こちらも必見、貴重な個人情報の整理ができるはずです。
「亡くなった方がスマホのアドレス帳をつかっていて、家族はアクセスできず、誰にも連絡することができなかった例があります」と話す、終活カウンセラーの柴田和江さんの事例は考えさせられます。
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私の感想
ハルメク(21年12月号)の本記事でいろいろ教えて頂いた終活の終活に対する考え方が、とても新鮮でわかりやすく参考になりました。どこか面倒で自分ではどうしたものかと悩ましく思っていたことが、本記事や著書にふれては終活に向けてやるべきことが明確になってきたように思います。
それにしても人ひとりが亡くなるということはやっぱり大変で、さらに歳を重ねるたびに考えさせられます。高齢になっての医療や病気のお金のこと、終の棲家のこと、おひとりさまの問題、ペットはどうするかなどけして他人事ではないと改めて理解した次第。日常の生活の中でこそ終活の準備取り組んでみたいところです。
終活以前に情報整理と片づけはしなければならない、自分にとっては生き方の問題なのです。
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今回のまとめ
50代からの生き方・暮らし方マガジン「ハルメク」の2021年121月号に、「家族も自分も後悔しない終活これさえあれば大丈夫」と題する終活特集の記事があります。「終活は今を生きる大人のたしなみ」と新鮮な視線でとてもわかりやすく参考になる記事内容です。それは現代に生きる生活の術を教えてくれているようです。
ハルメクの終活の考え方はとてもシンプル。
終活は「手続き」と「片づけ」を大まかにしておけばいいと。さらに、終活はがんばり過ぎてもやり過ぎてもダメ。まずはお金の整理から。そして、絶対に必要な情報は「もしもの時に見てね」シートに書いて整理する。
「もしもの時に見てね」シートはとってもシンプル。A3サイズ1枚、分厚いエンディングノートなんて要らないと断言。悩ましいスマホやパソコンの中身、忘れてはならない個人情報と、これだけやっておけば家族も自分も後悔しない終活になると、とてもわかりやすいりやすい。保存版になること間違いなし、おススメします。
終活は今を生きる大人のたしなみなのです。
いかがでしたでしょうか?
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