今回のテーマは怒りについて。人間だれしも怒りを覚えるのは当然。ここ数年はコロナ禍、狭い家の中で子供と夫と過ごす毎日の奥さんのイライラは頂点に達し、もうガマンできないやってられないなんて話は、すでに洒落にならないほど深刻などと話題にあります。とはいえ、怒りを起こさないようにすることは無理。それでも怒りを爆発させない、つまりはコントロールすることはできるようです。要らぬ怒りを抑える方法、手に入れたいものです。ご紹介します。

 

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その怒りは誰のせい

あなたは今、何を怒っていますか。

日常の怒り

怒りなんて、もう日常茶飯事。

あえて言うまでもなく、思い出しただけでイライラ。

 

腹が立つ。

  • スーパーのレジまち、やっと自分の番だと思いきや会計にもたつくお婆さん
  • ゲームばかりで親の言うことまったくきかない子どもたち
  • 休日はいつも家でゴロゴロの夫
  • 渋滞時、目の前に割り込んでくるドライバー
  • パワハラ、セクハラ気味の上司
  • etc・・・

 

あぁ、イライラ腹が立つ。

もしや怒りの原因は!?

頭にくるばかりの毎日。

気になることばかりでイライラがおさまらない。

 

ところで、

  • なんでも親の言うことを素直に聞いて勉強する子どもがいますか
  • 「いいよ、家事は僕がやるよ」と、笑顔で何でも家事を手伝ってくれる夫っています
  • 渋滞中のあなたの車の前だけは、どなたも遠慮して「お先にどうぞ」って言うだろうか
  • なにも言わず仏様のようにいつも微笑む上司がどこにいるのでしょうか

 

さて、怒りの原因のこと。

 

それは、あなたのお子さまでもご主人でも上司でもない。

渋滞時に突然に割り込むドライバーでもないのだとしたら。

 

実は、

  • イライラするのも怒りを覚えるのもあなたの仕業かも

 

あなたが怒り狂うのはあなたのせい、だとしたらあなたはどう思われますか!?

怒りに翻弄されない生き方

怒りは、そのメカニズムを知りコントロールすることができるのです。

引用元:「もう怒らないための本」(精神科医和田秀樹著)

怒りのメカニズム!?

怒りにはメカニズムがあるのです。

 

(本書を引用してご紹介)

 

とならば、

  • 怒りのメカニズムを知る必要があります

 

怒りのメカニズムとは人の脳に秘密が隠されているのです。

怒りのメカニズムとは

怒りと人との関係とはいったい。

怒りと脳と、そのメカニズムとは。

 

例えば街を歩いていると、見も知らぬ人からいきなり文句を言われる。

あろうことか、突然、殴られてしまったらどうでしょう。

 

カチンと誰しも頭にくるのは当然。

 

この怒りは実は、

  • 人間の大脳辺縁系がカッとする反応を示している

 

一方、人の脳には大脳皮質という部分があります。

 

ここは人間的な脳で、

  • この相手に喧嘩して勝てるのか
  • 警察沙汰になって面倒なことにならないかと
  • いきなり衝動的な行動にならないよう抑制する働きがある

 

つまり、

  • 大脳辺縁系は無意識にカッとなるアクセル
  • 大脳皮質はそれを抑えようとするブレーキの働きをする

 

このブレーキ力を活性化して怒りをコントロールすることができるというのです。

怒りをコントロールする方法

怒りをコントロールする主な方法をご紹介します。

3秒深呼吸

怒りのブレーキ役のはたらきを見せる大脳皮質は、ある特徴があります。

 

実は、

  • 酸素が増えると活性化する

 

とならば、イラっとしたタイミングで酸素を意図的に送ってあげる。

怒りを抑えるブレーキがよりはたらきやすくなると。

 

和田氏は提言します、

  • 3秒深呼吸がおススメ

 

そもそも怒りを感じた瞬間に呑気に複雑な対処方法なんてできないのも事実。

そこで、誰にでもすぐにこれだけって方法ならできる。

 

それが「3秒深呼吸」。

 

さらに、

  • 怒りを感じた時に、「3秒深呼吸」を思い出すだけでもいい

 

「イラっとしたら深呼吸」、唱えるだけでも効果があるのです。

口や胃への刺激で怒りのモードをオフにする

それでも、なかなか怒りがおさまりきらない時もあります。

こんな時は奥の手を使います。

 

それは、

  • 甘いものを食べてみる

 

甘いものを食べるとすぐに血糖値が上がり、ポジティブな感情が生まれやすい。

ましてや、甘いものを食べる時は無邪気な気持ちにさせてくれる。

 

だから、

  • 怒りのモードをオフにしてくれるよい方法なのです

 

甘いものの思いでは楽しいものが多い。

また甘いものをおいしく食べただけでも幸せを感じる。

 

怒りのモードにオフにするのは、それなんであります。

 

また、

  • 怒りで興奮している交感神経をリラックスのときなどにはたらく副交感神経が抑えにまわる

 

何かを食べて胃に刺激を与えることで副交感神経を刺激する。

すると、交感神経に興奮を抑える効果もあると医学的根拠に基づいているのです。

 

怒りが続いている時は、大食いしてそれを抑えるなんてのも理にかなっているのです。

待つ時間を「自分時間」にして怒りをコントロールする

コンビニのレジなどで思いがけず時間がかかってイライラすることってあります。

 

コンビニのレジくらいならまだしも。

病院などの待合室で延々と診察の順番を待たされるってことも。

 

せっかちな人にとってみれば、そんな場面に遭遇でもしたら怒りは頂点に。

 

そんなときは、

  • 待つ時間を「自分時間」にするのです

 

本を読む時間にあてたり、サイトやメールをチェックしたり。

連絡の必要なことはこの時間に連絡を取ってしまうとか。

 

待っている間イライラしても何も生産性は生まれません。

自分時間にすればいろいろと自分で活用することができる。

 

  • 自分の時間にしてしまえばこっちのもの

 

ムダな時間を自分時間にすればイライラなく生産性をあげることができるのです。

今回のまとめ

今回はここまで。

 

怒って得をすることなんてないのです。

本書には、ちょっと視点を変えてみるだけで怒りは収まる方法が満載。

 

いつも怒っている人になりたくない。

やがて、怒れる高齢者にもなりたくない。

 

まさに、

  • 今こそ身につけたい怒りに翻弄されない生き方がここに

 

本書のエッセンス、この機会に怒りに翻弄されない生き方を手にされてはいかがでしょうか。

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

少しでもヒントになればうれしく思います。

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