もっとスイスイと勉強ができたらいいなぁ、がんばらずに勉強がさっさとできたら。なんて夢のようなことを願ったことってありませんか?「頑張る人」ほど勉強の成果は上がらない、ネットサーフィンするみたいな勉強法。この勉強法が効果があると推奨しているのが、「ゼロ秒勉強術」の著者である宇野出雅巳氏。今回は、スイスイ覚えられる「勉強しない勉強法」をご紹介します。

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頑張る人ほど成果が上がらない理由とは

資格の取得を目指し少し勉強でもしてみよかとチャレンジするものの、社会人になって試験勉強、仕事と両立は大変です。とはいえ、努力して勉強しないと資格を取得することもままならず、失敗と挫折を抱くばかり。やっぱり努力が足りてないとの結論にもがいてばかりで成果が上がらない。

 

そもそもなぜ、頑張ろうとしても成果があがらないのか?

 

頑張って勉強しても長続きしない

ゼロ秒勉強術の著者”宇野出氏”は、「頑張って勉強しちゃダメ」と言う。宇野出雅巳氏は東京大学経済学部を卒業。米国を留学してMBAを取得されていらっしゃる。その宇野出氏のアドバイスが「頑張って勉強するな」というのです。

多くの人は肩ひじ張って気合を入れて勉強しようとする。その気持ちは素晴らしいが、意気込みが強すぎるとかえって勉強が長続きしない。

 

(宇野出氏の間違いだらけの勉強法)

  1. 頑張って勉強する
  2. じっくり精読する
  3. ノートに整理する
  4. ズルせず習得する
  5. 1人でコツコツする

 

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間違いだらけの勉強法では、頑張りすぎて集中力が途中で切れてしまうというのです。

 

頑張って何かをがまんすると次は我慢できなくなる

上記5つの間違いだらけの勉強法が、普通、勉強の基本中の基本でないかと思いきや、宇野出氏は真っ向から否定してます。

張り切って頑張っても続かなければ意味がない、だから気軽に頑張りすぎないことがコツだと。ましてや1ページからじっくりと精読するそのやり方も、まったくの非効率的。

 

そのうち勉強するのが嫌になる。

 

 

最近の認知科学の研究では、集中力や生産性の向上のための「意志力」という概念が注目されているとも。これは、「何かを我慢すると、その次は我慢できなくなる」というモノらしい。勉強の挫折もこれが原因。つまり、勉強を継続して行うためには意志力を節約することが重要だというのです。コツは徹底的に勉強のハードルを低くすること。

 

教材やテキストのページを楽な気持ちでめくり頑張ってわかろうとしないこと。

 

勉強しない勉強法とは!?

とはいえ、テキストも読まず勉強もしないというわけにはいきません。だとすると、具体的にどう実践すればいいのでしょうか?

 

飛ばし読み!

まずは「飛ばし読み」。教材やテキストなど読む気がしないところ難しいところはさっさと飛ばし読みでOK!1ページの端っこから端っこまで隅々まで精読したところで疲れちゃう。

それよりも飛ばし読みしでさっさと読み飛ばす方がほっぱど効率的。いきなり細かに理解しようとせず、いっそのこと目次や見出しなどをざっくりと読むことが基本と宇都出氏は言う。

 

それにしても、こんな読み方で勉強になるのか!?

 

繰り返し読み!

そんな程度の荒っぽい読み方で果たしていいのかと疑問も残るのでありますが、実はこれが理にかなっているらしい。そもそも人の脳は一度にある一定量の情報しか入らない。ムリして詰め込んでも意味がないというわけです。

ムリに詰め込もうとすれば脳がフリーズ状態になる。長時間勉強しても無駄が発生してしまう。飛ばし読みは脳への負荷が低く、短期間集中することができ全体像をつかめ安くなる。こうして小さな記憶を少しずつふやしながら、さらに繰り返して読む。

 

「繰り返し読み」で情報がしっかりと記憶に定着して知識になるというわけです。

 

ネットサーフィンのイメージで!

テキストをついつい1ページから順番に精読していかねばならないと思い込んでいる人が多い。さらに難しい場面でもなんとか理解しようと頑張って取り組んでしまうから時間ばかりが経過してしまう。これが行き詰まり、途中で放り投げてしまう原因になる。

ネットサーフィンをする感覚でテキストを読んでいく。ネットサーフィンは、ウェブページの閲覧を、各ページを興味の赴くまま次々に表示して閲覧していく読み方。テキストの読み方もこれと同じイメージで、テキストをブックサーフィンしていくということ。

 

ブックサーフィン式ならすぐに勉強をはじめられ勉強をしなくちゃという重圧も大幅に軽減できる。

 

ノートはとらない!

ノートにきれいに整理するなどもダメ。宇都出氏はどこまでも効率を目指す。ノートをとるよりもテキストに付箋でメモを貼る程度で十分だというのです。ノートにきれいにまとめることで満足してしまい、時間ばかりをかけて結局繰り返しの勉強ができないのはナンセンスというわけだ。

それよりも付箋を使って、必要なメモはノートではなくテキストにダイレクトに貼っていく。テキストを見ながら同時にメモもチェックできることで情報が記憶に定着しやすい。

 

一石二鳥の勉強方法になるというわけです。

 

過去問よりも解答を読め!

試験に臨むためには過去問題をこなすことは必須であります。ところが、わからなかった問題に時間をかけて懸命に取り組むのも時間のムダ。分からなきゃとっとと解答を見て解説文こそ熟読する方がいい。この方が出題の傾向やよく出るキーワードなどもつかめより実践的。

先に答えを見ちゃうと勉強にならないと思う人も少なくないでしょうが、遠慮なく解答を観ることで「なんだそういうことか」なんて、逆に理解が早まりどんどん勉強もはかどるというものです。

 

いっそのこと解答・解説を読むことで早くに理解が深まる。

 

私の感想

ここだけの話ですが、私は中学生のころから間違いだらけの5つの勉強法の実践者でありました。小心者でまじめでしたから、とにかく本をじっくり読まなきゃ、勉強時間を作らなきゃと焦るばかり。そのくせ、全然覚えられないし、頭に残らず時間ばかりがかかる割に成果に結びつかないと、それはそれは悩ましい問題でありましたっけ。

 

宇野出氏の提唱する勉強しない勉強法なるものはまさに私の勉強方法の真逆。

 

 

そんなんでいいのかなと思いきや、実際にやってみると勉強のスピードを実感できる。これがやる気にもつながる感覚はとても新鮮でありました。長続きしなかった自分のおろかな勉強法は、自分に能力がないからじゃぁなくてやり方が間違っていたんだと今さらながら知ることに。

 

もっと早くに知りたかった。 (@_@。

 

 

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今回のまとめ

頑張って勉強をはじめてもすぐに続かなくなって意味がない。じっくり精読するよりも飛ばし読みでさっさと。ノートに整理するよりもテキストに付箋を貼るなどで十分。そのかわりに「繰り返し読み」で情報を少しずつしっかりと脳に入れて理解を深める。

よくわからなかった過去問を理解しようと奮闘することもなく、さっさと解答を確認して解説を精読する方がよほど身につく。こうした宇野出氏のハードルを下げた勉強法は、勉強やってみようかと思えるほど勇気をいただいたようでもありました。

 

勉強しない勉強法、やってみる価値があるようです。

 

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