こんにちは、小林 丸です。先日、知人が突然、独立して開いたお店の作業中に心臓発作で亡くなってしまった悲しい知らせがあり考えさせられました。
突然のことであり、まさかのことでもあり、信じられない思いが今でもぬぐえません。
お通夜、葬儀告別式を終えて思うことは、あたり前ですが人は誰しも死んじゃうということ。そう、死ぬということは特別なことでなく、ある意味身近で誰しも起こるあたり前のことだと思い直すと、改めて生きている意味とはと考えさせられます。
人も死んじゃうんだ。命には限りがあるだ。そう思い知らされる場面でもありました。
ならば自分の死とはなにか、いつ、どこで、どのようになんて・・・、分かるよしもありません。そこで、いつ死んでも家族にまわりに迷惑をかけないようにと、それこそ「終活」とか、「エンディングノート」とか、人生の終わりを事前に準備するというブームがあるようです。
「エンディングノート!?」なんて聞いたところで、いつくるかわからぬ死ぬ準備のためにノートをしたためておくなんかは到底考えたくもないし面倒でもあるし、考えられないことだと思うのが普通の成り行きというもの。
まだ、そんな歳でもないし・・・。
ところでエンディングノートを書いてみると前向きな気持ちになると意外なコメントを耳に。ちょっと、チェックしてみたくなりました。
スポンサードリンク
そもそもエンディングノートとは?
エンディングノートは、ノートです。(笑い)
何のノートかというと、自分が亡くなった時に口では語れない自分の人生や家族への思いを、残された家族や遺族にに伝えるノート。
また、家族もあまり知らなかった子供の頃からの経歴、友人・知人などの交流関係。マイナンバーに銀行口座などの個人情報、自身の葬儀や葬儀後の希望、法的な力はないけど相続などの後始末への思いなどなど。
残された家族にとってみれば、それらがまったくわからないよりも、ある程度整理されていれば何かとたすかります。最近では、故人が使っていたインターネット上のパスワードがわからなくて、解約などの手続きができず大変困ったなんて話しも聞きます。
やっぱり、ノートがあればそれでも参考にはなりますね。
実際に家族が亡くなり葬儀の準備をしなくてはなんてことになったら、ましてや故人の考えや思い、大切な情報がわからなければ、何かと混乱しますしまとまらず、ちょっとしたトラブルになるなんてことも想像できます。
そんな時にエンディングノートなどがあれば、最終的には故人はこう申しておりますのでとなり、水戸黄門ノこれが目にはいらぬかではないですが、その場を丸くおさまりやすいっていえばそうなるのかもしれない。
緊急時には、個人情報の確認も大変ですしね。
だけど、そのためのだけのノートがエンディングノートなの?と疑問も残ります。
エンディングノートはなぜ前向きになれるのか?
人は過去を振り返り、過去を整理することで前向きな気持ちになるのだと。
過去を振り返るとどうしてそうなるのか、いまここでは説明ができませんが、過去を振り返らずして未来は見えないというのはわかるような気もします。
前の記事で産業カウンセリングの資格を取得した際、実際のカウンセリングでクライアントが悩みを解決するプロセスには、いったん過去を語りだすと記事にしました。過去を振り返ってこそ前向きな気持ちへとつながると学び、実際にカウンセリングを行った際に体験したこともあります。
エンディングノートのよさは、自分の人生そのものを整理することで気づき、過去と今とこれからを考えなおすノート。
そして情報を整理するということだけでなく、頭に心の底に潜んでいた過去や思いを文字で見えるようにして吐き出してこそに効果があらわれるようです。
そう、吐き出すとどうなるか?気持ちが楽になる、体が軽くなる感じ、そして前向きな明るい気持ちへとつながるというわけです。
エンディングノートで家族が困ったこと
エンディングノートは遺言と違い、法的拘束力がないということを理解しておかないとどうも落とし穴があるようです。
たとえば、遺産相続のことを書いても結局のところ意味ないのに、残した気持ちが混乱を招くというパターン。
ありそうですね。
専門家によりますと、遺言書のように法的拘束力はなくとも、遺産分割の内容に補足をつけることができるんだそうです。
これを付言事項というんだそうです。
エンディングノートは、この付言事項として自分の意思をよりよく伝える手段と考えるといいようですね。
そうそう、葬儀やお墓のことなど送る側、見守る側の気持ちも考えずに、自分だけの勝手な考えでああするこうしてと綴ったとしても、残された家族の立場もあってどうしようなんてこともあるんだとか。
事前によく家族とも相談した上で、少し自分の思いや考えを添えておくという姿勢も必要のようです。
今回のまとめ
エンディングノートで前向きになるとは、人生を振り返ることで自分自身が気づかされることのようです。
自身の棚卸と表現する方もいらっしゃるようですね。
- もう一度やってみたかったことの気づき。
- 忘れていた大事なことへの気づき。
- 伝えておきたいことの整理
- 心とモノと情報の整理
人生の棚卸、人生の整理整頓、それから遺言の準備にもと、正しく理解して書いてみることに意味があるようです。
エンディングノートは市販でいろいろな種類があります。実際に手を取り、まずは書きやすいところから書いてみる。我が家の家系図なんてのも作ってみると新たな発見がありますよ。
今回はエンディングノートについて考えてみました。
いかがでしたでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございます。人気ブログランキングに参加中。こちらクリックして頂けましたらうれしく思います。
↓↓↓
人気ブログランキング
スポンサードリンク