バカな人は、自分の知らない世界を知ろうとしない。賢い人は、自分の知らない世界を理解しようと努力する。現代人はいつのまにか自分の周りにさまざまな壁を作ってしまい、一元的な見方しかできなくなる。無意識に作ってしまう壁こそが「バカの壁」(著者養老孟子)。スマホ片手の現代人にこそ読み直すべき本であると「バカの壁」を要約してご紹介します。

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419万部の大ベストセラー

養老孟子著「バカの壁」は419万部、平成で最も売れたビジネス書なのです。

バカの壁

「いくら話をしてもわかってもらえない」、「想いがどうしてもつたわらない」、そんな経験は誰しもあります。コミュニケーションの問題を解決した異例のビジネス書。だれもが感じているモヤモヤとはこのことだった。

「人間というものは、結局自分の脳に入ることしか理解できない」。これが著者養老孟子氏の言うところの「バカの壁」であります。

本の帯には「話せばわかるなんて大うそ!」と、タイトルも合わせて世間に喧嘩を売りまくっているかのように思えるのですが、けしてそうではありません。人間の脳のなかでの情報処理について、かみくだいた語り口調で解説しているのです。

 

「人生でぶつかる問題に、正解なんてない。とりあえずの答えがあるだけ」と、目からウロコが落ちるのです。

養老孟子氏

人間には「バカの壁」があると指摘する養老孟子氏。

あいつは俺よりも劣っていると思うと、相手の知力や能力をバカにしたくなる。すると、相手から学ぼうなんて気はさらさらなくなってしまう。これが「バカの壁」だと。

「バカの壁」のバカとは、単に頭が悪いということではないのです。人は相手をバカにする理由を探すばかりでまともに聞こうとしなくなる、誰しもがもっている壁。けれど、これはとってももったいないこと。

 

どんな人の、どんな言葉にも、新しいアイディアとヒントが隠されているのだから。

 

(著者プロフィール)

1937(昭和12)年、鎌倉生れ。解剖学者。東京大学医学部卒。東京大学名誉教授。心の問題や社会現象を、脳科学や解剖学などの知識を交えながら解説し、多くの読者を得た。1989(平成元)年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。新潮新書『バカの壁』は大ヒットし2003年のベストセラー第1位、また新語・流行語大賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞した。大の虫好きとして知られ、昆虫採集・標本作成を続けている。『唯脳論』『身体の文学史』『手入れという思想』『遺言。』『半分生きて、半分死んでいる』など著書多数。

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「バカの壁」の3つの特徴

バカな人は、自分の知らない世界を知ろうとしない。賢い人は、自分の知らない世界を理解しようと努力する。現代人はいつのまにか、自分の周りにさまざまな壁を作ってしまい、一元的な見方しかできなくなる。無意識に作ってしまう壁こそが「バカの壁」です。

わかった気になる

観て聴いて完全にわかった気になるバカ。もちろんわかっているわけではなく、わかったような気になっているだけ。そして、自分に関係のない情報をとっとと遮断してしまう。

こうして、自分には関係ないと思った瞬間に「バカの壁」がそびえたつ。バカの壁に囲まれて、その向こうにある真実を見ようともせず、知識を広げる幅を日々逃してしまっている。自分には関係がないと思った瞬間にバカな壁がそびえ、想像する力さえ失ってしまうのだと。

 

バカな人は、バカの壁の向こうの自分の知らない世界を知ろうとしない思考停止の状態である。

個性を大事にしたがる

「自分らしく生きる」とか「独創性」を大事にしがちな風潮があるなか、成功者は人と違う個性を伸ばしたから成功できたともよくいいます。ところが、著者養老孟子氏は「個性を伸ばせ」なんてのはうそっぱち!とハッキリと切り捨てています。

個性は個性でも成功する人の個性とは、世間の皆が理解できる喜ぶものに限ると。

脳科学者の著者養老孟子氏は、そもそも個性なんてのはめちゃくちゃ曖昧なもの。個性をグイグイ伸ばせば周りの人から迷惑がられるだけ。大切なのはわけの分からない個性なるものを伸ばすことではなく、人の気持ちを想像できる個性(力)を磨けと解説してるのです。

 

よくわからない「個性」を最優先しているヤツが一番バカ。

正解は一つだと思いがち

世の中に唯一無二の答えがあると思っている人の陥る先には悲惨な現実が待っている。唯一の正解を自分たちだけがもっているという狭い狭いバカの壁に閉ざされ信じ込んでしまうと、唯一の正解をもっているのは自分たちだけ、周りの人は間違っていると信じ込んでしまう。

こうした原理主的思想は、テロリストを生み宗教戦争につながり自分が損をするだけでなく多くの人を傷つけてしまう恐さがある。

ビジネスの世界でも確実な正解を求めるのではなく、「もしかしたら・・・」と仮説を立てる力、発信する勇気、誤りに気づけばすぐに引き返すフットっとワークが求められていると著者養老孟子氏は教えています。

 

世の中、100%うまくいく確実な答えなんかないのです。

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バカにならないために

人は無意識にバカを選ぶ、バカの方が楽だから。

バカの壁を登ろうとしない人はおバカな人

人は無意識にラクな方へと流される。

自分で時間をかけてあることを調べて求めるよりも、ググった方がある意味確かで速い。自然体で普通に生きているそのさまを「あなたらしい」と評価されるとうれしくなる。しんどい努力をして遠回りするよりも、判断に悩んでしまうよりも、すでにその道で成功した人のノウハウを教えてもらった方がときに正しくもあり手っ取り早い。

 

どれもたしかに楽チンだがメリットもあると思いますか!?

バカの壁を越えようと努力する賢い人

養老孟子氏はバカの壁を登りその先の未知なる世界を知ろうとする賢い人になるためには、まさに危険をともなうとてもしんどい崖登りだと。それでも、その努力を怠りバカの壁から手を離してラクを選択する人は地に落ちるようなものだと恐ろしくも語っています。

 

賢い人、成功する人は間違いなくバカの壁を越えようと努力する人である。

バカとつき合うな

堀江貴文氏と西野亮廣氏著「バカとつき合うな」は200万部も突破しています。本書では3つのバカを語っています。

 

(3つのバカ)

  1. バカばっかりの環境に居続けるバカ
  2. 人と同じことをやりたがるバカ
  3. 孤独を怖がるバカ

 

運のいい人や成功した人はけして運任せにせず、より良い環境に向けられるように情報を自ら取りに行っている。情報があるから想像できる、自分で求めているから環境も変えられると堀江氏

人と同じことをやることはラクだが、それだけ競争が激しい。わざわざ競争が厳しい環境で勝負するよりも、人と違ったことを目指す勝負をした方が勝率はグッと上がると西野氏。

人間関係なんて常に変わり続けるものである。サラリーマン時代の人間関係なんて会社の用意した他人の時代。会社を定年にでもなればつまり他人の時間が終われば同時に失う人間関係に過ぎない。そんな人間関係を失い孤独になろうがなるまいが気にする必要はまったくない。

本当にやりたいことをやっていれば自然にそれにふさわしい人間関係が広がっていくと両氏は語っています。

 

バカな人に腹を立てたり向き合うのではなくスルーすればいい!

私の感想

本書が発行された平成の時代でもなかなかインパクトのある「バカの壁」でしたが、インターネット環境が整備された令和の今だからこそさらに「バカの壁」は誰しもに高くそびえるように思えます。

著者養老孟子氏のインタビューや講演の様子など動画などで知る機会も多くありますと、やがて養老氏の解説は仏教のお釈迦様の教える真理に近いものがあるかのように、壮大で深みのある人間の本質を語ってくれているように思えます。

コロナ禍で悩みが尽きない昨今では、間違った情報を断定的に信じては誤った判断を下してしまっている人も少なくないようで、まさに今こそ「バカの壁」を理解すべきと思うわけです。

 

現代人に必要な情報リテラシーの必要性をあらためて考えさせられます。

 

(marusblog記事紹介)

思考力が確実にアップするゼロ秒思考のメモの書き方-marusblog

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今回のまとめ

バカと呼ばれる人と賢い人の間には「バカな壁」が存在している。この壁は、自分の知らない世界を知ろうとしない壁である。「バカの壁」の著者養老孟子氏は、おバカな人には3つの特徴を指摘。

 

(おバカな人の3つの特徴)

  1. 自分には関係がないと情報を遮断し、ググった情報だけでわかった気になりがちな人。
  2. わけのわからない自分の個性なるものを大事にして、相手の気持ちを分かろうとしない人。
  3. 唯一無二の答えがないこの世の中で、自分だけがその答えを持ってていると思いがちな人。

 

しかしながら、バカの壁を越えて賢い人になるためには、高くそびえる壁を超えるには危険をともなうしんどい崖登りのようだと養老孟子氏は解説しています。

無理して壁を越えようとせず、インターネットの普及が高い現代だからこそ効率よく情報を知りラクをするのも悪くないと思う反面、堀江貴文氏と西野亮廣氏の著書「バカとつき合うな」に搭乗する3つのバカにも考えさせられるのでした。

 

(3つのバカ)

  1. バカばっかりの環境に居続けるバカ
  2. 人と同じことをやりたがるバカ
  3. 孤独を怖がるバカ

 

運のいい人や成功した人はけして運まかせにせず、より良い環境に向けられるように情報を自ら取りに行き、情報があるから想像できると堀江貴文氏の解説。

 

やはり「バカの壁」の内側でラクをしていてはいけないと、養老孟子氏と共通してくるのでした。

 

いかがでしたでしょうか?

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