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今年の夏も猛暑が続くのでしょうか?熱中症に注意とする声が余計にも大きく聞こえます。ところで今年は今までと様子が違う熱中症の注意が必要のようです。それもそのはず、コロナ禍の中この暑さでもマスクの着用が求められているのですから大変です。もうすでにマスク着用したまま激しい運動で命を落とされたという痛ましい事故の報道もありました。とても他人事ではありません。そもそも熱中症とは!?コロナ禍マスクでも熱中症にならないをお伝えします。

 

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熱中症は増加傾向

熱中症とは暑い環境で生じる健康障害の総称で、熱射病なども熱中症の種類のひとつ。めまいや立ちくらみから、意識障害や全身けいれんと重症化していきます。

熱中症は増加傾向にあると報道されています。

(参考サイト:環境省「熱中症予防情報サイト」)

熱中症搬送人数も増加傾向

2019年を振り返っても、総務省消防庁の熱中症による救急搬送状況を発表では、夏前のこの時期にすでに昨年より増加傾向と、かなりハイペースで熱中症搬送されているとありました。

同庁によりますと、先週1週間に熱中症で救急搬送された人数は、全国で1227人でした(速報値)。その前の週(13日~19日)と比べるとその人数はほぼ横ばいとなりましたが、これまでの累計数をみると、去年よりも早いペースで増えています。

サイトの記事では西日本では去年の倍近い所もあり、西日本を中心に去年よりも増えている県があると。また、夏前の記録的な高温も影響しているようです。

4月29日からの救急搬送された方の人数の合計は、全国で5832人(速報値)となりました。去年は、統計を取り始めた4月30日からこの時期までの合計人数は3974人でしたので、今年はすでに去年の同じ時期の約1.5倍に。去年よりも早いペースで、熱中症救急搬送人数が増えていることになります。これは、今年は5月に北海道で最高気温39.5度の記録的な暑さとなるなど、夏を前にしてかなり気温が高くなったことが影響していると考えられます。

タマタマ

2020年はコロナ禍の中、ヤバイ!

はこ君はこ君

搬送される症状はどんなものか気になるところじゃ。

 

熱中症の症状と重症度

熱中症の症状はいきなりではなく、段階をへて重症に向かうようです。症状と合わせて重症度。

参考サイト引用して図にしてみました。(・。・)


図のように、熱中症の重要度は大きく三段階。めまいや立ちくらみから足の筋肉がつったり、そのうち頭痛やおう吐などしてぐったりしてしまう。やがて意識障害や全身のけいれんと重症化に進むというわけです。重症の症状からときに死につながることもあるというから大変。

めまい、立ちくらみなどちょっとした異変に敏感にならなくちゃ。(・。・)

 





 

熱中症の発生状況

国立環境研究所のサイトには、
性別、年齢階級別患者数、発生場所などがまとめられて参考になります。

性別・年齢階級別患者数

性別と年齢階級別での患者数には特徴が見られます。

性別では男性が全体のおよそ3分の2を占めています。年齢階級別に見ると、男性では19~39歳、40~64歳、65歳以上がそれぞれ25~30%を占めているのに対し、女性では65歳以上が過半数を占めています。人口当たりの患者数は、65歳以上が最も多くなっています。

タマタマ

男性の方がずいぶんと多いなんて知らなかったニャ~。

はこ君はこ君

65歳以上が多いというのも注目じゃぁ!

発生場所

多くは学校、作業場、自宅での発生が多くなっています。

つまり、発生場所は年齢によるものの意味合いも含んでいるようです。

19~39歳、40~64歳では屋外での作業中を中心に比較的多様な場所で発生していますが、7~18歳では学校、特に運動中、65歳以上では自宅(居室)での発生が特徴としてあげられます。

タマタマ

なるほど若い人は学校の運動中、働き盛りは屋外がキケン!

はこ君はこ君

65歳以上は自宅が多いなんて驚きじゃぁ。

日高高気温別発生率

熱中症の原因となる暑さの要素は気温・湿度・輻射(放射)熱・気流などがあり、これらの要素を総合的に考慮された指数を「暑さ指数(WBGT)」と設定されています。

WBGTの指数が高いと熱中症が起こりやすいというわけです。

 

※熱中症予防情報⇒WBGT指標とは

 

同じ日最高気温に対する1日当たりの患者数を見ると、25℃あたりから患者が発生し、31℃を超えると急激に増加します。(中略)高齢者の多くは1日の大半を自宅で過ごしているため、高温でも普段と同じように生活し、特別の対策がとられなかったと考えられます。

タマタマ

危険のバロメーターは気温31℃ということ!

はこ君はこ君

お年寄りになると高温になかなか気づかずというのもこわい。

このように国立環境研究所では熱中症はこれら気温の上昇だけでなく、
小中高生の運動や青壮年の激しい作業などのリスクの高まりがあると指摘。

これらリスクに対する適切な対策が必要と提言されています。

釈和釈和

気をつけるべきは気温だけじゃぁないんですね、参考になります。





 

どうして起こる熱中症と3つの要因

人の体は体温が上がれば熱を体の外に逃がして、体温が下がれば熱をため込むように常に調整してる。この働きに異常が起こり熱を上手に外に逃がせなくなると、それはそうです体の中に熱がたまって熱中症になるというわけです。

大量の汗をかいてしまったときにも、体に必要な水分や塩分が足りなくなって脱水症状になってしまう。こうして、熱中症を引き起こす要因には、「外部環境」と「体」と「行動」によるものが考えられるのだそうです。

 

要因その1(外部環境)

とにかく気温が高くなるとキケンであります。

そのうえに湿度も高く、
風もないとならば当然。

熱中症の危険度はグンと高まるわけであります。

 

日中、急に暑くなったなんていう変化もあぶない。

また、締め切った室内でエアコンもなく、
知らず知らずのうちに体調を悪くしていくというのもこわいわけです。

 

(要因その1:外部環境のまとめ)

  • 暑くなりはじめ
  • 気温が高い日
  • 湿度が高い日
  • 風が弱い
  • 熱帯夜の翌日
  • 急に暑くなる
  • 閉め切った部屋
  • エアコンのない部屋

 

要因その2(体)

学校の運動中などで若い人が熱中症で倒れるというのは、ニュースで報じられたりとけっこう耳にします。暑い中の運動で異常に体温が上昇して体調不良というわけで、わかっちゃいるけどがんばっちゃうんですね。そもそも高齢者や幼児など、汗がでなかったり体温調整がまだまだ弱かったり。肥満の人もそう。(*_*)

汗が十分でないとか、逆に余計に出ているのに熱中症のキケンに気がつかなかったり。

 

そもそも他の病気で脱水症状の中でなんてのも笑えない、そこまでもなく二日酔いや寝不足と体調が弱っているのも要因のひとつ。食欲もないと元気がなければ、体の調整機能も弱く熱中症になりやすいというわけであります。

 

(要因その2:体のまとめ)

  • 高齢者や乳幼児
  • 肥満の方など異常に汗をかいてしまう
  • 病気で脱水気味
  • 二日酔いや寝不足など体調不良
  • 運動で体温が急上昇

 

要因その3(行動)

スポーツや作業に集中するあまりに、熱中症に向かっているキケンな状況だと気がつかないケース。あの所さんも庭作業に夢中になって、気がつくとめまいで倒れてしまったなんてエピソードもありました。

自分の体の状況に気がつくのが遅れて、気づいたときには遅かったなんて話もよく耳にします。そのくせ水分の補給を怠ったり、汗が大量に出ているにもかかわらず何も対処しなかったりと。

 

自分自身の行動が原因で熱中症になってしまったりと、こうなると家の中にいる家族のことまでも心配になってしまいます。

 

(要因その3:行動のまとめ)

  • 激しい運動
  • 長時間の屋外作業
  • スポーツに作業に没頭
  • エアコンのない室内に長時間
  • 水分補給していない状況
タマタマ

体が脱水で悲鳴を上げているのに気がつかないというのが熱中症予防のポイントでありますニャ~

はこ君はこ君

お年寄りは暑さも体調の変化も感じにくくなっているから余計にも注意がひつようなのじゃぁ!

 

熱中症の予防と対処

熱中症は100%、防ぐことができるのだそうです。

それは、脱水と体温上昇を抑えることになります。

 

熱中症の予防1:脱水を抑える

とにかく脱水を防ぐしかありません。人は体重の5%の水分が失われると、呼吸困難になったりふらついたりけいれんを起こしたりするのだそうです。普通に生活しているだけでも汗や尿、息などからして水分を失っているのですから。

熱中症ともなると脱水状態。

 

だからそうならないよう水分補給が大事となるわけです。高齢者の方はとくにのどの渇きを感じにくくなると言われていますから、起床後や入浴前後など水分補給を習慣化する必要があります。また、特に暑い時期は大量の汗を出すので、血液中の塩分も失われがちとなるなど塩分の補給もあわせて摂取が求められる。

ここで、水分と塩分が適量に配合されている経口補水液がおススメというわけであります。

 

 

熱中症の予防2:体温の上昇を抑える

なんと!寝ている間に室温が上がってしまい、気づかないうちに熱中症になっていたなんてことがあるんだそうです。室温だけでなく湿度も70%以上と高くなると、汗が蒸発できなくなってしまい体温の調整ができずと問題は深刻であります。

ここはもう扇風機とか言っている場合ではなく、とにかくエアコンを使って室温を下げることであります。室温を38℃以下、湿度を70%以下に保つのが理想。

扇風機だけでは室温と湿度の管理、調整ができませんものね。( ;∀;)

 

熱中症の対処方法

水分補給と体温上昇を抑えることで、自分の体を熱中症から守ることはできそうです。でも、家族や近くの人に突然熱中症の症状が現れたら、これはもうすぐさま対処をしてあげなくちゃなりません。具体的に何をどうすべきか?

ズバリ、涼しいところで休み、水分、塩分の補給をすることです。

 

(頭痛・おう吐・ぐったりする熱中症の対処)

  1. 涼しいところでとにかく休ませる
  2. 衣服をゆるめる
  3. 水分・塩分の補給
  4. 太い血管(首筋・わき下・脚のつけ根)などを冷やす
  5. 病院を必ず受信する

 

しかしながら、意識障害、全身のけいれんなど重症化しているときは、
ためらわず救急車を呼ぶことも忘れてはなりません。

はこ君はこ君

汗をかいて塩分が少なくなった状態に水だけを入れちゃうと血液をさらにうすめてしまい水中毒になってしまうそうじゃぁ!

タマタマ

汗をなめると塩辛く感じるから水分と一緒にどんどん外にでてしまうんだニャ~!

釈和釈和

なるほど、水だけじゃだめだということよくわかりました。

 

(話題の水素を気軽に全身ケア)

 

今回のまとめ

地球温暖化の影響でしょうか?熱中症は年々増加傾向。夏になる前からすでに熱中症で搬送される件数も増加中とありました。とても気になります。熱中症の症状には熱失神・熱けいれん、熱失疲労、熱射病などがありその重症度は大きく三段階。

重症の症状からときに死に至ることもあるというのでマジ気をつけなければなりません。

 

(熱中症の種類)

  • 熱失神・熱けいれん・・・めまい、たちくらみ、足やお腹の筋肉がつる
  • 熱疲労・・・頭痛、おう吐、ぐったりする
  • 熱射病・・・意識障害、全身のけいれん、高体温

 

発生場所は学校での運動中であったり、仕事先では屋外での激しい作業などがキケン。65歳以上は自宅の室内で熱中症になる率が高いというのも意外でありました。また、熱中症になる要因は3つ、外部環境と体と行動でした。気温が高い日にそもそも体調が悪い中、運動や作業に没頭して気づいた時には熱中症になっていたなんて笑えません。

それでも脱水と体温上昇を抑えることで、熱中症は100%防ぐことができるということ。

 

そして熱中症になってしまったときの対処方法は、涼しいところで休ませ水分と塩分の補給に太い血管を冷やすこと。重症化の場合はためらわず救急車を呼ぶということでした。原因と症状を知り、予防と対処心がけたいものであります。

2020年はコロナ禍の中でのマスク、悩ましいところです。(・。・)

 

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