春から夏にもなりますとよけいにも外にも出かけたくなります。ところで5月というのは1年の中でも紫外線が多く要注意とよく聞きます。最近ではもはや1年中注意が必要だとか。なんとシミやそばかすどころか皮膚の老化の原因はこの紫外線だというのです。男性の皆さん、紫外線なんて女性の問題と思わずに、紫外線対策に翻弄する女性の皆さんの苦労を理解して女性と家族を紫外線から守ってあげましょう!
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目次(ページコンテンツ)
そもそも「紫外線」とは?
紫外線は人の体に肌の老化など悪影響を及ぼす厄介者。
何がどう厄介なのか?まずは「紫外線」のおさらいから!
紫外線の種類と特徴
紫外線は太陽の光の中にあります。
太陽の光は2つ、目に見える光(可視光線)と目に見えない光(紫外線・赤外線)。なるほど、紫外線は目に見えない。
その紫外線は3つの種類、UVCとUVBとUVA。
(3つの紫外線の特徴)
- UVC・・・地表には届かない
- UVB・・・一部が地表に届く(肌にも届く)
- UVA・・・地表に届く(肌の奥にも届く)
つまり地表に届き問題となるのは2番の「UVB」と3番の「UVA」。
「A」と「B」と覚えれば覚えやすい。
- 「UVB」・・・短時間で肌の日焼けや色素沈着を引き起こし肌の細胞やDNAを傷つける。
- 「UVA」・・・肌の奥(真皮)に侵入して光老化(肌のハリや弾力を失う)を引き起こす。
この紫外線による肌への悪影響が強いので要注意となります。
紫外線の量と強さ
紫外線量とはその強さと時間で決まるのです。弱い紫外線だからといって、長時間浴びていると強い紫外線を短時間に浴びたと同じことになる。曇り空だから今日は安心とばかりに、長時間無防備に外出などは要注意ということがこれでよくわかります。
「紫外線量=紫外線の強さ×時間」。
紫外線の強さは季節によっても時間によっても大きく変わり、天候やオゾン層の状態によってもだい違うのであります。朝・夕よりも太陽が真上のお昼ごろが1日のうちで強く、5月から夏にかけて1年中でもっとも紫外線の量が強い。スキーや海水浴などでは強い日焼けをし安いことは当然、標高が高い方が紫外線が強くなるんだそうであります。
こちら気象庁の「紫外線解析分布図」では、その日のUVの強さを見ることができます。
天気予報の見方もだいぶ変わってくるニャー!
油断大敵うっかり日焼け
女性の多くはこの季節、もうそれなりに紫外線対策を行ってますね。ほとんどの人が外出前にはUVクリームなどで、ケアしまくっているんじゃないでしょうか。ところがであります。ちょっと洗濯物を干すだけとか、ごみを出すだけなんかでも油断大敵だとか。
なんと家の中でも油断できない。
というのも紫外線の中のUVAは波長が長く窓ガラスも通過するので、
家などの屋内にいても注意が必要だというのです。曇りの日でも降り注ぐらしく、5月は1年のうちでこうしたうっかり日焼けをしやすい。こうなるとUVアイテムは肌身離さずといっても言い過ぎではないわけです。
「女性の皆さんは大変なんですよ」、自分には関係ないと言っている男性諸君いませんか!?
なかにはUVケアをちゃんとしるにもかかわらず、しらぬまに日焼けをしてしまったという人もいらっしゃる。実はやっているようでしっかりとケアできていないことも。UVクリームなどを適量でムラなくまんべんに塗らねばならず、ひたいとか鼻とか一番日焼けしやすいから特に丁寧になんて具合。
うなじや耳、首や手の甲もぬかりなくともう露出しているところはすべてケアしなくちゃならない。
だけど、どうでしょう毎日気をぬくことなくケアを続けるというのも気にする女性だって限界があります。そこのところ、女性の皆さまはどうされていらっしゃるのでしょうか!?最近の女性は主に男性がしていた仕事に就く方も多くなりました。農業や建築作業員だけでなく、タクシーやバスの運転をされる方とか。
仕事で1日、日に当たるなんて方は、それはそれは大変であります。
赤ちゃんと紫外線
赤ちゃんや小さなお子さんには太陽を浴びさせることは丈夫な体と、健康に良いと昔は信じられていました。ところが、赤ちゃんは大人と比べても皮膚が薄くて紫外線による悪影響を受けやすい。
とうぜん、強い日光を長時間浴びるなんて禁物となります。とはいえ、骨の成長に必要な”ビタミンD”が不足しないように、適度な日差しを浴びることは必要だというので少々戸惑います。
皮膚がんの発生率が高いと言われてますオーストラリアやアメリカなどでは、国をあげて紫外線対策を講じています。これには赤ちゃんの時からの対策もしっかりと検討されているようで、この点では日本は少し遅れているのかもしれませんね。
いずれにしても外出して日を浴びせるのなら朝・夕の優しい日差しの元で、短時間にといった工夫は必須であります。
だからこそ無頓着な男性の皆さんもんもこの現状を知って欲しいのです。٩( ”ω” )و
紫外線の健康被害
紫外線を浴びすぎると人の健康に悪影響を及ぼすことは常識となりました。もともとは人の肌は紫外線から守られるようにできています。具体的には紫外線の刺激でメラニン色素が生成され、皮膚の細胞からまわりの皮膚へ広がって紫外線を吸収して肌を守る。
ところが強い紫外線を浴びるとこのメラニン色素が過剰となり、「しみ」や「ソバカス」の原因になるという。
これは肌の低下といった老化現象にもつながり、深いしわができ硬くてゴワゴワした肌の老化現象と続くのです。しいては皮膚がんを誘発する原因にもなってしまうというから穏やかではありません。
紫外線の急性被害
紫外線の急性被害とは”日焼け”であります。日焼けは紫外線で皮膚が炎症を起こし、やがて真っ赤で痛くなります。この赤くなる日焼けのことを「サンパーン」と言うのです。
海水浴などで長く強い紫外線を浴びると、真っ赤な日焼けどころか水ぶくれになり皮がむけてきてしまい後に肌が黒くなります。皮膚が黒くなることは「サンタン」と呼ばれ、健康的なサンタンというものはないのだそうです。
ところがこれで終わらないケースがあるようで、日焼けがきっかけで口の周りにヘルペスが発生することもある。さらにさらに「紫外線角膜炎」と目に炎症がおきたり、免疫機能が低下につながるという。とにかく強い日差しはこわいのです。年齢が増すと余計にも影響が出る。
いやはや、紫外線の悩みはつきないところのようであります。
紫外線の慢性被害
高齢になると手の甲や顏に深いしわやシミが見られます。
これって単なる老化かと思いきや、実は紫外線による慢性障害によって生じる光の老化現象なのです。これらの変化の原因は最大90%は紫外線で引き起こされた可能性があり、この光の老化現象(光老化)は顔に一番顕著に表れるというので洒落になりません。
女性の皆さんが中年ともなりますと、やたらに紫外線を気にされる理由がよくわかります。
外側の皮膚は子どものころから繰り返し太陽の紫外線を浴びていて、遺伝子が変化したりその働きに異常が生じてしまう。長年日光を浴び続けるとやがて皮膚がんの原因にもなることもあるのです。日本は世界でももっとも皮膚がんが少ない国なんだそうで、オーストラリアと比べておよそ100分の1程度とか。
ところが日本でも年々男女ともに増加傾向にあることも確認できているようです。
“光老化”なんてあまり気にもしてなかったけど、特に女性にとっては大問題ですな!
目からの日焼け
目も紫外線は大敵!なんと、目から入る紫外線からも肌にしみやそばかすができる原因になるのです。なぜ目に紫外線があたるとシミやそばかすができるのでしょうか?脳が反応して肌を守ろうと、「メラニンを作れ」と指示を出すからなんだそうです。
この肌を守ろうとする働きが、メラニンを作りしみやソバカスができる原因になるという理屈。
目そのものもダメージを受けやすく、大切な白目を老化させてしまうことも。なんと白目にもシミのようなものができてしまうなど、もうどこまでも人を傷つけるようです。老人性白内障は長い年月にわたって紫外線を目に浴びてできたことが主な原因のひとつ。
こうなりますと紫外線カットのサングラスも必須ということになります。
人生100年なんてカンタンに言いますが、なかなかどうして日ごろのケアなくして長生きできませんね。
紫外線アレルギー(光線過敏症)
「日光アレルギー」とも呼ばれているようで、日光に数分だけでもさらされていると大きく赤くかゆみをともなう発疹の症状。日光にあたらない状態になれば数時間で消えてしまうそうですが、広範囲にできてしまうと肌の痛み、頭痛や吐き気などを伴うこともあるとか。
やっかいなのは化学物質との関係。
大気汚染に含まれている化学物質とか、服用した薬や肌に塗った後で日にあたるとそれがきっかけでアレルギーが誘発されてしまうケース。日焼け止めが逆に日光アレルギーを引き起こしてしまうなんてことも。
ある日突然、日光アレルギーが発症してしまったなんていうこともあるというから困ります。
日焼けしてからでは遅い!6つの紫外線対策
日焼けをしてしまってから慌てて肌の手入れをとローションを塗ったとしても、肌のひりひりとした痛みを抑えたとしても皮膚へダメージはぬぐえない。夏だ、海だ、日焼け止めだといったと場当たり的では、人生は長いだけになかなかどうして。
日頃から紫外線の浴びすぎに注意しなくちゃとする考え方や行動が重要。
日常の6つの小さな対策から
ズバリ6つの対策とは何か!?
「紫外線の浴びすぎを防ぐには」紫外線の影響は、地域や個人によって異なりますが、紫外線の影響が強いと考えられる場合には、状況に応じて、次のような対策を行うことが効果的です。
(6つの対策)
- 紫外線の強い時間帯を避ける。
- 日陰を利用する。
- 日傘を使う、帽子をかぶる。
- 衣服で覆う。
- サングラスをかける。
- 日焼け止めを上手に使う。
引用元: 環境省「紫外線環境マニュアル」(P32)
「なぁんだありふれたことじゃん!」と正直思った方も多いはず。ところがです。この6つのカテゴリーで対策方法を整理してみると対策を講じやすい。そもそも、浴びる紫外線の量が問題でありました。(紫外線量=紫外線の強さ×時間)ならば6つの対策で、そもそも紫外線を浴びないようにそれを避けたり、紫外線の強さをやわらげたりする。
「強さ」と「時間」の量を抑えるということです。
1.紫外線の強い時間帯を避ける
紫外線の強さは正午前後が1日の中で最も高くなることから、この時間帯の外出は避けようというもの。洗濯モノを干すのも買い物に出かけるのも、子どもの遊びも朝や夕方を選ぶといった具合。
ネットで紫外線量の予測もチェック
2.日陰を利用する
日陰を利用して直接浴びる紫外線を避けようというものですが、建物や地面から反射した紫外線や空気中の散乱した紫外線はどうしても浴びてしまう。家の中でも外から反射した光は進入して紫外線を浴びているということも、曇りの日でも油断大敵とありました。
無意味に浴びることは避けようと小さな努力は積み重ね。
3.日傘を使う、帽子をかぶる
こちらも直接の日差しを避けるという意味では有効的。聞くところによりますと日傘をさしていても反射する紫外線は日傘の内側にも進入してしまい、日傘をさしているから安心ということにはならないといいます。バッチリ日傘で気をつけている人にとってはなんともむごい話しであります。
それでも最近では紫外線防御機能を持つ日傘もあって、せっかくならばそれらをチョイスしたいもの。
帽子もどうせなら幅の広いつばのある帽子を選びたい。麦わら帽子なんてのが昔からの代表選手であります。最近はいろいろなタイプの帽子があって、シチュエーションに応じて選びたいものです。ただしこちらも太陽から直接の紫外線は防ぐことはできても、反射してくるそれは完全に防げないことは忘れてはなりませんね。なおさら紫外線の強い日はさけて、日傘や帽子を使って。
少しでも紫外線量を増やさないようにということになります。
4.衣服で覆う
どうしても肌が出てしまう首筋や腕に肩というのは、紫外線を浴びてしまいますからそれらを覆う衣服が必要となります。農作業や車の運転など避けて通れぬ場合は特に、完全武装として衣服で肌を覆うというのは必要不可欠。それにしても暑い日は紫外線対策と熱射病対策と難しい選択にもなってしまいます。
う~ん、なかなか難しい。
5.サングラスをかける
とうぜん目を守ろうと考えますと、まずはサングラスとなります。ところが色が濃い方が紫外線をカットするかと思いきや、紫外線カットの機能がなければ意味がないんだとか。
濃いサングラスだけでは瞳孔が開いた状態になり、外した時に逆により多くの紫外線を取り込んでしまうので要注意なんだそうです!
そんなこと気にしたことなかった。
紫外線カットの機能があるサングラスは、紫外線透過率なる数字が表示されているんだとか。数字はそのレンズがどれだけ紫外線を透過するかを示す数字で、たとえば紫外線透過率1.0%だと紫外線を99%カットするという意味になる。
目を守りつつ紫外線もカットする、サングラス選びも慎重にというわけです。
6.日焼け止めを上手に使う
日焼け止めにもいろいろ種類があります。
(日焼け止めのタイプ)
- 液状
- クリーム
- 乳液
- スプレー
- シート状
などいくつかの種類があります。
上手に使うというのはどういうことでしょうか?どれも紫外線防止効果を求めるために紫外線防止剤が配合されているはずです。
日焼け止めの成分は2種類。
(紫外線防止剤成分の種類)
- 紫外線散乱剤・・・物理的な仕組みで紫外線を散乱、反射させて紫外線の影響を防ぐ。
- 紫外線吸収剤・・・吸収剤の仕組みで熱エネルギーに変えて放出して肌細胞への浸透を防ぐ。
ところがこちら、注意点があるようです。
紫外線吸収剤は、白くならないという非常にすぐれた特徴をもっている半面、まれにアレルギー反応をおこす人がいます。一方、紫外線散乱剤は、少々白くなりますがアレルギーをおこすことがほとんどありません。子供用として売られているものや 、 皮膚の敏感な方用の日焼け止めは紫外線散乱剤のみを含んでいるものが多く、「紫外線吸収剤無配合」とか「紫外線吸収剤フリー」あるいは「ノンケミカルサンスクリーン」といった表示がされています。
日焼け止め商品を手にとり成分をチェックするのはもちろん、シチュエーションに合わせて選択する工夫が必要のようです。
参考資料には選び方にもアドバイスがありました。
日焼け止めは、いつ、何をする時に使用するかによって選びましょう。日常の洗濯物を干し
たり買い物をしたりするためならば、それほど数値の高くない日焼け止めで十分です。日焼け止めとは表示されていなくても日中用の乳液・クリームなどでSPF・PA表示のあるものも有効です。一方、紫外線の強い季節にかなり長時間戸外に出る場合(炎天下でのスポーツ 、 ハイキング、海水浴など)には高い効果を持つものを、汗をたくさんかいたり水に入る場合には耐水性の高いものを使いましょう。
日焼け止めでアレルギー反応が起きてしまっては元もこうもない。
使う人使う目的にあった日焼け止めのセレクトが大事なんだなぁ。
化粧品、正しい紫外線対策の詳細はこちら⇒SHSEIDO「知って、なるほど化粧品 正しい紫外線対策をしよう」
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私の感想
紫外線の影響たるや肌の老化現象と直結しているとなるや、女性の皆さまの紫外線との戦いの壮絶さを感じざるを得ません。1年中その対策は必要で曇りの日でも家の中でも気を抜けない。晴れた日に洗濯物を干すだけでも注意が必要とならば、日の出とともに格闘しなくてはならないなんて。
考えただけでも大変であります。
自分が子どものころはもちろん、日差しの中で思い切り遊ぶことこそが健康の源なんてあたり前に思っていました。以前、家族でロングドライブよろしくマイカーを使って春先に旅行をした時のこと。朝早く出発したそのお昼には太陽の光を浴びっぱなしであった右腕が気がつくと真っ赤になって痛みを伴ってしまったこと。
経験がなかったのでまったくもって驚いたことがありました。
日本はそれでもオーストラリアなどといった紫外線の強い国よりも、比較的に紫外線は強くないと聞きました。それでも紫外線についてあれこれ調べてみると、とてものん気にかまえていられないとつくづく思い知らされた気がします。人生100年時代ともなれば、小さな子供のころから長く紫外線とお付き合いしなければなおさらであります。けっきょくのところ、これって女性だけの問題ではなく男性も十分に理解して家族を守らなくちゃと考えるようになったと言うわけです。
妻の奥さんや娘たちの日焼け対策に講じている様子を、今後は暖かく見守ってあげたいと思ったところであります。
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今回のまとめ
そもそも紫外線とはなんであるか、そして紫外線による健康被害とはどんなものなのか、参考サイトを通してポイントをチェックしてみた上で、必要となる6つの対策を整理してみました。
いずれにしても紫外線を甘く見てはいけないということ。
これは女性だけでの問題でなく人生100歳とも言われる時代の子供たちにとっても大問題であること。女性の皆さんはすこぶる詳しく対策もあれこれとされているでしょが問題は関係ないと無視する男性諸君!?。
そんな男性皆さんもまずはこの認識を知ってもらうことが大切であるようです。
紫外線の6つの対策もご紹介しました。紫外線の強い時間帯を避けるとか日陰を利用する日傘、サングラスを利用するとあまりにもあたり前すぎる内容かも知れません。紫外線に無関心な男性諸君にとってみればよけいにも要らぬ情報と思われがちです。ところが、こうしたあたり前のことから何かと注意をはかり紫外線対策を講じている女性や奥様皆さまのその苦労をわかってあげて欲しいと頼まれていませんが女性に換わって申し上げたいわけです。
その苦労をちょっとでも理解してあげたら、外出する際なかなか支度に時間がかかることも当然と思うはずです。
今回は紫外線についてのご紹介でした、いかがだったでしょうか?
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