ネットを利用する機会が増えると、アカウントの管理が必要不可欠になります。特にパスワードは利用するサービスごとに変えるべきもの。とはいえサービスごとにパスワードを変えるのも面倒で、久しぶりに利用しようとするとそれらを忘れてしまうなんてウンザリなんてことも度々。そんな大事なログイン情報のパスワードを安全で忘れないように作るにはどうすべきか？その方法をいくつかご紹介します。
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目次（ページコンテンツ）
アカウントの意味IDとパスワードの違い
パソコンやスマホでインターネットを利用していますと、「アカウントを登録してください」と、よく言葉を見ます。アカウントを作成することはちゃんと意味があります。ところで、アカウントの意味がよくわからなくてという初心者の人も少なくないようです。アカウントの意味、IDとパスワードの違いを確認してみましょう。
アカウントとは
「アカウント」とは、インターネット上のサービスを受ける権利のことをいいます。たとえば、Amazonで買い物をするとします。このAmazonで買い物ができる、つまりインターネット上のサービスを受ける権利となります。同様のサービスは提供している企業は無数あります。サービスごとにアカウントを取得することが必要となるわけです。
アカウント取得に必要な情報は、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどある程度の個人情報が必要です。Amazonを例に、買い物をするたびにこれらの個人情報を入力するのは面倒です。そこで、アカウントを事前に取得し登録を済ませておくということになります。
アカウントは銀行の口座を開く、または、会員証を作成するという意味あいになります。
IDとパスワードの違い
インターネット上でサービスを利用するための個人情報、つまりアカウント情報を、銀行口座の暗証番号と同じく守る必要があります。それが、「ID」と「パスワード」になります。
とくに「ID」は利用する個人を識別するものになります。名前や住所みたいに特定するための番号です。その都度名前を変更することができないように、IDも後から変更することはできません。かたや「パスワード」は暗証番号です。IDとパスワードで「鍵」の役割をするわけです。
「ID」は誰でも見ることはできますが、「パスワード」は当然非表示になります。
パスワードを忘れない管理の方法
さすがに「1234」とパスワードを設定することはないでしょうが、できるだけ簡単で覚えやすく入力しやすいようにと考えるのが人の常です。セキュリティソフト会社がインターネット上に公開しているレポートでは、よく使われたパスワードという調査結果があり少々考えさせられます。
よく使われる危険なパスワード
その調査結果によりますと「pasword」とか「qwerty」（キーボードの並び）といったパスワードが、毎年必ず上位にランクインしているとありました。笑えるような笑えないような感じです。
自分が忘れないように思うと、誰しもが真っ先に名前や生年月日をついつい選んでしてしまいます。12月10日生まれの田中さんが、「tanaka1210」なんて具合。どうしても名前や生年月日を使いたいというならば、せめてそれらの順番を変える、一部を大文字などの工夫はしたいところです。
あなたのパスワードには、「pasword」、「qwer」などと安易に設定していませんか。
メモやノートに記録して保管する
まずはメモやノートに記録しておくのが基本です。パソコンやスマホなどのメモ帳なんかで記録しちゃいがちですが、やっぱり原則は紙のノートや手帳でしょうか。すぐに見ることができて確実です。ウィルスなんかでデータが流出なんていうパスワードの盗難の心配もなし。
安易にインターネット上のサービスに記録するのも危険。かといって、パソコンの前にペタって貼っておくわけにもいかず。正直面倒ではありますが、しっかりと書き留めておきたいものと考えます。
基本は面倒でもノートや手帳に書き留めて管理がおススメです。
登録のメールアドレスもきちんと管理
ほとんどのウェブサービスの会員登録にはメールアドレスの登録が必要となります。登録の個人情報などが登録メールアドレスに送られて確認をします。IDやパスワードを忘れたときに最後の手段としては必要でありますから、こちらもきちんと管理をしておかなければなりません。
いくつかのメールやウェブメールを使いわけていると、IDやパスワードの前に登録のメールアドレスからして分からなくなってしまうこともあります。利用するウェブサービスと登録のメールアドレス、そしてIDとパスワードのセットで記録しておきたいものです。
管理方法としては、利用するサイト名、URL、メールアドレス、ID、パスワードをセットで管理しましょう。
パスワードの管理アプリはどうか
スマホでインターネットを利用しているとなると、パスワードなどもスマホで管理したいもの。無料でパスワードを管理するアプリも多々あります。こちらは、各サービスごとのIDやパスワードを記録して、一括で管理してくれるからかなり便利。
最近は、TwitterやFacebookアカウントを利用してログインできるサービスも増えてきているようで、会員登録画面で「Twitterのアカウントで登録する」などを選択して登録できる。パスワードなどをいちいち登録する必要がないだけに便利であります。
パスワード管理アプリのおすすめ人気ランキング11選【セキュリティ・バックアップも万全】
忘れないパスワードを簡単に作る3つの方法
セキュリティを保持して、それでも簡単にパスワードを忘れないように作りたい。その方法をご紹介します。
人生の目標をパスワードにする
自分だけが知っている自分の目標をパスワードにするという方法。たとえば。「stop-smoking3569」（タバコをやめる+暗号番号）とか、「keep-working3w」（ウォーキングを週3日やる）といった具合。
英単語だけでは少々強度が不安でありますから、けしてわすれない数値を暗号として付けて組み合わせる。自分だけが知るパスワードに、そしてこれならば忘れない。
自分だけが知っている自分の目標をパスワードにするという方法。
複数の単語の組合せを作る「パスフレーズ」をパスワードのする
パスフレーズとは複数の単語とスペースにあたる記号を組み合わせた文字列のことです。これのいいところが自分の覚えやすい単語で構成できること、ある程度長い文字列をつくりやすい点であります。
たとえばカラオケが大好きでな人であれば、「I like karaoke 〇〇song1823」なんてとろこをベースに。つまり、フレーズの頭文字と数字を組み合わせて「ilk〇s1823」なんて具合。フレーズのどこかに使うサービスの文字を取り入れてみたりというものひとつの方法。文字や数字の順番を変えたりして覚えやすく、強度で自分なりのパスワードの出来上がりというわけです。
「パスフレーズ」で作るパスワードだから忘れない。
自分なりの計算式を作る
携帯電話のロック№など数字のみが使えるパスワードってありますね。この場合、ついつい誕生日を使ったりするのはちょっと注意となります。そこで、絶対に忘れない2つ以上の文字列を用意して、四則演算などで自分なりに計算した結果を使うというものです。
例えば、10月3日が自分の誕生日。4月12日が妻の奥さんの誕生日。ならば、103×412＝42436と計算。4ケタが必要なら下4桁の「2436」をパスワードにとなります。計算式をちょっと工夫すれば悩むこともなく忘れもしない、推測されにくいパスワードの出来上がりとなります。
自分で決めた方程式で作ったパスワードだから忘れることはない。
私の感想
お恥ずかしい話、実は私もキーボードの並びで作るパスワードを、しばらく使っていたのものでした。さらに、Webメールを意味なく複数用意していましたから、どのメールアドレスとパスワードがセットなのかと、それはそれは大変な時期がありました。インターネット上で久しぶりに利用するサービスでは、その都度、メールアドレスはどれだったか、パスワードはと悩むばかりでありました。
今はと言うと、今回ご紹介した方法もそうですが、利用するサービスのURLの中から、ある簡単な方程式で作るパスワードをしばらく使っています。また、年齢でしょうかアナログのシステム手帳をいまだに使っていますので、中にアカウント情報のページを用意して管理をしているところです。
シニアの年代とならば、もしもの時にも家族に迷惑かけぬようにアカウント管理をしなくてはと自覚しているところです。
（marusblog記事紹介）
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■ 消えたExcel・Word・PowerPointのアイコン復旧する方法-marusblog
■ エクセル表の行の高さと列の幅をコピペする方法-marusblog
今回のまとめ
安全で強度が高いパスワードを実際に用意しようとなると、頭を悩ますことばかりです結局は誕生日など身近にある数字を使ってよしとしちゃうなんてことに。これらの悩ましいパスワードの問題を「人生の目標」や「パスフレーズ」という、文字の組み合わせで自分だけ知っていて忘れないパスワードの作り方をご紹介してみました。
ベースとなるパスワードの作成方法を決めて、利用するサービスのサイト名の一部を組み合わせる方式を作っておくと管理もしやすくもなります。IDやパスワードは長いお付き合いになるだけに、身近で安心な設定と管理ができるようにしておきたいものです。
今回は、「アカウントとはIDやパスワードの違いにパスワード安全で忘れないようにする簡単な作り方」のご紹介でした。
いかがでしたでしょうか。
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