便利で楽しいはずのSNSで、SNS疲れを感じてしまう人は少なくない。今やSNSは、Twitter、Facebook、LINEにインスタグラムとSNSだらけ。コミュニケーションツールとして、とっても便利で楽しいはずが、気づいたらSNSに疲れてしまうなんて。どんな場面でストレスとなるのか、そして具体的な対処方法などご紹介します。

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SNS疲れを感じる人は多い

そもそもSNS疲れはなぜ起きるのでしょうか。

自分への関心が気になる

SNSでせっかく投稿したのに反応がないというのは正直悲しい。

自分がまわりからどう見られているのかを、SNSでも気になってしまう。「いいね」や「フォロー」の数字も人気のバロメーターみたいでついつい気になってしまうのも無理もない。

インスタグラムでは「いいね」の数が非表示にあえてしたことがあったくらい、多くの人がこの問題を抱えているとも伺えます。

 

自分が周りにどう思われているのか、SNSの世界でも気になるを経験する人は多い。

他人の人生がうらやましい

SNSの投稿には、楽しんでいる投稿が目につきます。そのうえで、「起業しました」とか、「結婚しました」、「子供が生まれました」、「只今〇〇温泉きてます」などなど、そんな他人のハッピーエンドにあふれている日常がうらやましくなるばかり。

仕事もプライベートも順調で充実なSNSが次々に飛び込んでくると、それに比べて自分は何も変わりばえしないし、これと言って自慢することもないと考えては落ち込んでしまうというわけです。

 

ひとの幸せSNSと自分を比較して落ち込んでしまう。

自分のペースと違いすぎる

もっと情報を得るためにはじめたSNSが、いつのまにか情報に追われて疲れてしまう。必要のない情報も多く、通知は溜まるばかり。SNSはもうあたり前になっているのにちょっと大変に思うようになってきてしまう。

ちょっとした自分の意見に思いがけない強めのコメントが返されたり、そんなつもりでつぶやいたわけではないのに、悪口を言われたり。コントロールできないケースに気持ちがダメージを受けてしまったり。

 

飛び交うSNSがあたり前の環境だからこそ、ちょっとした情報のやり取りがストレスになってしまう。

SNS疲れの処方箋

東洋経済のネット記事に、精神科医尾林氏のSNS疲れに「あえて投稿をじっくり読む」が効果的(東洋経済)が、SNS疲れの処方箋としてユニークなアドバイスがありました。尾林氏の著書と合わせて引用してご紹介します。

先生!毎日けっこうしんどいです。

リクルートを辞めて産業医となった精神科医尾林誉史(おばやし・たかふみ)著、「先生!毎日けっこうしんどいです。」は、毎日の心のモヤモヤに答えてくれています。

「職場の人間関係が面倒くさい」「頑張らないといけないのに頑張れない」「あの人は何もかもうまくいっていて、自分はなんてだめなんだ」と、いつの時代も働く人々の悩みは尽きません。

目次には、「自分の内面のモヤモヤベスト10」「人間関係のモヤモヤベスト10」「生きづらさのモヤモヤもやべすと10」「仕事のモヤモヤベスト10」「日常のモヤモヤベスト10」と、モヤモヤだらけ。

それらのしんどいモヤモヤに対して、こう考えよう、こうすると良いよ、それはこういうことだよとアドバイスをしてくれています。

 

SNS疲れに対しても「あえて投稿をじっくり読む」が効果的と教えています。

隣の芝は青く見える

精神科医尾林誉史氏はSNSの投稿について、「SNSの情報は他人の人生の青い芝を見せられ続けているだけのことなのです」と解説しています。

『どうしても「隣の芝は青い」とよく見えてしまいます』。それぞれのトピックスをそれぞれがSNSにアップだけだ程度に考えた方がいいし、当然そうなのです。

それぞれのトピックスが集まれば、自分はなにもトピックスなんてなくても周りは楽しくもドラマチックなトピックスだらけなんて考えてしまいます。SNSで見かけた1人ひとりのいい出来事は、それぞれの単にハイライトだけのこと、いちいち反応する必要はありません。

 

1人ひとりの人生の片りんとあなたの毎日とを比べるのはやめましょう。

流し読みは「ねたましい感情」が生まれがち

精神科医尾林氏は、SNS上の人の幸せエピソードみたいなものにはいちいち反応せず、あまり慣れ親しまない方がいいとアドバイスをされていますが、投稿を流し読みよりも「あえて投稿をじっくり読む」が効くという方法も伝授されています。

どういうことかと言うと、ひとつの投稿をろくに読まずに流し読みにするだけだと、「すごい!」「マジ!?」なんて程度の、とても浅い感覚の感想しか出てこないことが多い。すると、「ちぇっ、なんか幸せそうでずるい」としか思えず、ねたましい気持ちが生まれてくるというわけです。

 

流し読みが、ひとの幸せ投稿が自分にとって脅威になってしまう。

あえて投稿をじっくり読んで勝手にあれこれ想像してみる

「子供がうまれました!」という投稿があれば、そもそもこの2人はどこで出会い、結婚しお子さんを生んだんだろうなどと、あれこれ想像してみる。すると、幸せなニュースを共有することができて、自分が置いてきぼりにされた気分にはならなくなる。あたかも当事者のように受け止めることができる。

精神科医尾林氏はご自身の感想として、ひとつの投稿の背景を想像し勝手にエピソードと作って共感するという技は、慣れないうちは少し手間に感じるかもしれないが、慣れてくれば一読するだけですぐに脳が勝手に反応してくれるとおススメしているのです。

ぜひ、お試しあれです。

 

あなたの脅威となる存在とは適切な距離を保ちつつ、自分の感情を無視せず自分を大切にしていきましょう。(精神科医尾林氏)

私の感想

この歳ですから、ツイッターのフォロー数や「いいね」の数字などはほとんど気にしていませんが、「返信が遅い」と、しばしば妻の奥さんに小言を言われることはあります。

こちらとしては、そもそも仕事中でありますし、そういちいち妻の奥さんから送られてくるLENEを気にしているわけもないのにと、まぁしんどいと言えばこれがそれに当たるかな、なんて思う程度。

これって、恋人同士とか友人通しとか、上司と部下なんて立場やそれぞれの関係によっては、とてもデリケートな問題でもあるだろうなと人さまのことが心配になるわけです。ある意味、こんな便利なSNSがなかったときに青春時代を生きてこられてよかったと胸をなでおろすわけです。

 

アナログ時代を懐かしく思うばかりです。

 

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今回のまとめ

便利で楽しいはずのSNSで、SNS疲れを感じる人が多いとの話題に、その様子と処方箋なるものをご紹介しました。

投稿したつぶやきを人はどう見てくれるのか。それはまさしく「自分への関心が気になる」ことであり、人の幸せエピソードの投稿に他人の人生をうらやましく感じたりと、敏感に反応する自分の感情に疲れてしまう。

 

リクルートを辞めて産業医となった精神科医尾林誉史(おばやし・たかふみ)著、「先生!毎日けっこうしんどいです。」は、毎日の心のモヤモヤに答えてくれています。SNS疲れもそんなモヤモヤのひとつ。

隣の芝は青く見える、そんな妬ましい感情はSNSの流し読みから来ると独特な理論。であるならば逆にあえて投稿をじっくり読んで勝手にあれこれ想像してみることを、妬ましく思う気持ちの処方箋としてアドバイスをされています。

あなたの脅威となる存在とは適切な距離を保ちつつ、自分の感情を無視せず自分を大切にしていきましょうと精神科医尾林氏。

 

SNSから少し距離を置いて、自分の感情を肯定することが必要のようです。

 

いかがでしたでしょうか。

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