2026年の元旦に選んだ一冊は、喜多川 泰『スタートライン』。特別な才能を持つ人の成功談ではなく、 「始めたいのに、始められない」そんな場所で立ち止まる、ごく普通の人から物語は始まる。自信のなさや迷いを抱えたまま、主人公たちは問いかけられる。「もう、スタートラインに立っていることに気づいていますか?」人生を動かすのに必要なのは、何かを成し遂げることではなく、今いる場所を、始まりとして受け取ること。新しい年の入口に、この物語がそっと届けてくれるメッセージを、感想を交えエッセイ風によせお伝えします。