「なぜ私は、あの映画を忘れられないんだろう?」ふと、夜ふかしをして観返した『もののけ姫』。ストーリーは覚えているのに、観終えたあと、心の奥に何かが引っかかって離れない。その“何か”って、なんだろう?あれは単なるアニメじゃない。自然と人間。破壊と共生。善と悪。いろんな二項対立を描きながら、それでも誰も責めず、ただ「あなたはどう生きる?」と問いかけてくる。そんな“自問”の連続に、私はまた今日も、じんわりと胸が熱くなる——。ジブリ映画「ものの姫」が語り掛けている秘密について、個人の感想としてエッセイ風によせてお届けします。