「なぜ私は、あの映画を忘れられないんだろう?」ふと、夜ふかしをして観返した『もののけ姫』。ストーリーは覚えているのに、観終えたあと、心の奥に何かが引っかかって離れない。その“何か”って、なんだろう?あれは単なるアニメじゃない。自然と人間。破壊と共生。善と悪。いろんな二項対立を描きながら、それでも誰も責めず、ただ「あなたはどう生きる?」と問いかけてくる。そんな“自問”の連続に、私はまた今日も、じんわりと胸が熱くなる——。ジブリ映画「ものの姫」が語り掛けている秘密について、個人の感想としてエッセイ風によせてお届けします。

この映画の原点って、どこにあるんだろう?

― 宮崎駿氏は、
何を伝えたかったんだろう?

「自然と人間は、共存できるのか?」、
これは簡単そうで、すごく厳しい問いだよね。

 

『もののけ姫』は「自然を守れ!」なんて、
一方的な主張をする映画じゃなかった。

むしろ、「壊さずには生きていけない」、
という私たちの矛盾を、突きつけてくる。

それって苦しい。
でも、だからこそリアルで、逃げたくないって思った。

 

宮崎駿監督は、自然を、
「優しいお母さん」のように描いてない。

容赦なく人間を呪い、
牙をむく存在として描いてる。

でも、それがまた美しいんだよね。

 

じゃあ私たちは、
そんな自然とどう向き合えばいい?

便利さの代わりに失ったものって、何?
——その問いに、いまだに答えが出せないまま、
大人になってしまった。

登場人物たちは、敵なの?味方なの?

―誰が正しくて、
誰が間違ってるの?

アシタカは中立的な立場で物語を歩くけど、
じゃあサンは?エボシは?

私は最初、「森を守るサン=正義」、
「森を壊すエボシ=悪」と単純に思ってた。

でも違ったんだよね。

 

エボシは、ハンセン病の人を雇い、
居場所を与え、タタラ場の人たちの生活を守ってる。

森を切り開く理由も、
「利益」だけじゃなかった。

 

逆にサンも、人間を敵と決めつけ、
森の怒りの化身みたいに戦ってる。

どちらも必死、
どちらも痛みを抱えてる。

 

「この人が悪だ」と決めつけると、
すごく楽だけど、現実はもっと複雑でもつれてる。

それって、今の世界と同じじゃない?

 

誰かを正義に仕立てることで、
誰かを悪にしていないか。

SNSでも、ニュースでも、
そういう分断がどこにでもある。

 

でもこの映画は、
その境界を曖昧にしてくれる。

そして、「あなたはどっちの立場で生きる?」と、
静かに問うてくる。

なぜ、今の時代にまた観たくなるんだろう?

― 答えがない映画なのに、
どうしてこんなに心に残るの?

たぶん、それは「正解」がないからだと思う。

 

アシタカが「共に生きよう」と言っても、
サンは「私は森で生きる」と返す。

一緒に暮らすわけでも、
手を取り合うわけでもない。

でも、心はつながってる。

これって、希望なんだろうか?妥協なんだろうか?
私はその答えを探しながら、また観たくなる。

 

今の時代、すぐに答えが欲しくなる。

検索すれば、
なんでもわかった気になれる。

でもこの映画は、
「わからないままでも、生きていく」、
という覚悟を教えてくれる。

 

痛みや葛藤、矛盾を抱えて、
それでも前に進むこと。

それが「生きろ」という、
言葉の意味なんじゃないかな。

今回のまとめ

― 正しくなくても、
共に生きていけるの?

「正しいかどうか」よりも、「どう共にあるか」。

『もののけ姫』を観終えたあとに、
残るのはそんな問い。

 

自然と共に生きたいと思う。

でも都市で暮らし、電気を使い、食料を買っている私は、
すでにその共生から外れているかもしれない。

それでも——サンとアシタカのように、
「立場は違っても、互いを思い、
理解しようとすること」はできる。

それって、すごく大事なことじゃない?
今、まさに必要なことなんじゃない?

そう、思ってならない。

 

あとがき:

「どうして、こんなに心に残るんだろう?」、そう思っていた。その問いに答えるために、私はこの文章を書いていたのかもしれない。この世界には、簡単に割り切れないことばかりだ。自然と人間のあいだ。感情と理性のあいだ。善と悪のあいだ。その“あいだ”で揺れるのが、人間なのだと思う。だからこそ、『もののけ姫』は美しく、苦しく、そして希望に満ちている。あなたは、どう生きますか?誰と共に、どんな世界を選びますか?——私はその問いと一緒に、生きていきたい。
(よく分からないけどね) 笑

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いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます。

少しでもヒントになればうれしく思います。