電子レンジは、それはそれは大変お世話になりっぱなし。食品を温めるたり解凍したり調理に使ったりと、台所にはなくてはならない電化製品のひとつ。ところが、使い方はというとなんとなくラップをかけて、適当な時間でチンなんて具合で、ときにはウィンナーソーセージやラップが破裂したり、思い切り焦がしてしまったりと失敗も多々あります。今さら聞けないことですが、まずは意外と知らない電子レンジのキホンをおさらいしてみましょう。
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電子レンジのハードのキホン
電子レンジはアメリカが発祥の電気調理器具です。日本では1961年に販売が開始されていますので、日本で誕生60歳となります。日本では「電子レンジ」と呼びますが、アメリカでは「マイクロウェーブオーブン」という名称です。電子レンジのハードから整理してみましょう。
電子レンジはなぜ加熱できるのか?
電子レンジは「マイクロウェーブオーブン」の名のとおり、マイクロ派とよばれる電磁波が、食品に含まれる水分を振動させて熱を発生させます。つまり、食品の水分を振動させた摩擦熱が食品を温め調理ができるというわけです。
電磁波の特徴は金属体はそれを反射し、プラスチックやセラミックスは浸透する性質があります。電子レンジに使用する容器は注意が必要だということは、この性質によるものなのです。
電子レンジは食材の水分を電磁波で振動させた、摩擦熱で加熱できるのです。
フラット型とターンテーブル型の違い
フラット型とターンテーブル型は、電磁波の出方が異なります。フラット型は下から、ターンテーブル型は横から電磁波が発せられます。家庭で使われる電子レンジは、フラット型が多いようです。
食品を置く位置はフラット型は庫内の中央、ターンテーブル型は食材自体を回して均一に加熱されるような仕組みになっているのはご承知のとおり。
電子レンジの庫外に高周波が漏れ出すことはなく安全であります。
500W600Wどれがいいのワット数?
電子レンジのワット数は、食品を温めるのにどれだけのエネルギーを使うかを表した数字。つまり、「ワット数=温める力」です。消費電力の値ではなく、電子レンジのパワーを数字化しているわけです。
基本的には500Wか600Wを使います。500Wと600Wの違いはあまりないので、使いやすい方を選べばOK。150~200Wは解答や煮込み調理に、300Wは破裂しやすい食品の加熱に向いています。
電子レンジのワット数=温める力、調理方法とW数は使い分けが必要になります。
電子レンジ使える容器
電子レンジで使える容器なんてわかっているはずが、意外と思い違いしていたなんてこともあります。電子レンジで使える容器、あらためてご紹介します。
電子レンジに入れる容器はなんでもOK!?
金属の器はもちろんタブーですが、縁などに少し金属が使われていてもNG。アルミホイルも使えません。では木製はというと木製や紙製もNG。陶磁器は基本的に電子レンジに使用は可能ですが、器に傷やヒビなどがあれば使用は控えるべしデス。
耐熱容器であればOKであることは当然であります。保存容器でも耐熱温度140℃以下のものは、溶ける恐れがあるので避けましょうとなります。
電子レンジに使う器は、耐熱性ガラス容器、傷やヒビのない陶磁器、耐熱性プラスチック容器、シリコン容器、耐熱性ラップなどです。
電子レンジに入れるときのラップするものしないもの
まず第一の理由に、ラップをすることで温める効率が上がり短時間の過熱で済むからです。さらに、カレーなどの匂いが強いものをラップなしで加熱で庫内を汚してしまうなんて悲惨なことになりかねます。
ただし、電子レンジで加熱するとき、なんでもかんでもラップしてチンするのはNGです。温めるものによって使い分けが必要があります。
ラップをかけた方がいい場合は、水分を逃がさずしっかりと仕上げたいものや、はじけやすくはねやすいものなど。
- 蒸し物
- 冷凍した食品
- 冷凍ごはん
- タレのかかった食品
- 煮物
- カレーやシチュー、ハンバーグなど
- 肉じゃがなどの煮物
- 野菜炒めや焼きそばなど炒め物
- 油分の多い汁物を温める
逆にラップが不要なときは、水分を逃がしてカラッと仕上げたいものや、十分に水分のある食品など。
- 焼き魚
- 天ぷら、フライ
- 焼き鳥やうなぎの蒲焼
- ごはん
- みそ汁、スープ(コーンやあさりの身が入ったものはラップ)
- 牛乳などの飲み物
ラップも耐熱性のあるものを選び、殻のある卵や銀杏、膜のあるソーセージは破裂に注意、切れ目を入れるなどひと手間必要です。
電子レンジよく聞く質問
「電子レンジでよく聞く質問」とは、実は私のそれです。
ラップをふんわりかけるとは?
ラップをふんわりかける理由は、加熱したときに出る蒸気の逃げ道を作り、破裂などを防ぐためです。とはいえ「ふんわり」の「ふんわり度」が分かりずらい。
コツとしては一度ゆるめたラップをかけたあとに、端を少し持ち上げて隙間を作ると簡単に「ふんわり」の意味が実践できます。
「ふんわり」は蒸気の逃げ道を作るためです。
汚れとニオイが気になる?
使った後にちょっとした手入れが必要のようです。使用後、庫内を軽く水拭きして水蒸気やニオイがこもらないように扉を少し開けておくことも必要です。汚れが酸化すると厄介、故障にもつながりやすく、使用後のちょっとして手間が長持ちのコツです。
使用後、耐熱皿にカットレモンと絞り汁、水を適量を入れて3分ほど加熱。しばらく放置したあと水拭きをすると効果があり。お試しあれ。
使用後のひと手間が電子レンジ長持ちのコツです。
私の感想
休日のお昼などは近所のセブンイレブンのラーメンやおそばなど、チンして頂くことがよくあるわけですが、それにしてもセブンイレブンさんの用意するお弁当類はどれもおいしく、時折無性に食べたくなるものでございます。
それらは表記してある通りにチンすれば、見事に失敗することなくラーメンやおそばの出来上がりとなるのですが、自ら電子レンジを使ってみますとあれこれ失敗をしてしまうわけです。
なにげなくなんとなく使っているので、ときどき思いがけない失敗もします。
なにごともそうではありますが、特に電化製品は使い方を知ってこそであります。
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今回のまとめ
今回は日ごろお世話になります電子レンジの使い方について、その基本中のキホンを取り上げてみました。電子レンジのちょっとした仕組み、電子レンジで使える容器、ラップの使い分けなどのポイントはご紹介してみたわけです。
電子レンジで使える容器は、金属の器はもちろん、アルミホイルも木製も紙系もNG。陶器は使えるがちょっとヒビがあったり傷があったりするとやはりNG。耐熱性ガラス容器、ヒビやキズのない陶磁器、耐熱性プラスチック容器、シリコン器、耐熱性ラップに限るということでした。
また、ラップをかけた方がいい場合は、水分を逃がさずしっかりと仕上げたい、蒸し物、冷凍した食品、煮物、野菜炒めや焼きそばなどの炒め物、油分の多い汁物でした。
ラップをかけない方がいいケースは、逆に水分を逃がしてカラッと仕上げたいもの。焼き魚、てんぷら、フライ、ごはん、みそ汁やスープ(コーンやあさりの身が入ったものはラップする)などご紹介です。
身近な電子レンジ、お母さんだけでなくとぼけたダンナや無頓着なお子様にも共有したいものです。
いかがでしたでしょうか?少しでも参考になればうれしく思います。
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