週刊SPA!(2021年11月9・16日合併号)の「おじさん受難の時代が到来」記事が、悲哀がただよいそのあるあるが面白い。表紙の記事概要には下の世代からの揶揄にとどまらず、手をとりあうべき同世代から嫌われてしまうこともあると救いようがない。おじさんたちの辛く悲しい現実問題に、本記事を通して思うことをご紹介します。

 

嫌われる中年の肖像

忌避(きひ)とは、「きらって避けること」とあります。同世代からも嫌われるなんて悲しすぎます。本ブログでは、週刊SPA!(2021年11月9・16日合併号)の「おじさん受難の時代が到来」記事タイトルと記事内容を一部引用して、今回の記事の面白さの一旦をご紹介します。

週刊SPA!2021年11月9日・16日号

「おじさん受難の時代が到来」「嫌われる中年の肖像」記事は、そのテーマが面白い点であるばかりか、仕事、プライベート、SNS、見た目・マナー、各場面で好感度を下げる行動を、嫌われる中年タイプとして4つのタイプに分けてそれぞれの特徴をまとめています。

4つのパターンとは、価値観が古く気合が口癖の「昭和クローンおじさん」。仕事のヤル気はゼロ、他者の評価をもやは気にしないの「妖精おじさん」。

マジメな会社一筋人間を「社畜おじさん」と定義し、若さ求めるからこそ嫌われる「アップデート中毒おじさん」と、とにかくユニークでもあり的を得ているからあるあるなのである。

挿入されているイラスとのクォリティが高く見ても楽しい。

週刊SPA!(スパ) 2021年 11/9・16 合併号 [雑誌] [雑誌] 週刊SPA! (デジタル雑誌)

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おじさん受難の時代が到来。同世代はおじさんをどう思う?

本記事の冒頭からおじさんに対する風当たりの強さが響き渡る。おじさんの言動はハラスメントと捉えられ、若者や女性からは「気持ち悪い」と片づけられる。「おじさん構文」と揶揄された絵文字に顔文字多様の長文メールが炎上。もはや救いの手を伸ばすことも難しい。

女性や若者から嫌われるだけではなく、同世代からも嫌われているおじさんだと記事は容赦ない。同世代のおじさんに対するアンケートには、「自分の成功したパターンを語る」、「いつも高圧的な態度」、「SNSで仕事論を熱く語っているヤツ」、「若者ぶって、至福がEXILEみたいな恰好をしていたら腹が立つ」とまぁさんざんな内容。

 

どこまでも嫌われているおやじを救う手はないものかと思うほど!?

嫌われるおじさんの共通点

本誌には博報堂生活総合研究所で生活者調査を行っている前沢裕史氏のコメントが、嫌われるおじさんの共通点をズバリ言い放っています。それは、「自分をおじさんだと思っていないおじさんの存在が共通点である」と。

自分がおじさんなのかという認識の違いが嫌われている要因だとも。おじさんなんだからSNSなんてやる必要がないという人がいる一方で、若者に交じってSNSを楽しみたいと考えるおじさんもいる。街頭インタビューに答えたおじさんは、自分は人一倍清潔感に気を使っているのに、そうでないおじさんの存在にイライラするという同世代の意見も手厳しい。

 

求められるおじさんの振る舞いと現実とのギャップに嫌われるおじさんは登場するようです。

40代~50代男性から嫌われる中年おじさんのタイプ

本誌では街頭インタビューの声と識者への取材をもとに、「出世度合い」と「価値観の新旧」を基準に、「嫌われるおじさん」を4つのタイプに分類して紹介されています。一部、本記事を引用してご紹介します。

価値観が古く気合が口癖「昭和クローンおじさん」

まずは、価値観が古くて気合が口癖の「昭和クローンおじさん」。令和の時代に取り残された昭和の化石とも言えるおじさんのことです。

暴言やパワハラ、セクハラを起こしてしまい嫌われる中年の代表格。経験主義的な人が多く、自分の経験を信じ、プライドがあるため同僚や部下に厳しくあたりがち。女性には、たとえキャバ嬢やアイドルといった若い女性に対しまでも説教をしてしまう。

仕事では常にイライラし、叱れば人は成長するといまだに信じてムダにでかい声。SNSでは投稿文に絵文字を多用して、ツイッターで長文のアドバイスまでもしてしまう。ある意味救いようのない存在。

 

高すぎる理想と自身のカッコ悪さのギャップを受け入れられない人は、昭和クローンおじさんまっしぐら。

仕事のヤル気ナシ、他者評価を気にしない「妖精おじさん」

「妖精おじさん」のキーワードは「どうでもいい」と、こちらも記事は手厳しい指摘。妖精おじさんはこれまでの人生で頑張って報われた経験が少なく、自己効力感が低いのが特徴とさんざん。何をやっても無駄という考えが強く、出世欲や昇給、結婚などに対する欲望を失った状態というわけです。

責任ある仕事は回避し、喫煙所やトイレによく行くとの指摘はおもわず「あるある」となる。見た目は悲惨で、黄ばんだワイシャツ、歯や口が汚く、ハゲ散らかしている。スーツのまま駅で缶チューハイを飲んでいる、そして選挙にいかないなど、妖精おじさんの解説には次第に笑えなくなるのです。

 

妖精というネーミングでも、抱えている問題は可愛くない。

マジメな会社一筋「社畜おじさん」

信じられるのは会社と出生のみの「社畜おじさん」は、最上位にあるのはとにかく会社。その狭いコミュニティでの肩書を重視すると、どこにもいそうな嫌なタイプ。それもそのはず、上からはイエスマンで意思がなく、そのくせ部下には責任を押し付ける。

飲み会も仕事と思っている節があり、飲み会でこそ結束を固めようとしたがるなんて具体的なおじさんが目に浮かぶのです。(自分のことはさておいて…)

それでも外見には厳しく、同僚の話はまともに取り合わない。通りすがった女性を勝手に品定めには思わず笑ってしまう。部下のSNSを頻繁にチェックしLINEにも繋がろうとすると本誌の記事には思わず「いるいる」となるのは間違いなし。

 

部下や同僚から、「あいつは、上の言うことを聞いていただけだ」と疎まれる可能性もあるのは怖い。

若さ求めるおじさん嫌い「アップデート中毒おじさん」

健康的な肉体、焼けた肌、流行に敏感で若者のトレンドも掴んでいる。こちらは、昭和クローンおじさんの逆タイプ、「アップデート中毒おじさん」と本記事は紹介しています。

相手のことよりも自身の態度の高さや若さをアピールするから嫌悪感を抱かれてしまうので、ある意味かわいそうなタイプなのかも知れません。笑

自己啓発本を強要、ブランド物で全身を固め、EXILE系の服を愛用。2次会、3次会はあたり前、自撮りを投稿するなど、もはやそのアップデートは中毒なのです。

 

いつまでも若くという気持ちはよく分かるが、中毒化はさすがにどうも…。

年下女性に嫌われる中年男の言動

日刊SPA!に関連記事がありました。こちらでは年下女性に嫌われるケース、「好かれたい」という願望が逆効果になると指摘。(恋愛戦略家・関口美奈子さんの記事)

そのうえで、その年下女性に嫌われてしまう4つの原因と改善策が紹介されています。せめてものおじさんたちの救いになるのか。

4つの原因

本記事のおじさんが若い女性に嫌われる4つの原因とは。

ひとつは、「年の差を気にしすぎる」。何かにつけて女性に対して、「それは若いからだよ」、「俺みたいにおじさんになったらわかるよ」と、年齢差で感じることを自分から言ってしまって嫌われるケース。女性は男性が思うほど気にしていないということを知らない。

ふたつ目は、「母親の話が多い」とあります。こちらはマザコン認定につながる、自分から母親の話をするのは避けるべきとアドバイスがあります。

みっつ目は、「価値観を押し付ける」です。上から目線の偉そうな年上男性は嫌いな上司とダブルというわけです。「君のためを思って」と一方的な正論ももってのほか。どんどん距離が離れてしまう。価値観の押しつけは厳禁なのです。

そしてよっつ目は、「昔は・・・」という話が多いということ。年下の女性にとって一番興味や関心がない話がこの昔の話。特に武勇伝や過去の栄光を振りかざす男性は、瞬殺で女性に嫌われてしまうということ。肝に銘じましょう。

 

年下女性に好かれたいならば会話はお互いが興味のある内容、なるべく共通の話題を提供しましょう。

一番大事なのは「大人の余裕」

年下の女性が男性に一番求めているのは、やはり大人の余裕ですと恋愛閃絡かの関口美奈子さん。まちがっても、ガツガツとして焦って口説くようなことは絶対してはいけないと教えてくれています。

同じ目線で会話すること、トレンドに敏感であること、相手を尊重し、そして大人の余裕を見せると関口美奈子さんはやさしく提言してくれています。

 

どうでしょう、真逆なことしていませんか?

関口美奈子さんのご紹介

関口美奈子さんのTwitterアカウントはこちら:@sekiguchiminako

年下女性に嫌われる中年男の言動。「好かれたい」という願望が逆効果に。(日刊SPA!)

 

恋愛戦略家。著書『「最初の男」になりたがる男、「最後の女」になりたがる女 夜の世界で学ぶ男と女の新・心理大全』(KADOKAWA)発売中。 YouTubeチャンネル「みなこの圧倒的モテ男TV」は開設1年半で総再生数が5000万回を突破。結婚相談所「エースブライダル」主宰。

 

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私の感想

週刊SPA!を手にしての本誌記事は、「あるある」、「いるいる」の連発で職場でも盛り上がってしまったほど、おもしろくもオヤジとしてはどこまでも切ない内容で身に染みるのでありました。好きでこうなっているわけではないと言い訳を抑えつつ、隠れては自分はどのタイプのオヤジになるのかと考えると穴があったら隠れたい思いに駆られます。

恋愛戦略家の関口美奈子さんのアドバイスも藁を掴む思いで素直に頷きつつ、現在の自分を反省し、せめて4つの改善策を密かに守ろうと決意する次第であります。

それでももてるオヤジは世のなかにいるわけで、彼らはみな謙虚で気を配り、清潔であることはもちろん言葉使いも丁寧できれいであると思ってなりません。(勉強させていただきます)

 

わかっているつもりですが、これがどうもいけませんとどこまでも反省するのです。

 

(marus関連記事)

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今回のまとめ

せつなくも同年代からも嫌われている中年おじさんの現状を、週刊SPA!2021年11月9日・16日号の「嫌われる中年の肖像」記事からご紹介。

40代~50代同年代男性から嫌われる中年おじさんを、本誌が街頭インタビューから4つのカテゴリーにわけて、具体的な嫌われおじさんをイメージしてその嫌われ方、嫌われている内容をせきららに解説。挿入されているイラストのなんとも的を得たイメージでより鮮明に具体化されておじさんたちの心を揺らしてしまう。

かたや、日刊SPA!の「年下女性に嫌われる中年男の言動」(恋愛戦略家・関口美奈子さん)の記事に、もはや立ち直れない中年おやじの、せめての救いの手になるか、4つの原因と4つの改善策も合わせてご紹介でした。

 

自分が嫌われているおやじであること、さて認識できるか、鍵はここに隠されているようです。

 

いかがでしたでしょうか?

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