今回のテーマは家事。毎日の家事、朝早くから食事の支度、流し台には洗い物が溜まり、脱衣所には洗濯の山。リモートワークで家にいる時間が増えたにもかかわらず、あなたのパートナーはなにもしない。だからストレスが増すばかり。共働きで家事がおろそかにならぬよう、パートナーに家事野郎デビューさせることはできないものか。この問題を解決に導く「家事こそ、最強のビジネストレーニングである」、本書の要約をご紹介します。

 

できる男ほど家事をやる

「家事こそ、最強のビジネストレーニングである」。

著者は堀宏史氏。堀氏の最新情報はこちら。

なぜ、ビル・ゲイツ氏は毎日皿洗いをするのか

この事実をご存知でしょうかと本書は投げかけからはじまります。

 

ビル・ゲイツ氏だけではありません。

世界のビジネスエリートたちが家事をしているのです。

 

家事こそ、最強のビジネストレーニングである

 

そこには、

  • 家事に隠された大きなメリットがあるから

 

この理由について、著者は実証済みと力説。

 

そのメリットとは、「脳のアクティブレスト」にある。

アクティブレストとは、
「積極的休息」と呼ばれる疲労回復法だと。

 

つまり、

  • 家事をすることで脳の疲労回復法を実践する

 

世界のビジネスエリートたちは、
この事実をすでに理解しているのです。

 

本書は、あなたのパートナーを”家事野郎”にデビューさせる1冊になるはずです。

家事はやらされるものではない

著者は広告の仕事を通じてビジネスエリートと接する中、
「家事こそ、最強のビジネストレーニング」だと確信。

 

そして、

  • 家事における脳のリラックスやそれ以外のメリットを「ビジ家事」理論として体系化

 

家事=ビジネス、意外や意外。

 

こうしてビジネスで求められるスキルを、
家事を通じて鍛える方法を解説しています。

 

(ビジネスで求められるスキル例)

  • ビジョニング力
  • 段取り力
  • 分析力
  • 調整力
  • スケジューリング力
  • 同時並行力
  • 効率向上力
  • etc‥‥

 

なるほど、ビジネスに求められるのは家事も同じ。

 

だから、

  • 家事は「やらされる」ものではなく積極的にやること。

 

家事で自らの仕事力を鍛えることもできるのです。

共感の声

仕事脳になっている自分の脳を、
家事に集中することでリフレッシュ。

脳をリフレッシュさせることで、
新たな「ひらめき」や「アイディア」が沸き上がる。

 

世界のビジネスエリートたちは家事に集中することで、
「脳のアクティブレスト」を実践。

自らの仕事力を鍛えている。

 

共感の声続出。(アマゾンレビューから)

  • 家事とビジネス、一見対立するように感じますが実は同じ思考のフォーマット!
  • 家事は毎日、だからこそ効率や段取り、役割分担、同時並行力など必要と理解した。
  • 毎日の家事こそマネジメントの要素がかなり含まれていると気づかされた。
  • 家事のストレスフルな部分をどうこなすことができるか、マインドフルネスまでつながる。
  • 家事でビジネススキルが向上するのがわかりやすい。
  • 家事をする人皆さんに手にとって読んでほしい素晴らしい本です。

 

著者はビジネスで求められるスキルを家事を通じて鍛える方法を解説、読者も高評価しています。

家事をビジネスとしてとらえる

「ビジ家事」で家事を楽にこなしビジネス力を鍛える。

本書はそのメソッドを体系化して解説しています。

一部引用してのご紹介です。

家事がどんどん遠ざかる

家事について正直な意見。

  • 仕事で疲れて家事をする気にならない
  • 食事の支度もできるだけ簡単に済ませたい
  • 食事後の皿洗いも面倒
  • etc‥‥

 

  • そう思っているうちに家事がどんどんたまってしまう

 

こんなことが積み重なれば本当に家事が嫌になってしまう。

 

あなたから、家事はどんどん遠ざかってしまうのです。

何も考えずにすぐ家事に取りかかれ

もう後回しは禁止。

  • これは後で片づけよう
  • あれをやったあとに片づけよう

ではなく、まずはすぐに手をつける。

 

これもある意味ビジネスとよく似ている。

 

よくある話し、

  • あれこれ考えるよりも、さっさと手をつけてみたら案外すぐに片づいた

 

家事は積極的にやることで脳のリフレッシュ、
そう考えればすぐに取りかかりやすい。

 

家事をする気にならないときこそ、何も考えずすぐに取りかかる、これこそが「ビジ家事」なのです。

家事を細かいタスクに分解して考える

家事も細かいタスクに分解して考えると、
それはもうビジネスとおんなじ。

 

洗濯は、

  • 「洗う」「干す」「たたむ」とタスクに分解

 

家事全体を、

  • 買い物
  • 食事の支度
  • 食事の後片付
  • 洗濯
  • 掃除
  • 片づけ

 

などと分解することからはじめる。

 

さらに、

  • それぞれの家事をより分解したタスクで考える

 

分解したタスクを家族それぞれの得意、不得意、負担感など話し合い、
適切な担当をタスクに割り当てていくのだ。

 

どうせ担当になるなら不得意よりも得意分野の方が適切だ。

 

家事を適切に割り振れるようになれば、
仕事でも業務を他の人やチームにうまく任せる力が身につく。

 

家事を分解するとできることが見えてくる。

家事もマネジメントする

タスクを適材適所に配分後も、
うまくいかないことがあります。

 

たとえば掃除の担当を決めたが、
なかなかうまくいかないことなど。

 

ならば、そもそも床にモノを置かない、

  • ルールを変更してみる

 

マネジメントとは「やりくり」。

 

家庭の毎日の気持ちの良い生活の実現のために、
家事はまさにやりくり。

家事のマネジメントはビジネスと共通するわけです。

 

家事マネジメントもビジネスと同じ、”やりくり”管理なのです。

家事でビジネス力を鍛える

ビジ家事はビジネス。

鍛えるべきは家事の反射神経

ビジ家事のマネジメントは、

  • どうやったら家事をすぐやれるようになるのか

 

であります。

 

この難題を著者は、

  • その秘訣は「反射神経」にある

 

と説いています。

 

これもビジネスシーンによくある話ではないでしょうか。

 

メールが届いているのに後でと先送りにしてしまうと、
次々に新しいメールが届き余計に面倒で時間がかかったり。

急ぎの用事や会議が突然入り、
メールのことなどあっという間に忘れてしまうなんてことも。

 

だからこそ、

  • すぐ手をつける反射神経的を養う必要がある

 

ということです。

 

何か気がついたときには何も考えずにすぐ反応する。

 

「家事の反射神経」でビジネス力を鍛えることができるのです!

今回のまとめ

というわけで、今回は以上です。

 

家事こそ、最強のビジネストレーニングである

本書の要約を一部引用した形で、内容をご紹介しました。

 

まさに、家事とビジネスは同じ。

  • 細分化して、マネジメントして、反射神経が問われる

 

だから、家事でビジネス力を鍛えられる。

ビル・ゲイツ氏が皿洗いをしている理由がここにあるのでした。

 

ただひとつ、

  • 家事は脳をリフレッシュしてくれる

 

あなたは生まれ変わり、
パートナーの奥さんは驚くでしょう。

 

家事を積極的にはじめるのですから!

 

いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます。

少しでもヒントになればうれしく思います。