今回のテーマは片付のコツ。新年や新年度には心機一転、自宅の環境をアップデートしたいと散らかっている自分の部屋の片づけに手を出したものの、なかなか片づかない。なんとかある程度は片付いたかなと思った隅からすっかり元通りなんてことありませんか。片付ができない自分を恨み、そもそも片づける方法があるのなら教えて欲しいと切に願うばかり。そこで、できるだけ労力かけずにさっさと片づく方法、片づけのコツを脳外科医の脳の視点からをご紹介します。
目次(ページコンテンツ)
片づけられないのはなぜ
なぜ片付することが苦手なのか、性格なのでしょうか!?
脳科学者が断言する挫折しない片づけのコツとは。
引用元:片づけ脳 (加藤俊徳著)
片づけをあまくみている
片づけが本当に面倒。
ついつい適当になってしまう。
そもそもヤル気もなくすぐ家が散らかってしまう。
しかたなく片づけなくてはと、
ようやく重い腰を上げたとしても空き時間がやっと。
そんな片づけの大問題に本書著者、
脳外科医加藤俊徳氏は指摘します。
Twitter:加藤俊徳@NOBANCHI_Brain
実は、
|
適当に片づけてみてなんとなくやるものだと、
甘く考えがちだと加藤氏は指摘しているのです。
片づけ脳──部屋も頭もスッキリする!(加藤俊徳著)
「片づける」はそれだけ脳をすごく使う大変な作業。
それはまるで暗算しながら階段の昇降運動をするみたいだと、
加藤氏は解説されています。
そもそも片付は、
どういう状態にもっていきたいかという未来を考えながら、
問題も自分で設定しなくてはならない。
さらに加藤氏はこう断言してます、
|
片づけは脳をすごく使う大変な作業、脳が疲れている状態では挫折して当然なのです。
どうしたら片づけられるのか?
加藤氏は片づけられるようになるにためにはと、
ポイントを2つ挙げています。
ひとつは、
|
ふたつめは、
|
と、アドバイス。
大事な仕事や会議をは時間を決めて取りかかるように、
片づけも時間を決めて真剣に取り組むべきだと。
となると、
毎日時間があれば片付をするなんてのは無理な話し。
そこで加藤氏は、
|
と提言しているのです。
短い時間で片づける場所を決めて毎日やる片付の方が脳には優しい、だから続けられるのです。
最後は捨てる
こちらMONOQLO 2022年4月号、
大人の部屋作りのモノとノウハウが満載。
どんなに毎日片づけをしても収納には限界がある、
最後に大事になるのはズバリ「捨てる(処分する)」ことだと。
「片づけ脳」と合わせて、
記事の概要を一部引用してご紹介です。
リビングは家庭での公共の場
家の中、まずはリビングについて。
本記事によるとリビングは家族が集まる場所だけに、
モノが増える場所でもあると指摘。
とならば、
|
棚から溢れた雑誌やCD、DVD、置物や観葉植物などは、
置く場所飾る場所を決めて、
置ききれないモノは処分してしまうこと。
いわれてみれば当たり前、
|
増えすぎて結局使っていないクッションも、
いざ掃除となると邪魔になるばかりだ。
リビングは家族が集まる場所だけにモノが増えやすいからこそ限度を越えたら処分が大原則にすべし。
デスクは物置じゃぁない!
次はデスク。
在宅ワークがあたり前になった今、
散らかったデスクとその周りでは仕事にも悪影響を及ぼす。
机の上にある大量のメモ用紙やペン、
使いかけのノート類が散乱してやいないか。
積んだままの書籍に趣味ではまった道具などなど、
|
デスクや書斎は物置じゃぁない仕事に集中できる空間であるべき、必要でないモノはとにかく処分。
キッチンの原則は3つのしやすさ
こちらはキッチンについて。
本記事ではキッチンについて、
「3つのしやすさ」が紹介されています。
3つの”しやすさ”とは、
|
キッチンはこの3つの「しやすい」を意識することが大切。
さらに、
|
流行りに乗って買ってしまった家電や調理器具など。
使っていないにもかかわらず、
貴重なキッチンの場所を占領されてしまっている現実。
使っていないのにキッチンを占領しているモノ、すぐさま処分だ!
少ない服でオシャレにがクローゼットの基本
クローゼットもしかり。
いつかは着るであろうと、
いつのまにか溢れかえっているクローゼット。
きっと痩せてまた着てみせるからとか、
高かったブランド品だったからには捨てられないとか。
転職して着なくなったスーツとか、
とにかく念のためにとストックするばかり。
本記事はこれについて、
|
と、断言してます。
そもそもホントウにその服着たいなら、
まずはダイエットしなさいとオチまで。
いつか着るつもりの服より、今着る服を大切に。
トイレこそきれいに
狭いトイレにも意外とモノが多いとも指摘してます。
使い古したマットに始まり、
なぜか飾りたくなる観葉植物。
色あせた写真入りのフォトフレームなどなど。
トイレは憩いのオアシスであるべき、
|
また、
安売りだからとばかりに、
トイレットペーパーも大量に買わないようにと注意も。
狭いトイレにモノが溢れていれば、
必要な掃除も手が届かない。
汚れがちな場所が掃除しにくい場所では困るというわけです。
多すぎるストックは場所とお金の無駄遣い、結局、無駄になるのです。
一日のはじめと終わりは美しい洗面所で
洗面所がすっきりキレイに整っていると、
朝はやる気が出るし夜はリラックスした気分になれる。
ホテルから持ち帰ってきた歯ブラシなどのアメニティグッズ、
使い切っていない整髪料、
あれこれ集めた入浴剤などがここでも溢れかえる。
だからこそ、
|
使っていないモノは使うか捨てるかの二択である。
宅配人やご近所さんに恥ずかしくない玄関を
最後に本記事が指摘している箇所が玄関。
玄関は家の顔である。
扉を開けた瞬間に宅配人やお客様の顔が引きつる様子はみたくないもの。
どこにでもあるあるの現状をズバリと指摘、
|
さらに、
|
せめて玄関に放置するのは考えもの。
玄関、不要な靴に傘をまず処分、置きっぱなしも厳禁です。
今回のまとめ
というわけで、今回は以上です。
なかなか片づけができないとお悩みの方も多い。
そこで、脳内科医で医学博士著「片づけ脳」を引用して、
片づけできない理由と片づけのコツにフォーカスしてご紹介。
また、「MONOQLO( 2022年4月号)」の記事から、
最後に大事になるのはズバリ「捨てる(処分する)」もご紹介でした。
片づかないのは脳のせい。
片づけのデキない人は片づけをあまくみている。
不要なモノは処分して、短時間にサッと場所を決めて片づけるが大原則でありました。
いかがでしたでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございます。
少しでもヒントになればうれしく思います。