月曜日となるとなんとも気が重くなる。週の初めの月曜日に落ち込むなんてことありますよね。とはいえ、職場に行かないわけもいかず。目にしたくない溜まった仕事、何から手をつけようかと考えただけでもうんざり。面倒な顧客、理解苦しむ上司、動かぬ部下などなど人間関係にも頭が痛い。そんな悩ましい月曜日に重たい心と頭が軽くなる方法があるというのです。それが「月曜瞑想」。今話題の座禅、マインドフルネスかと思いきや、とってもカンタンで気持ちよく1週間をスタートできると。本書を一部引用してこの新習慣についてご紹介します。
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目次(ページコンテンツ)
心と頭が軽くなる 週はじめの新習慣「月曜瞑想」
あなたの1週間が充実したものになるかどうかは、週のはじめの朝の心の状態にかかっている。
本書著者:臨済宗建仁寺派/両足院副住職/伊藤 東凌(いとう・とうりょう)
誰でも気軽にできる瞑想
瞑想というと、昨今のマインドフルネスブームを思い出してしまいます。
著者は、フェイスブックの本社でヨガサークルや瞑想サークルの人たちに瞑想の指導をしたり、国内の企業の方々にも対面やオンラインでマインドフルネスの指導をされているエクスパート。
ところが指導している方の中には、「瞑想は興味があったのですが、私はマインドフルネスをやるようなタイプじゃないし、ちょっと違うかな、と思って」と引いてしまう人も少なくないと実感されていた。
※本書の詳細は本書画像をクリック。
瞑想は本来誰でもが気軽にできるもの、子どもから大人まで家族みんなが習慣化できるものであってほしい。そういった思いで考案したのが、「月曜瞑想」と紹介されています。
「月曜瞑想」は、まさにカジュアル化した瞑想なのです。
月曜の朝5分で心を再起動する新習慣「月曜瞑想」とは?
瞑想というとピンと背を伸ばしあぐらをかいて座る。そんなイメージがあります。これから紹介する「月曜瞑想」を知ると意外に思われるかもしれません。
というのも、月曜瞑想は壁にペターともたれかかって足を投げ出して座って行う。足を組まなくてよいこと。脱力してよいこと。瞑想の態勢を取らずして、「ホントウに瞑想ができるの?」と思ってしまうほど。
著者は、姿かたちにとらわれてしまうと瞑想の本質を理解できないかもしれないと解説。なによりも、本質をまっさきに理解してもらい、瞑想の体験で得たものを実生活に生かしていただきたい。そこで、やり方はごくごくラクに自由なものにしたというのです。
月曜瞑想はほかの瞑想のやり方とは一風変わっています。
たった5分の瞑想からでOK
もちろん、もっと長くできる方は、長くやったほうが、再起動された心と頭を実感しやすく、またその状態が長く続きやすいかもしれません。
月曜瞑想にかける時間は、まずは5分からでOK。
- 起きてからすぐでもいい。
- 朝食の前でもいいでもいい。
- 出かける直前でもかまわない。
日々の忙しい毎日を送る中、特に忙しい月曜日の朝、どうか5分でいいから自分のための時間としての瞑想の時間を捻出してほしいと著者の願いがあります。
不思議、週のはじめの朝に瞑想の時間を5分間つくるだけで、1週間がガラリと変わるのです。
少しずつ自分の心とのつき合い方が変わってくる
月曜瞑想を習慣にすることで、自分の心とつき合い方が変わってくるとは、一体どういうことでしょう。
瞑想は「頭を空っぽ」にするものではなかった
●月曜瞑想は難しいことを考える必要はないのです。
「瞑想」というと、頭を空っぽにする、心の中をきれいにする、自分と向き合う、無になる。ひと言でまとめると難しそうなイメージがどうしてもあります。
「月曜瞑想」ではそのような難しいことを考える必要はないのです。それでは、いったい瞑想で何をしているのでしょうか!?
●著者は、「いろいろなことを感じています」。
- 息を吸っているなあ、吐いているなあ。
- 手が温かいなあ、指がしびれているなあ。
- 鳥の鳴き声が聞こえるなあ、足音が聞こえるなあ。
- お線香の香りがするなあ、花の香りがするなあ。
- 自分の感覚を開いて、自分にあるもの、まわりにあるものを感じて、どんどん受け入れています。
日常生活を送る中でストレスなどで乱れて混線してしまった感覚を整え、本来私たちが持っている状態まで取り戻す。そうすることで、自然と心の状態も整っていきますと解説しています。
頭の中を空っぽにするのではなく、自分の感覚で受け取る情報を1つひとつ丁寧に体験することです。
幸せクセに気づく
●周りを見る目が変わってくると世界が変わって見えるようになる。
浜辺に座り海を眺めていると、青い海、青い空、波の音、遠くに見える船。ときどき空を舞う鳥の白さに、波の音の心地よさに心が落ち着くことに気付きだす。
月曜瞑想を習慣にできると、週のはじめを浜辺で海を見た後の感覚のように自然体でスタートすることができる。そのうち自分のことも周りのことも、いろいろ細かなことに気づけるようになるのです。
あの人ってみんなに挨拶してるんだ、イヤな上司だと思っていいたけどけっこう周りに気を使っているんだなんて具合。周りを見る目が広がると世界が変わって見えるようになってくる。
なんて素敵なことでしょう。
●これが「不幸せグセ」
人はほおっておくと、いやなことキライなこと不安なことばかり考えてしまう。まるで不安なことをわざわざ探し出したり記憶してしまったり。これが「不幸せグセ」です。
小さな幸せ感に気付きだすとどうでしょう。幸せを感じる時間が増えるほどその内容はポジティブなものになる。また嫌なことキライなこと不安を感じたら「月曜瞑想」で再起動すればいいのです。
ほとんどの嫌なことキライなこと不安は「今ここに」はない、瞑想で「幸せグセ」に気づくのです。
私の感想
●人も時々再起動。
パソコンやスマホもオーバーワークになるとフリーズしてしまうことがあります。このときの対処法として再起動があります。人間も同じ、ときに再起動が必要になることがあるんですね。その再起動の方法が瞑想と理解すると馴染みやすい。
月曜瞑想は、どこでも、どんな格好でも、たった5分でいいなんて。無理に頭の中を空っぽにすることもなく、自分の間隔で受け取る情報を1つひとつ丁寧に体験するという解説は、あぁなるほどと思ったものです。
体験者としてのおススメは、最初は1分でやってみる。たったの1分だけでもいろんなことを感じます。すると1分の瞑想なんてあっという間。5分の瞑想はすぐに慣れると思います。
やがて自分を外から観察できるようになる、この感覚がいいように思います。
(marusblog関連記事紹介)
今回のまとめ
●カンタン・カジュアルな新瞑想法。
悩みが頭から離れない、すぐイライラしてなんだか気持ちがざわついて落ち着かない。そんな気が重い月曜日に、その悩みや不安をカンタンに取り除いてくれる習慣。
それが「月曜瞑想」です。
いま話題のマインドフルネスかと思いきやまったく違います。ふだんの生活に取り入れやすい、カンタンでカジュアルな新しい瞑想法なのです。
●浜辺に座り海を眺め感じる感覚。
瞑想と言っても「頭を空っぽ」にする必要もない。いろいろなことが頭をよぎってもかまわない。ポイントは、自分の感覚で受け取る情報を一つひとつ丁寧に体験すること。それは浜辺に座り海を眺めて体験することに似ています。波の音、感じる風と塩の香り、遠くに見える貨物船や風に乗ってはばたく鳥など。
人はほおっておくと、いやなことキライなこと不安なことばかり考えてしまう。まるで不安なことをわざわざ探し出したり記憶してしまったり。これが「不幸せグセ」です。
月曜瞑想を習慣化できるようになると、浜辺の海で体験したように見る世界が変わってくる。それが小さな幸せの気づきにつながるのです。
●月曜瞑想のやり方はカンタン。
週1回5分でOK。足を組まなくても姿勢を正すことなくてもOK。壁や背もたれに寄りかかってでもOK。起きてからすぐにでも、朝食の前でも、出かける直前でもかまわない。誰でもいつでもどこでも気軽にできるのです。
パソコンやスマホもオーバーワークになるとフリーズしてしまうことがあります。このときの対処法として再起動があります。人間も同じ、ときに再起動が必要になることがあります。その再起動の方法が瞑想と理解すると馴染みやすい。
やがて自分を外から観察できるようになる、この感覚が「幸せグセ」につながります。
今回は「月曜瞑想」のご紹介でした。
いかがでしたでしょうか?
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