今回のテーマはエクセルの表を「しましま」に見やすくする方法について。作成した表の1行おきに色を変えて見やすくする方法です。まさか、手作業で1行ずつ塗ったりしていませんか?これでは時間もかかり面倒です。「書式のコピー」を使って手軽に「しましま」にする方法や「条件付き書式」、さらに、とっておきの裏ワザをご紹介します。

「しましま」にするここが問題!

エクセルの表、1行おきに色を変えたい。

表が見やすくなる

●1行おきに色を変えると見やすくなります。

  • 表データのサイズが大きくなればなるほど、1行おきに色をつけると見やすさがより実感します。
  • 問題は色のつけ方になります。

まさか1行おきに「塗りつぶし」!?

●1行おきに「塗りつぶし」は面倒です。

  1. 行を範囲指定する。
  2.  「塗りつぶし」ボタンを押して色を選択して塗りつぶす。
  3. 作業を1行おきに繰り返す。

 

●下記のようにショートカットキーなどを使うとそれなりに便利です。

  • 上記のように範囲指定した1行に色を塗る。
  • 次に色を配置したい行を範囲指定する。
  • 「F4」を押す。(F4キーで作業の繰り返しができます)
  • 「Ctrl」キーを押しながら複数の行を範囲指定し「F4」キーでさらに効率よく塗りつぶしができます。

 

それにしても、表のサイズが大きくなると作業は面倒で大変です。

簡単に表を「しましま」にする2つの方法

簡単な方法としては「書式のみコピー」機能を使う方法です。

「書式のコピー/貼り付け」ボタンを使う

1.書式のみをコピー。

  1. 1行目もしくは2行目に色を塗り両方の行を範囲選択します。(ここでは1行目に色をつけてます)
  2. 「ホーム」タブをクリック。
  3. 「書式のコピー/貼り付け」ボタンを押す。

 

2.ドラッグして範囲指定するだけ。

  • ポインタが「刷毛」の形に変わっていることを確認します。
  • 残り色を塗る行をドラッグして範囲指定します。
  • マウスから指を離した時点で1行おきに色がつきます。

「オートフィル」機能を使う

●「オートフィル」機能とは。

セルに入力されている式や値を参考に、自動的に連続した値などをコピーする機能です。

① 1行目もしくは2行目に色を塗り両方の行を範囲選択します。(ここでは1行目に色をつけてます)
② 範囲指定した行の右下にある「■」(フィルハンドル)を下方向へドラッグします。

 

●「書式のみコピー」を選択する。

③ 「オートフィルオプション」をクリック。
② 「書式のみコピー」を選択する。

 

●1行おきに色塗りができました。

「テーブル」機能を利用してもっと簡単便利に

1行おきに色を変えてきれいに見せたいときに、「テーブル」機能を使うとより簡単です。あらかじめスタイルが用意されているので選ぶだけで、表に色をつけたり罫線を引いたりすることができます。

また、「オートフィルタ―」機能も一緒に使えるので、データの絞り込みなど便利です。

「テーブル」機能を利用する

1. 表を選択する。

① 表をドラッグして範囲指定します。

 

2.「テーブル」機能ボタンを押す。

② 「ホーム」タブから「テーブルとして書式設定」ボタンをクリック。
③ ここでは「テーブルスタイル(中間)2」をクリック。

 

3.「テーブルとして書式設定」ダイアログボックスが開く。

③「テーブルとして書式設定」ダイアログボックスが開き、範囲が自動的に指定されます。
④「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」のチェックを入れます。
⑤「OK」ボタンを押す。

 

●1行おきに色塗りのスタイルになりました。

  • 表がテーブルとして設定され、スタイルが適用される。
  • 同時に「オートフィルター」機能も設定され、データの絞り込みが可能になります。

テーブルのスタイルを変更する

●「テーブルツール」-「デザイン」タブで操作する。

カーソルをテーブル(表)内に入れると、リボンメニューに「テーブルツール」が表示されます。

① 「テーブルツール」-「デザイン」をクリック。
② 「テーブルスタイル」グループが用意されています。
③ 「その他」の「▼」ボタンをクリック。

 

●変更するスタイルを選択する。

  • ここでは、「テーブルスタイル中巻」を選びます。

 

●スタイルが変わりました。

今回のまとめ

●というわけで、今回は以上です。

  • エクセルで作成した表を1行おきに色を変えて見やすくしたい。
  • まさか1行おきに「塗りつぶし」をしてませんか!?
  • 簡単に「しましま」にする「書式のコピー/貼り付け」機能と「オートフィル」機能のご紹介。
  • 「テーブル」機能を利用してもっと簡単便利に「しましま」にする方法のご紹介。

 

いかがでしたでしょうか?

少しでもご参考になればうれしく思います。