今回のテーマはコーネル式ノート術の使い方です。自分で書いたせっかくのノート。ところが見返しても内容がよくわからないなんてことないでしょうか。ノートは大切だとわかっていても、ノートの取り方がわからないと悩んでいませんか。ちょっとしたノートの取り方でその成果は大きく変わってきます。このお悩みを見事に解決してくれるのが「コーネル式ノート術」です。その特徴と使い方のご紹介です。

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ノートの取り方がわからない

ノートの取り方がよくわからない、そうお悩みの方はいらっしゃるはずです。

ノートを読み返しても結局わからない

ノートを書き留めることはするものの、困ったことがありませんか!?

たとえば、

 

  • 自分で書いたノートなのに、読み返してもよくわからない。

 

なんてこと。

 

これではせっかくのノートが台無しです。

原因はノートの取り方がわからない

せっかくノートに書いても、後になって役立たない。

それは、内容がまとめられていないからなのです。

 

まとめられない原因は、

 

  • 書き方(まとめ方)がよくわからないから。

 

ただ、メモを書き込んでも後で役立たない。

メモがメモとつながり、全体がまとまったノートでないと役に立たないというわけです。

 

上手く書きまとめるノートの書き方のなにかいい方法がないものでしょうか!?

コーネル式ノート術とは

上手く書きまとめるノートの書き方、いい方法があります。

それがコーネル式ノート術、使い方をご紹介します。

コーネル式ノートの特徴

まずは、コーネル式ノートの特徴のご紹介です。

コーネル式ノート術とは、

 

  • 1989年アメリカの名門コーネル大学の学生のためにWalter Pauk氏が開発したノート術。
  • 最大の特徴は、ノートの1ページを3つの領域に分けること。
  • コーネル式ノートは、さまざまな場面で活用できる。

 

コーネル式ノートは、その利便性の高さが評価されています。

現在アメリカの有名大学、研究機関などで最も多く導入されているメソッドになっているようです。

 

3つのの領域をうまく使いわけることで思考の整理ができる。

メモがしやすく見返しても驚くほどわかりやすくなります。

 

大学などでの勉強はもちろん、資格試験対策、ビジネスミーティング、読書など。

あらゆるノートを取る場面で活用することができます。

 

コーネル式ノート術でよくわからなかったノートの書き方を解決することができるのです。

コーネル式ノート術の使い方

図のように、コーネル式ノートには3つの領域があります。

 

  1. ノート領域
  2. キーワード領域
  3. サマリー(要約)領域

 

それぞれの領域の特性は次のとおり。

 

  • A.ノートの領域

はじめに書き込む一番広いノートエリアです。

授業や会議での主な内容など、箇条書きなどで簡潔に記録をしていく領域です。

わからなかったことなど追記ができるようにスペースを空けます。

後から書き込みして情報をより正確に記録していきます。

 

  • B.キーワード領域

ノートを見返りしながら重要に思うキーワードはもちろん。

見返したときにキーワードを見て、すぐに記録した内容がわかるようになります。

 

  • C.サマリー(要約)領域

Aの内容やBのキーワードを振り返り、要点や決定事項にまとめます。

これは復習時の確認、次の行動、新たな疑問や課題なども明確にします。

 

コーネル式ノートの3つの領域で情報を整理し、自分の言葉でわかりやすくまとめることができます。

コーネル式ノート術のさまざまな使い方

コーネル式ノートはさまざまなシーンで使うことができます。

学習や試験勉強で使う

成績アップにはインプットとアウトプットが必要です。

コーネル式ノート術はインプットとアウトプットが同時に行えるのです。

 

  • A.ノート領域:教科書や参考書、先生や講師の解説、黒板の記録をメモ(インプット)します。
  • B.キーワード領域:重要なキーワード、ノートエリアの情報が解答となるであろう箇所など。
  • C.サマリー領域:キーワードをつなげると全体の要約(アウトプット)となります。

 

つまり、学習に最適なノートと言えるのです。

 

コーネル式ノートのメソッドとは、インプットとアウトプットが同時にできるノートなのです。

会議議事録で使う

会議の議事録などのまとめにも役立ちます。

キーワードやサマリーで、ようするにと会議内容の要約がすぐ確認できます。

 

  • A.ノート領域:会議の内容をメモします。
  • B.キーワード領域:重要点、調べる必要性、行動すべきことなどキーワードを書き出します。
  • C.サマリー領域:会議の要約、会議の決定事項などまとめます。

 

会議の議題から議論内容、そして決定事項と流れが把握できます。

サマリー(要約)も共有できる点も議事録として重要になります。

 

会議を通して状況と決定事項の確認はもちろん、次に何が必要なのか明確になります。

報告書・企画書・プレゼンの原稿に使う

ビジネスでは効率よく、漏れなく、相手に伝わる文章が重要です。

それだけに、企画書やプレゼンの原稿づくりは骨が折れます。

 

コーネル式ノート術は、これらの原稿づくりにも適しています。

 

  • A.ノート領域:見出し、本文の原稿
  • B.キーワード領域:重要点、注意点、確認すべきこと、質疑の予想など
  • C.サマリー領域:伝えたいことの要約

 

俯瞰して全体を確認できるので、細部にわたるまで漏れなく関連づけができます。

 

相手に情報を伝えるには準備が肝心、コーネル式ノートは原稿作成の準備に力を発揮します。

読書で使う

読書がより楽しくためになります。

コーネル式ノート術でまとめた読書録は、後で読み返してもすぐに頭に入ります。

 

  • A.ノート領域:付箋、マーカーなどのチェック箇所
  • B.キーワード領域:学んだこと感じたこと、ヒントやアイディアのキーワードを書き出す
  • C.サマリー領域:この本を手にした理由、読んだ感想、今後どう活かすかなど

 

読んでためになったと感じるだけでなく、次の行動に移せること。

これこそが読書で得た情報を身につけやすくする術にもなるはずです。

 

本を通して得た学び、心の動きを知ることで、自分を知り人として成長するのです。

計画に使う

いつ、何をとただメモするだけではあまり計画とは言えません。

コーネル式ノート術では、いつ、何を、どれくらい、なぜと綿密な計画づくりができます。

 

ここには、立てた計画を継続することのできるヒントもあるのです。

 

  • A.ノート領域:新しく取り組む習慣の計画を立てる(何を、どのように、どれくらいなど)
  • B.キーワード領域:注意事項、自分への励まし、守るべきことなど
  • C.サマリー領域:目的、習慣にしたい理由、目指すゴールなど

 

これで、三日坊主も解消できます。

 

いつ、何を、どのように、どれくらい、何の目的で、具体化できるから習慣になるのです。

1日のTODO管理と振り返りに使う

毎日の計画と記録にも使えます。

 

TODOリストにはやるべきことだけでなく、入手した情報や予定、指示、連絡なども書きこみます。

単なるTODOリストが進捗管理リストに生まれ変わります。

 

  • A.ノート領域:今日の予定、TODOリスト、新しいタスクメモ、振り返りメモ
  • B.キーワード領域:重要点、注意点、確認すべきこと、連絡事項など
  • C.サマリー領域:今日の要約、振り返りまとめ、次のアクションへ

 

うっかり忘れ、ミス防止につながります。

 

年次、月次、週次、日次のスケジュール、タスク管理にもコーネル式ノートは活用できます。

コーネル式ノート術を使ってみた

コーネル式ノート術は簡単、シンプルなのですぐ使えます。

まずは、使ってみることをおススメです。

 

  • コーネル式ノートは使いやすい。
  • コーネル式ノートは自分と会話、復唱できるので頭に入り覚えやすい。
  • コーネル式ノートは見返してもわかりやすい。

 

悩まずメモをしてキーワードでチェック。

それをまとめるだけととにかくまとめやすい。

 

ノートエリアにメモしながらキーワードを書き出している作業はまさに自分との会話。

復唱しながらサマリーもまとめることにつながるので、とても頭に入りやすく記憶に残ります。

 

どんな場面でもメモをまとめることができる。

後で見返ししてもその内容がよくわかる点がとても役立ちます。

 

さらにメモを追記したり、アイディアがひらめいたりと新しい発見もあり。

記録したノートを活かすことができるのでとても楽しく使えます。

 

コールネル式ノートは確かに使いやすく、便利で楽しいノート術です。

今回のまとめ

というわけで、今回は以上です。

 

今回は、コーネル式ノート術のご紹介でした。

特徴は、

 

  • コーネル式ノート術は利便性の高さが評価されています。
  • コーネル式ノート術はノート1ページを3つの領域に分けるだけ。
  • コーネル式ノートのメソッドとは”インプット”と”アウトプット”が同時にできる。

 

そのためさまざまな場面で活用することができるのでした。

 

いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます。

ノートのことでお悩みの方、本記事が問題解決のヒントになればうれしく思います。

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