COUNTIF関数では単一の条件に一致するデータをカウントしました。複数の条件に一致するデータをカウントする場合はCOUNTIFS関数を使います。COUNTIFS関数を使えば特定の文字列や日付を含むセルの個数を数えたりすることができます。本記事ではCOUNTIFS関数の基本的な使い方をご紹介します。

 

 

COUNTIFS関数の基本的な使い方

COUNTIFS関数は、指定された範囲に含まれるセルの中で、複数の検索条件に一致するセルの個数を返します。

COUNTIFS関数の書式

COUNTIFS関数の書式は、「=COUNTIFS(条件範囲1,検索条件1,条件範囲2,検索条件2,…)」の構成となります。「条件範囲」と「検索条件」が必ずワンセットになります。このセットが複数で計算されるということになります。

COUNTIFS関数では「条件範囲」と「検索条件」の組み合わせを最大127個まで指定することがで切るのです。

 

COUNTIFS関数の書式は、「=COUNTIFS(条件範囲1,検索条件1,条件範囲2,検索条件2,…)」の構成です。

COUNTIFS関数の入力セル

  • 男性と女性の既婚と未婚のリストから、「女性」の「未婚」者の数を求めます。
  • 条件は「性別」と「未婚既婚」ですから、条件は2つ以上の複数条件となりますから、COUNTIFS関数を使います。
  • セルG3に2つの条件を満たす個数を計算し表示します。

COUNTIFS関数名を入力する

  • セルG3に「=COUNT」と入力します。
  • 候補関数が表示されます。
  • 「COUNTIFS」を選択し「Tab」キーを押します。
  • セルG3に「=COUNTIFS(」が入力されます。

 

http://marus.info/%ef%bd%85xcel-input-function/

条件範囲1を指定する

  • 条件1は「女性」です、「検索条件範囲1」は表の「性別」列がその条件範囲となります。
  • 直接入力するか、マウスで範囲指定します。
  • 「=COUNTIFS(B3:B9」が入力されます。
  • 「,」(カンマ)を入力し、「=COUNTIFS(B3:B9,」となります。

検索条件1を指定する

  • 条件範囲1の「性別」の列の中から検索条件1は「女性」ですから、「”女性”」と式に入力するか、セルE3をクリック選択します。
  • 続けて「,」(カンマ)を入力します。
  • セルG3には「=COUNTIFS(B3:B9,E3,」となります。

検索範囲2を指定する

  • 条件2は「未婚」です、「検索条件範囲2」は表の「未婚既婚」列がその条件範囲となります。
  • 直接入力するか、マウスで範囲指定します。
  • 「=COUNTIFS(B3:B9,E3,C3:C9」が入力されます。
  • 「,」(カンマ)を入力し、「=COUNTIFS(B3:B9,E3,C3:C9,」となります。

 

検索条件2を指定する

  • 条件範囲2の「未婚既婚」の列の中から検索条件2は「未婚」ですから、「”未婚”」と式に入力するか、セルF3をクリック選択します。
  • セルG3には「=COUNTIFS(B3:B9,E3,C3:C9,F3」となります。
  • 「Enter」キーを押します。

COUNTIFS関数の結果

  • COUNTIFS関数によって指定された範囲の中から、それぞれの条件を満たすセルの個数が表示されました。
  • 女性の中で未婚者は2名です。

私の感想

「検索対象」と「未婚既婚」をそれぞれ「男性」の「既婚」と入力し直しますと、COUNTIFS関数の計算結果は「1」と表示されます。リストを確認しますと、上記の条件を満たすのは「1」であることがわかります。

条件を書き換えしましたが、あらかじめ集計する条件を表にしておけば、入力したCOUNTIFS関数をコピーしてデータが刻々と追加されても検索条件を満たす数もそれに合わせて瞬時に計算がされていきますから、よりデータベースの分析に適した関数のひとつであると思います。(データが追加されていくときの関数の範囲指定は応用編になります)

 

関数は使ってこその魅力です、データ分析に欠かせないOUNTIFS関数ですからぜひマスターしましょう。

http://marus.info/excel-multipcation-marusblog/

http://marus.info/excel-vlookup-blank-marusblog/

http://marus.info/excel-countif-marusblog/

今回のまとめ

複数条件に一致するデータをカウントするCOUNTIFS関数は、「条件範囲」と「検索条件」をセットで、127個まで組合せをすることができますので、データベースからさまざまな条件を持つデータの数がわかりますので、マーケティングなどの分析にその威力を発揮します。

COUNTIFS関数の基本として、COUNTIFS関数書式、入力の方法を、条件1の条件範囲と検索条件、条件2の条件範囲と検索条件と手順を分けて紹介しました。

関数の入力方法はいくつかあり、その方法は別途記事をリンクを貼って紹介していますので参考にして頂けたらと思います。

 

COUNTIFS関数はデータベースの分析に威力を発揮しますので活用しましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

最後まで読んでくださりありがとうございます。人気ブログランキングに参加中。こちらクリックして頂けましたらうれしく思います。
↓↓↓

Microsoft Officeランキング