座りすぎによる健康被害が日本でも指摘しだしたというニュースがありました。すでに欧米諸国ではこの座りすぎが問題視されているらしく、オーストラリアでは官民一体となってテレビCMなどで警鐘を鳴らしているとか。座りすぎでどうして健康被害が生じるのか? その解消法なるものはどうしたらいいのか?今回は座りすぎによる健康被害と対策についてご紹介します。

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座りすぎの危険とは

デスクワークが多い仕事では、どうしてもイスに座ったまま動かないことが多く、当然運動不足になりがち。自宅でもテレビをずっと見てたり、ゲームやスマホをいじったりと、座りっぱなしになりがちです。同じ姿勢が続くと想像以上に体への負担が大きくなることと、病気のリスクも高くなるというのです。

 

座りすぎとは?

イギリスが最初に座りすぎのガイドラインを作成したのが2011年。就業時間中に少なくとも2時間、
理想は4時間座っている時間を減らすべき。そして減らした時間は立ったり歩いたりといった、低強度の活動にあてるべきだと主張する。どうしてここまで座りすぎの時間削減をよびかけたのか?

 

座りすぎによる肥満や糖尿病、高血圧症や心筋梗塞そして脳梗塞にがんなどを誘発するから。

 

 

特にこの20数年はIT化が進み、日常的に体をあまり動かさない時間が長くなった。調査によると日本人の仕事の70%もの時間、座りっぱなしで過ごしているというのです。自宅でもテレビのチャンネルを変えるにも部屋の電気を消すにも、昔はいちいち立ち上がって操作をしたもの。最近ではどれもリモコンや場合によってはスマホで済ませちゃうなんてのも常識に。

外出する際も、クルマを使い、エスカレーター、エレベーターなどなど、考えてみれば昔に比べてどんどん体を動かさない生活が多くなってしまっているという事実。当然、活動量がどんどん減少しているということになります。

 

座ること自体が悪いわけではなく、座りすぎて体の活動量が減っているのが問題。

 

心臓病、脳卒中、がん、高まる死亡リスク!

座った状態では第二の心臓と言われるふくらはぎの活動はほとんど停止している状態で、下半身に下りた血液を心臓に押し戻すポンプの働きが停止している状態だというのです。

これって全身に栄養や酸素を送る血流が滞ってしまうということ。この状態が長引くと血液の巡りが悪くなり血栓ができやすくなる、この血栓ががんなどのあらゆる病気に見られる血管トラブルになるんだというわけです。

 

代謝が低下し肥満や糖尿病のリスクが高まり、血流の悪化は高血圧の原因にもなる。

 

 

これはメタボ状態にもなり、心臓病、脳卒中、がんのリスクも高まるというのですから洒落になりません。座りすぎに関わるがんとして挙げられるのは主に大腸がん、乳がんなのだそうですからよほど注意が必要です。

 

座りすぎは体に悪い、座りすぎは死を招くと言っても言い過ぎではないと専門家は警鐘する。

 

座りすぎ危険リスクの解消法は!?

座らずに立ってデスクワークをすればよし。なんて、そう単純にはでは解決とならない。あきらめるしかないかというと、ちょっとしたことで解消法につながるというのでやらない手はありません。

参考サイト:日本の職場は座りすぎ、ちょい運動で血行を改善(NIKKEI STYLE)

参考サイト:あしふみ健康ライフ

 

座りすぎ解消のためにデスクワークですべきこと

座りすぎを解消し第二の心臓のふくらはぎや太ももを動かすことになります。仕事中でも座りっぱなしではなく、時々動けということです。

まず目安は、一回に座ったまま過ごす時間が30分超えないようにすること。30分に1度の頻度で立ち上がっては軽いストレッチをしたり、足踏みなどをする程度でもOK。2~3分のブレイクタイムがおススメとあります。

さすがに何度も立ち上がってはストレッチと行かないでしょうから、座ったまま足を動かす運動を同程度意識するのが現実的のように思えます。30分に一度はトイレとかコピーとか、飲み物をとりにいくとかタバコを吸いに喫煙所に行くとか。わざと遠いコピー機にコピーをしに行くとか、遠いトイレをわざと選ぶとか。とにかく座りっぱなしが悪いのだから、もう時間が来たら動くしかないなんて組み合わせてはいかがでしょうか!?

 

30分に1回はちょこまかと動くべし

 

座りすぎ解消のためにライフワークですべきこと

在宅ワークではいっそのことスタンディングワークを取り入れるてみるのもいいかもしれません。そのほか、同僚間の連絡は社内メールや内線ではなく直接出向いてお伝えする。

思い切って通勤は電車通勤をやめて自転車通勤をはじめるなど。エスカレーターやエレベーターの利用を減らして階段を使うなんてのも定番です。

 

どうしても長時間座わらざるを得ないときは、その場でデキる簡単な運動が効果的。つま先を床に固定したままかかとをゆっくり上げ下げや、ヒザを伸ばして足を上げた状態でつま先をまっすぐ伸ばしたり、直角に立てたりする運動も効果的。自宅でテレビを見ているときは、CMになる度に立ち上がっては屈伸したりなど。

 

こまめに少し動く習慣を意識!

 

スポーツジムで運動が逆効果も

ならばスポーツジムで思い切り体を動かしては、ストレッチにトレーニングとジムに通いだす人も多くいらっしゃる。もちろん継続すればそれなりに効果も出るでしょうし、運動不足の解消にも役立つことは間違いなし。

ところが、ある程度運動をするとその達成感が邪魔をして、それ以外は案外何もせず結局座りっぱなしになってしまうという人が意外と多いのだそうです。

せっかくジムにかよって少しくらいアクティブに体を動かしても、自宅に戻りカウチ(ソファ)に座った切り寝転んだりして動かず、ポテトスナックを食べながら、時にはビールなどのお酒も飲みながらテレビやネットを見てダラダラと長時間過ごしてしまう。

 

スポーツジムへ行きながらも日ごろ体をこまめに動かすことに尽きるのです。

 

座りながらでもできるリスク回避解消法!

具体的な解消法は体を動かす、ストレッチを取り入れるということです。足首、ひざ、足と動かすこと。それぞれの動かし方例をご紹介します。どれも簡単です。

 

(足首のストレッチ)

  • 座ったままの状態で足を肩幅に広げる
  • かかとを床に着け、つま先を10回ほど上下させる。
  • 逆につま先を床に着けて、かかとを10回上下させる。

 

(ひざ上ストレッチ)

  • 座ったまま足裏をしっかりと床に着けて座る。
  • その状態から右足を持ち上げ5秒ほど静止したらゆっくりと戻す。
  • 左側も同様にして10回繰り返す。

 

(足上げストレッチ)

  • 座ったまま右足をピント延ばしつま先を立てる
  • ちょっと太ももが浮く位置ができればさらによし。
  • 姿勢はあくまで正しく。
  • つま先を上下に5回ほど動かす
  • 左右同様に5回セットで行う

 

今ここで座りながらできるのでおススメです。

 

私の感想

30分に1回程度、ちょこまか動いて体の活動量を増やせばよしはとてもありがたく思ったところ。なにせスポーツジムもウォーキングも、やろうと決めたストレッチも、どれをやってみ三日坊主で続かない。

どちらかというと、ちょこまか動く方が自分にあっているようにも思えた。つまり、日ごろから感じていた運動不足をこの「ちょこまか動く」ことで解消できるのではないかと淡い期待も。

やることは自分でも簡単にできることばかりなので、30分に1回を意識していっそのことライフワークにしてみようと決意した次第。

 

年齢を重ねてもできる点もありがたく思うわけです。

 

(marusblog記事紹介)

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今回のまとめ

座りすぎは大問題。腰痛や肩こりのみならず心臓病や脳卒中にがんなど、死亡リスクがすぐそこにあるということがわかってきました。とくに日本の座りすぎは顕著で職場でも自宅でも座っている時間がさらに長くなっている傾向。

座った状態が長く続くと第二の心臓と言われるふくろはぎの活動はほとんど停止してしまい、下半身に下りた血液を心臓に押し戻すポンプの動きが停止してしまう状態。全身に栄養や酸素を送る血液が滞ってしまうということから血液の巡りが悪く、心臓病や脳卒中、さらにがんなど死亡リスクが高くなるというのですからとても怖い話です。

 

座るのことが悪いわけでなく、座りすぎが問題。

 

解消法はちょこまか動くことでした。30分に一回はイスから立ち上がりできれば軽くストレッチ。座ったままでも足首やひざなどちょっとしたストレッチでOK。スポーツジムなどへ通っても、後は自宅で座りっぱなしなんてよりも細かく体を動かすことが大事ということでありました。

 

30分に1回はちょこまかと動くべし。

 

座りすぎの問題は大きいのですが、解消法は案外簡単。意識すればできそうです。健康のため誰でもすぐできる、やってみましょう。今回は、あなたは大丈夫?とても怖い座りすぎについて原因と解消法をご紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

 

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