今回のテーマは、自分をほめて自信を持てるようになるほめほめノートについてお話しします。「生島ヒロシのおはよう一直線」(TBSラジオ)で、精神科医の保坂隆先生がお話された「環境の変化による不調と対策」を参考にしました。新しい年や新学期、就職や転勤など、生活が変わるときには、体調だけでなく心も不安定になりがちです。そんなときに役立つほめほめノートの作り方と効果をご紹介します。あなたは今のままで十分素晴らしいのです。

 

気持ちが落ち込む原因

精神科医の保坂隆先生の原因解説。

保坂サイコロジー・クリニック

こんなこと感じていませんか

新しい環境に移ってから、
気持ちも身体も疲れていませんか?

新しい環境に慣れるまでには時間がかかりますし、
思ったように仕事や人間関係がうまくいかないこともあるでしょう。

 

そんなときには自分のことを否定したり、
行き詰まりや不安を感じたり、
自信を失ったりすることもありますよね。

人の悪いところばかり目について、
気分が落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

 

ため息が出るほど辛いですよね。

でも、落ち込んだままではもったいないです。

 

新しい環境でもストレスフリーに過ごすことは可能です。

そのためには、
それを解消する方法を身につける必要があります。

 

ところで、なぜ環境が変わる時期に気持ちが落ち込んでしまうのでしょうか。

 

落ち込む原因はいったいなんでしょう!?

生活の変化と緊張

落ち込んでしまう原因は何でしょうか?

それは、

  • 自分を見失ってしまっているからです

 

新しい年、新しい年度という節目には、
新たな気持ちでスタートしたいものです。

しかし、気がつけば同じことの繰り返しで、
新しく掲げた抱負や目標も忘れてしまっています。

 

現実の問題やストレスに振り回されて、
自分らしさを見失ってしまっているのです。

特に環境が大きく変わる時期は、
いつも以上に緊張したり不安になったりします。

 

そんな時に注意してほしいのは、

  • 無理をしないことです

 

日本人はどうしても頑張りすぎてしまいます。

自分に厳しく、他人に優しくという性格が災いして、
新しく掲げた抱負や目標を達成するために無理をしてしまいます。

 

環境変化の初期段階では早く慣れようとしたり、
周囲に良い印象を与えようとしたりしますが、
これが逆効果になることもあります。

 

緊張が続くと気持ちも落ち込みやすくなり、
体調も崩しやすくなります。

 

そこで保坂先生からのアドバイスがこちら。

 

「肩の力を抜いて心地よい生活を目指してほしい」と保坂先生のアドバイスはあたたかい。

新しい人間関係の緊張

新しい環境は人間関係も変わる。

だから、新しい人間関係にも悩む人が多くなります。

 

どうしても合わない上司、
なかなか馴染めない職場の人間関係。

 

保坂先生のアドバイスも続きます。

 

そもそも、

  • 自分にピッタリ合う人なんかいない

 

先輩や同僚に上司とか、
そもそも自分とぴったり合う人なんていないのです。

 

こんな人は要注意、

  • 人に良く思われたいと強く思っちゃうタイプ

 

新たな気持ちでもやがて、
心の健康を害してしまいやすいのだと。

 

ポイントは、最初から素の自分のままでいること。

 

素の自分とは、

  • まわりの空気にむりに合わせようとしないこと
  • 素の自分でいいんだと割り切った人間関係で良しとするのがいい

 

すべての人に合わせる必要はないのです。

 

「素の自分」でいられるにはどうすればいいのでしょう!?

素の自分になるための「ほめほめノート」

“素の自分”でいられるために自分を自分でほめる、
「ほめほめノート」がおススメと保坂先生の対処法をご紹介します。

ほめほめノートとは

「ほめほめノート」とは、
自分を自分でほめるためのノート。

 

1日10個ずつ、自分のことをほめていく。

引用元:自分をほめるためのノート「ほめほめノート」をつくりました。(考案者:牧野彰邦)

 

えっ、

  • 1日10個、そんなに褒めることなんてできない

 

たしかにそう思ってしまいます。

 

でもですよ、ほおっておいたら、
自分の悪いところばかりに目がいってしまうのです。

 

だからこそ、

  • 意識的に自分のいいところにフォーカスしてみる

 

「ほめほめノート」は、自分のいいところを見つけて”ほめる”、とてもシンプルな方法です。

ほめほめノートの効果とは

「ほめほめノート」を書き続けていくうちに、
少しずつ自分のいいところを発見するクセが身につきはじめます。

 

なんでもないことに「いいね!」、
「よくやったね!」と思えるようになっていきます。

 

やがて気づきます、

  • 自分は何もできないと思い込んでいただけだったと

 

今、自分にできること、できたこと、
あるものに意識を向けて自分をほめてあげる。

 

すると、

  • 想像以上にたくさんのほめることが自分自身から湧き出てくる

 

だから楽しくなる、自信が湧いてくる。

 

やがて気づきます、「今の自分で大丈夫なんだ」と。

ほめ方のコツ

引用元を参考に自分の「ほめ方のコツ」を3つをご紹介します。

ほめ方のコツ1-今できていることをほめる

 あれができたら、成績が上がったら、
なんて気をもんでしまいがち。

 

まずは、

  • 今の自分がすでにできていることをきちんとほめてあげる

 

たとえば、

  • 今朝はいつもより5分早く起きることができた
  • 今日、昼食後いつもの一服をがまんすることができた
  • 帰宅した今、玄関で靴を揃えてみた
  • etc・・・

 

「ほめるほどでもない…」、なんて思わない。

 

今できたことをほめてみると不思議な力が湧いてきます。

ほめ方のコツ2-ささいなことでもほめる

「ささいなことでもほめる」。

 

自分を高望みしているのか、
だから私はなかなか自分を褒められない?

 

なぜか、

  • ほめのハードルが高すぎる

 

なので、

  • 思い切りハードルを下げちゃう

 

ささいなことでも自分をほめる。

  • 妻に言われる前にゴミ出しをした
  • 資格試験のテキストを1ページだけ読んでみた
  • 朝のストレッチ目標、スクワットを10回やれた
  • etc…

 

ささいなことなら自分でもほめられる、自分の「いいね」がうれしくなる。

ほめ方のコツ3-他人と比べない

無意識に、他人と比べている自分。

 

だから、

  • もっと自分に目を向けて

 

昨日よりも今日できたこと、
小さなチャレンジしてみたこと。

 

ほかにもいろいろ、

  • とりあえず今日は元気でいるじゃないか!
  • 料理が得意じゃん!
  • 目標体重を維持できているぞ!
  • etc…

そうなんです、

  • 他人と比べる必要なんてこれっぽちもいらない

 

他人と比べる必要はないと思うと気持ちが楽になる、自分を見つめていると不思議と前向きになる。

 





今回のまとめ

というわけで、今回は以上です。

 

今回のテーマは「ほめほめノート」。

 

新しい環境でついつい頑張ってしまって自分を見失ってしまう。

自然と落ち込んでしまうそんな人に、
精神科医の保坂隆先生の「環境の変化による不調と対策」から「ほめほめノート」のご紹介。

 

「ほめほめノート」を使って、
今のままの自分でいいんだと理解すること。

 

  • 「自分自身を信じ、自分自身を愛し、自分自身を尊重することが、真の自己肯定感を育てる秘訣である。」- マーク・トウェイン

 

マーク・トウェイン

アメリカ合衆国著作家小説家ミズーリ州出身。『トム・ソーヤーの冒険』の著者として知られ、数多くの小説やエッセーを発表、世界中で講演活動を行うなど、当時最も人気のある著名人であった。ユーモアと社会風刺に富んだ作品で知られる。

 

自分をほめる習慣で素の自分を取り戻す。

 

「ほめほめノート」を使って、「自分をほめる」は”素のあなた”へ後押しになるはずです。

 

いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます。

少しでもヒントになればうれしく思います。