あなたはコミュニケーションが苦手だと感じたことがありますか?日本人は年代を問わず、本音をオブラートに包みがちです。コミュニケーション能力の有無とは関係なく、自然と本音を聞き出せるテクニックを身に付けることができたら。中村淳彦先生の著書『悪魔の傾聴』は、自分を断捨離し、相手の本能的な欲求を余すことなく満たすことが、悪魔的なコミュニケーションスキルの真髄だと解説されています。相手の疑問や現状の答えを導き出し、関係構築へとつなげる方法とは。本記事では、この本から得られる知識について取り上げ、ご紹介します。

 私は傾聴している大きな勘違い

「人の話しはよく聴くべし」と、耳にタコができるくらい聞いてきた。話を聴くことの重要性は、言われなくとも理解している。そう思っていたのは、まったくの誤解であったを知った瞬間、私の傾聴は全く持って勘違いであったと。気づいたときはショックでもあり、気づいてよかったと思い知った次第。

 産業カウンセラー

ご存じはないと思いますが、
50歳のころ、産業カウンセラーの資格を取得しております。

取得を目指すというよりも、
社内で取得推奨の雰囲気の中、
流されたものでもありました。

 

半年間程、毎週土曜日には終日、
研修を受けては理論を学び、
カウンセラーの実践を学んだのであります。

当然ではありますが、
合格、資格取得をしております。

 

でありますから、
誰よりも傾聴については技術的に理解をし。

実際にクライアントの前で傾聴を行い、
それなりの結果も得ていたわけであります。

 

であるからして、
私に向かって「傾聴」なるものをお話しされるならば、
正直、心の中で鼻で笑っていたのであります。

なので、今さら傾聴などと言われても、
誰よりも人の話しは耳をダンボにして聞いていると思っていた。

 

しかし、カウンセリングと、
日頃のコミュニケーションにある傾聴は違う。

完全なる間違いでありました。

カウンセリングの傾聴は、
要は黙って聞けの技術。(違うか…)

クライアントの悩みは、
クライアントが解決するのだからである。

 

さて、コミュニケーションの傾聴はというと、
相手を楽しんでもらう”聞く姿勢”なのだと理解しているのです。

 

 

どなたも皆、自分自身は人の話しをよく聞いていると勘違いされていると思うわけです!

 最悪のコミュニケーション

どんどん本音を引きだす悪魔の傾聴では、
それを習得するための前提スキルを示しています。

それは、相手に寄り添う「聞く会話」。

まず、15~20分程度の初対面の相手との会話において、
大切なスキルは相手を主役にすることだと。

 

やることは、相手の興味を聞きながら、
相づちを打ち、つなげていくだけです。

相手を楽しませるために情報提供することもなければ、
盛り上げる必要もない。

相手の話が面白かったら、
自分の感覚に任せて笑うだけ。

 

しかし、人と会話するあらゆる場面で、
絶対にやってはいけないことをやってしまう。

 

それが、この3悪。

  1. 否定する
  2. 比較する
  3. 自分の話をする

 

この3つ、すべて、
私は、日頃の会話でやらかしていた。

そう理解した時、
愕然としたのは言うまでもありません。

 

 

会話で絶対やってはいけない3悪、知らずして良好なコミュニケーションにならず!

 悪魔の傾聴

最悪のコミュニケーションは会話、悪魔の傾聴にあった。

 自らは語らない

悪魔のコミュニケーションを実践するときは、
自分は最後の言葉しか話してはいけません。

口下手な人やコミュニケーションに苦手意識がある人ほど、
何を話せば良いだろう、
どんな話をしたら場の空気を悪くせずにやり過ごせるだろう。

そう、考えてしまいます。

 

しかし、次に何を話せばいいかを考えながら、
相手の話をきちんと聞けているでしょうか?

相手が何か話しているのは理解できても、
相手の話の内容まで理解できないことがあります。

相手は、
自分の話を聞いてくれているのかどうかを察知し、
心を開いて話そうとは思わなくなります。

 

悪魔の傾聴を実践するときは、
自分が何を話そうかと考える必要はありません。

むしろ考えてはいけません。

 

悪魔の傾聴の最中にあなたがすべきことは、
会釈を打ちながら、
ひたすら相手の話を聞くことです。

そして、相手が話したことの中から、
掘り下げて聞きたい内容について、
質問することが大切なのです。

 

 

話しを聴く側は、最後の言葉しか話してはいけないのです!

 あなたの話しは不要

悪魔の傾聴を使えば、
コミュニケーションスキルは不要です。

むしろ、
豊富な話題や話し方のうまさといったスキルは、
悪魔の傾聴の邪魔をすることもあります。

 

話すスキルが高い人ほど、
そのスキルを披露したくなるものです。

コミュニケーションの悩みを改善するために、
雑談術を磨いたり、盛り上がりそうな話題を探したりと。

一生懸命努力しているなら、
もうやめるべきです。

それらはすべて無駄な努力であるだけです。

 

悪魔の傾聴を使えば、
相手から情報を引き出すために、
こちらから働きかける必要はありません。

ただ聞いているだけで、
相手がペラペラと本音を話し始めます。

何もせずに相手がどんどん話してくれる、
そんなことあるはずがない!?

 

 

悪魔の傾聴を使えば、それは、実現可能なのです!

 誰とも親密度をあげられる

悪魔の傾聴力を使いこなせると、
誰とでも親密度を上げられます。

お客様でも、上司でも、小さなお子さんのお話、
妻の奥さんでもでもである。

 

勝手に交換や行為を持たれる人間関係が良くなり、
婚活や恋活がうまくいくことも期待できます。

悪魔の傾聴では、
相手の年齢や性別、知り合ってからの時間、
現在の親密度は一切関係ありません。

こちらから積極的に話しかける必要もないので、
自分のコミュニケーションスキルがあってもなくても、
誰でも実践できます。

自分はほとんど話していないのに、
出会ってすぐ相手の心を掴み自分のファンにする。

 

 

こんな夢のような状況を作り出せるのが、悪魔の傾聴です!

 今回のまとめ

というわけで、今回は以上です。

 

悪魔の傾聴を実践すれば、コミュニケーションスキルが低い人ほど、悪魔的な威力を発揮します。自分の話は控え、相手の話に興味を持ち、掘り下げて聞くことが大切です。悪魔の傾聴を使って、相手の本音を引き出し、親密度を高め、人間関係を良好に保てるはずです。

 

是非、お試してみてください。

 

(参考文献・動画)

 

いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます。

少しでもヒントになればうれしく思います。