「なんで私はいつもこうなんだろう…」と枕を涙で濡らした夜、ありますよね。人生って、納豆よりもネバネバと面倒なものです。でも、ちょっと待って。私たちの“考え方のクセ”が、実は問題を膨らませてるかも?心理学者・今井むつみ先生の『人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学』は、人生のゴチャゴチャに冷静なメスを入れてくれる、ありがた~い処方箋。今回はその中から、「考え方のワナ」に気づくヒントを、エッセイ風にご紹介!

私たちの「思考」はそもそもバグだらけ?

―人間の思考は、基本“雑”なんです

「私、ちゃんと考えてるつもりなんですけど!」、
と叫びたくなりますが、実は私たちの思考って、
ざっくりで、思い込みまみれ。

たとえば「友達からLINEの返信がない=嫌われた?」、
って思うの、あるあるですよね。

でもそれ、脳の、
“早とちり処理”のせいなんです。

 

今井先生曰く、私たちの脳は、
複雑な現実をシンプルに処理するために、
“ショートカット”を多用。

つまり、事実よりも「自分の見たいもの」に、
飛びついちゃうんです。

まるで、ダイエット中に、
コンビニのスイーツコーナーを、
素通りできないのと同じ構造。

 

だからこそ、「いまの自分、
思考のワナにハマってない?」って、
冷静なセルフツッコミが大事。

これが、人生の混乱を減らす、
第一歩なんです。

記憶は信用できない。感情はもっと信用できない。

―脳内の「思い出工場」は、
日々フェイクを製造中

思い出って美しい…けど、
それ、捏造かも?

脳は、記憶を“保存”してるんじゃなく、
都度“再構築”してるらしいんです。

 

つまり、思い出っていうのは、
再現料理みたいなもの。

材料(事実)とスパイス(感情)で、
毎回レシピが変わる。

 

たとえば失恋した時、
「あの人のすべてが最低だった」と思い出すけど、
付き合ってた時は「笑った顔が世界一好き」、
って言ってたよね? っていう。

この「記憶の不確かさ」と、
「感情のフィルター」が合体すると、
人間関係も仕事の評価も、
どんどん歪んで見えちゃうんです。

 

だから、「記憶=真実」と信じ込むのはキケン。

むしろ、「私はいま感情のフィルター越しに世界を見てるぞ」、
と自覚するだけで、
心の温度は3度くらい下がります(体感)。

「意味づけ」という中毒

―出来事に“意味”を求めすぎると、
苦しくなる

誰かの言葉、失敗、偶然起きた出来事――

ついつい「これは何のサインだろう?」、
「私がダメな証拠かな?」って、
意味づけしちゃいませんか?

これが「意味づけ中毒」。

じつはこれ、思考の罠・三冠王です。

 

今井先生は、「人間は“意味をつけたがる生き物”だけど、
それに縛られると視野が狭くなる」とバッサリ。

たとえば、「転職で失敗した=私は能力がない」、
と決めつけると、それ以外の、
自分の可能性は見えなくなる。

でも現実は、
「たまたまその会社と相性が悪かった」かもしれないし、
「タイミングがずれてただけ」かもしれない。

起きた出来事に“意味”をつけた瞬間、
そこに“正しさ”と“間違い”が発生してしまう。

でも人生に、
そもそも正誤表なんてないんです。

「意味のないことも、ただの出来事として流していい」、
っていう視点があると、生きるのが、
うんとラクになります。

今回のまとめ

―頭の中の声を、
ちょっと引いて見てみよう

ここまで見てきたように、
私たちの思考って、
便利なようで実は雑。

記憶は曖昧、感情は暴走、
意味づけは重荷。

じゃあどうすれば?

 

今井先生の答えは明快です。

「自分の思考を“事実”だと思わないで、
ただの仮説として扱うこと」。

 

つまり、心の中の声が「これは失敗だ!」、
「あの人はあなたを嫌ってる!」と叫んできたら、
いったんこう問いかけてみるんです。

「それ、ほんとに? ちゃんと証拠ある?」って。

これ、思考に“疑い”の目を向けるという、
知的な距離の取り方。

 

そうやって、自分の脳内に立ち込めるモヤモヤに、
ちょっと冷風を当てるだけで、
世界の見え方がまるで変わるんです。

 

あとがき:心は、けっこうテキトー。でもそれでいい。人間の脳って、どんなに立派な人でも“勘違いマシーン”だったりするんです。でも、それが人間らしさというもの。大切なのは、そうした思考のクセを「知ること」、そして「扱い方を工夫すること」。怒ってもいい、泣いてもいい、落ち込んでもいい。でも、その感情の“根っこ”が、自分の思い込みかも?って立ち止まれる力は、一生ものの武器になります。人生の大問題って、突然雷みたいに降ってくる。でも、認知心理学という“傘”を一本持ってるだけで、濡れ方が全然違う。ちょっと立ち止まって、自分の思考を“疑ってみる”。それが、自分に優しくなる第一歩かもしれません。

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感想(1件)

いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます。

少しでもヒントになればうれしく思います。