「やればできる!」と頭ではわかっていても、失敗するとすぐに「自分には向いていないのかも」と心が折れてしまうこと、ありませんか?私も料理をするときによくあります。煮物を作れば味が濃すぎる、ケーキを焼けば膨らまない。そのたびに「自分は料理のセンスがない」と落ち込みます。でも、キャロル・S・ドゥエックの『マインドセット「やればできる!」の研究』を読んでから、その考え方が少しずつ変わりました。大切なのは「できるかできないか」ではなく、「これから伸びると信じられるかどうか」。料理や日常の小さな出来事を通して、この本が教えてくれる成長マインドセットを探ってみましょう。
固定マインドセットと成長マインドセット
著者ドゥエックは「固定マインドセット」と
「成長マインドセット」という
二つの考え方を示しています。
固定マインドセットは
「才能や能力は生まれつき決まっている」
という考え。
たとえばオムライスを作って
卵が破れてしまったとき、
「私は不器用だから料理は向いていない」と
決めつけてしまうのがそれです。
一方で成長マインドセットは
「能力は努力と工夫で伸ばせる」という考え方。
卵がうまく包めなかったら、
「次は火加減を少し弱めてみよう」
と工夫します。
この小さな違いが、
料理の腕前だけでなく、
人生全体の進み方を大きく変えていくのです。
努力は「才能の不足」を補うものではない
「努力している人は才能がない」と
思い込んでいませんか?
私も料理を始めた頃はそうでした。
手際よく料理をこなす人を見ると、
「きっと料理の才能があるんだ」
と思っていました。
でも実際には、上手な人ほど
繰り返し練習をしているのです。
毎日のように包丁を握り、
失敗を積み重ねながら感覚を
身につけていきます。
スポーツ選手や音楽家が
そうであるように、料理も同じ。
「うまくいかないのは才能がないから」ではなく
「まだ練習が足りないだけ」。
努力は才能を埋め合わせるためのものではなく、
才能そのものを育てる栄養なのです。
だからこそ、毎日の小さな練習が
未来を変えるのです。
失敗は「データ」だと考える
料理は失敗の連続です。
カレーにジャガイモを入れ忘れる、
パンを焼きすぎる、
味噌汁がしょっぱすぎる…。
でも、ドゥエックが教えてくれるのは
「失敗は自分の価値を下げるものではなく、
成長のデータである」ということです。
パンが焦げたなら
「次は温度を10度下げよう」と学べる。
味噌汁が濃すぎたら
「次は味噌を半分にしてみよう」と修正できる。
子どもが自転車に乗れるようになるまで
転び続けるように、料理だって
失敗を繰り返しながら上達していくもの。
大切なのは「もうダメだ」と諦める
ことではなく、「まだ学べることがある」と
受け止める姿勢なのです。
今回のまとめ
―日常の小さな挑戦に
「まだできない」を添える
固定マインドセットは
「できない自分」にフタをしてしまいます。
成長マインドセットは
「まだできない」と未来にドアを開きます。
オムライスがうまく作れなかったら
「私は不器用だからダメ」ではなく
「まだ上手にできないだけ」。
英会話が続かなかったら
「才能がない」ではなく
「まだ習慣になっていないだけ」。
努力は才能を育て、
失敗は経験に変わる。
その繰り返しが、人生を少しずつ
豊かにしていきます。
日常の小さな挑戦に「まだできない」という
魔法の言葉を添えてみると、心が軽くなり、
自然と前に進めるようになるのです。
あとがき: ドゥエックの「マインドセット」の考え方は、特別な人のためのものではありません。むしろ、料理や勉強、仕事や趣味といった日常のあらゆる場面に息づいています。私自身、料理の失敗を繰り返すたびに落ち込むのではなく、「次はこうしよう」と思えるようになったことで、少しずつ料理を楽しめるようになりました。人生は「できる・できない」で測るものではなく、「伸びていけるかどうか」で決まります。今日失敗したことが、明日の成長のレシピになる。そんなふうに考えれば、人生のキッチンもずっと楽しくなるのではないでしょうか。あなたも「まだできない」を合言葉に、毎日の生活に小さなチャレンジを添えてみてください。
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いかがでしたでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございます。
少しでもヒントになればうれしく思います。







