「人生の経営戦略」ってタイトルを見て、思わず「いや、人間を会社扱いかい!」とツッコミたくなりますよね。でも考えてみれば、会社に経営戦略があるなら、人生にも戦略があっていいはず。むしろ戦略なしで突っ走ってる人生のほうが危ういんじゃないか?と感じるわけです。山口周さんの『人生の経営戦略』は、「幸せより意味」「キャリアは選ぶよりデザイン」「お金より信頼」といった、耳に痛いけどタメになる教えをテンポよく叩き込んでくれます。今回は、そのエッセンスを漫才のツッコミエッセイ風によせてのご紹介です。
人生の目的は「幸せ」ちゃうねん、「意味」やねん!
人生の目的を「幸せ」や
と思ってる人、多いでしょ?
「宝くじ当たったら幸せや〜!」とか言うけど、
山口さんは「いや、それ一瞬やから!」と
ツッコミが入るわけです。
幸せって結局、慣れるんですよ。
高級車を買っても3か月後には
「普通の移動手段」になる。
豪邸に住んでも「ただの生活の箱」になる。
本当に人を突き動かすのは「意味」。
なんでその仕事やってんの?
なんでその活動続けてんの?
そこに答えられる「意味」があるかどうかで、
人生の充実度が決まるんです。
つまり、「幸せ追いかけて三千里」じゃなくて
「意味を見つけて一生モン」。
こっちのほうが長持ちするってことですね。
キャリアは「選ぶ」んちゃう、「デザイン」や!
「とりあえず大企業入ったら安泰やろ」って、
昭和の香り漂う発想に
まだしがみついてる人いません?
ツッコミ入れますよ。
「そんなもん、もはや神話や!」って。
テクノロジーと社会の変化が速すぎて、
いま「安泰」な職業が
10年後には存在してないかもしれんのです。
AIに仕事奪われる時代に「とりあえず入社」って、
そりゃ「とりあえず三日坊主ダイエット」並みに浅はか。
だから必要なのは
「選ぶ」じゃなくて「デザイン」。
自分のキャリアを
「与えられたメニューから選ぶ定食」じゃなく。
「オリジナルコース料理」にせなあかんのです。
異分野に越境したり、
経験を編集したりして。
自分にしかできない「組み合わせ」を作る。
これがキャリアのデザイン。
要は「人と違う寄せ鍋の具材を持て」ってことですわ。
人生の資本は「お金」やない、「信頼」やで!
ここも強烈なツッコミどころ。
「貯金さえあれば安心や!」って言う人に対して
「いや、金だけ持ってても孤独死するで!」と
喝を入れるのが山口流。
人生の資本って、
「金融資本」より「社会関係資本」。
つまり信頼なんです。
だって考えてください。
金があっても、誰からも信頼されてなかったら
一緒に何もできないでしょ?
「あの人には頼まれたら断れん」と
思ってもらえる人間こそ、実は最強なんですよ。
人との信頼を貯めていくことで、
新しい挑戦やチャンスは勝手に舞い込んできます。
逆に信頼ゼロで金だけある人は
「カラオケでマイク独占する奴」みたいに嫌われるだけ。
結論、「お金貯めるな、信頼貯めろ!」ってことですな。
今回のまとめ
-人生は「戦略なき行動」が一番あぶない
まとめるとこうです。
- 幸せちゃう、意味や!
- キャリアは選ぶんやなくデザインせぇ!
- 資本はお金より信頼や!
この3つを押さえておくだけで、
人生は「行き当たりばったり」から
「経営のある人生」に変わる。
社会の変化は止められません。
でも、そこでどういう意味を見いだすか、
どうデザインするか、どう信頼を築くかは、
完全に自分次第。
つまり、人生の経営戦略とは、
「自分株式会社の社長として、ちゃんと会議しろ!」ってことです。
あとがき:本を読み終わったあと、心の中で「自分会議」を始めました。「幸せ?いや、意味や。」「選択?いや、デザインや。」「貯金?いや、信頼や!」ってツッコミの応酬ですよ。気づいたら、自分が自分にツッコんでました。これぞ一人漫才。でもね、このセルフツッコミこそが人生の軌道修正なんですよ。ツッコミがない人生は、ボケっぱなしで終わってしまう。だからこそ、ときどき自分の中に山口周さんを召喚して「いや、それちゃうやろ!」とツッコませるのが大事なんですね。人生は舞台、私たちは演者。ボケてもええけど、ツッコミを忘れたら人生の漫才は成立しない。――そんなことを思わせてくれる一冊でした。
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いかがでしたでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございます。
少しでもヒントになればうれしく思います。


