この本、Louise Hay(著),「You Can Heal Your Life」は、人生で起こる出来事や心と体の状態は、偶然ではなく、自分の内側の思考や信念と深く結びついている、という静かな前提から始まる。病気も人間関係もお金の不安も、どこか遠くの運命ではなく、いつのまにか自分が抱えてきた考え方の癖が映し出されたものかもしれない。そう聞くと少し身構えるけれど、責める話ではない。むしろ、気づいた瞬間から変えられる、という希望の話だ。本書は、自己否定や過去へのこだわりを、やさしくほどきながら、自分を受け入れることが癒しの始まりだと語りかけてくる。本書が伝えているのは、教科書というより、人生の休憩所でお茶を出されているような気分になる。

心のクセに気づくという小さな革命

ある日、電車の中でふと
自分の心の声に気づいた。

 

どうせ私なんて、
またうまくいかないだろうな、
というおなじみのつぶやきだ。

長年一緒にいるせいで、
まるで親戚のおばさんの小言のように、
聞き流していた声。

 

でも本書を手にしてから、
その声に立ち止まるようになった。

ああ、またこの人来たな、
と少し距離を取る感じだ。

 

ルイーズ・ヘイは、
思考は習慣であり、
無意識に繰り返されるものだと言う。

だからまずは、
良い悪いを判断せずに、
ただ気づくこと。

それだけで、
心の中に小さなスペースが生まれる。

 

そのスペースは、
責めるための場所ではなく、
選び直すための余白だと。

自分を責めない練習

私は長いあいだ、
自分に対して褒めるなんてしてこなかった。

失敗すれば即座に反省会、
反省会が反省会を呼び、
気づけば心は説教部屋。

 

本書がくり返し伝えてくるのは、
自己批判は何も癒さない、
ということ。

むしろ、傷に
塩を塗る行為に近い。

 

最初は、そんな甘いこと言って、
と心の中で突っ込みながら読んでいた。

でもある夜、疲れ切って
何もできなかった自分に、
今日はよく生きたね、
と声をかけてみた。

すると不思議なことに、
罪悪感より先に、
ほっとする感覚が広がった。

 

自分を責めないというのは、
怠けることではない。

次に進むための体力を
回復させる行為なのかもしれない。

許すことで軽くなる

許すという言葉は、
少し重たい。

過去の出来事や誰かの言葉を思い出すと、
胸の奥がぎゅっとなる人もいるだろう。

 

本書で語られる許しは、
相手のためというより、
自分のためのものだ。

私も最初は、そんな簡単に
できるわけがないと思っていた。

でも、完全に許そうと
しなくていいと知ったとき、
肩の力が抜けた。

 

今日は一ミリだけ
手放してみる。

そんな感覚でいい。

 

怒りや恨みを握りしめている手を、
少しゆるめるだけで、
心の荷物は確実に軽くなる。

その軽さが、
次の選択を変えていく。

今回のまとめ

-自分との関係を整えるということ

この本を通して一貫して流れているのは、
自分との関係が人生の土台になる、
という視点だ。

 

思考に気づき、
責めるのをやめ、
少しずつ許していく。

その積み重ねは派手ではないけれど、
日常の質を確実に変えていく。

 

朝の気分、誰かへの言葉、
自分へのまなざし。

その一つひとつが、
以前よりもやわらかくなる。

変化は劇的ではなく、
静かで、気づいたら
戻れなくなるタイプのものだ。

だからこそ、
今日からできる。

 

大きな決意はいらない。

ただ、自分にどう声をかけているかを、
少しだけ聞いてみる。

それが最初の一歩になる。

 

あとがき:自分に優しくするのは、人生を甘やかすことではなく、ちゃんと生きるための準備運動。今日も完璧ではなかったけれど、それでもここまで来た自分に、心の中で小さく拍手を送ってみる。そんなことしてこなかった。だから、これれだけでも、明日はほんの少し、生きやすくなる。そんな気がしている。「自分との関係を整えるだけ、明日から使える人生改善の近道」は、まさに、ここからだと気づかされたよう。

 

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最後まで読んでくださりありがとうございます。

少しでもヒントになればうれしく思います。