
最近、「なんで私はまた同じことで悩んでるんだろう」と思うことはありませんか。朝は「今日こそ前向きにいこう」と思ったのに、昼にはもう「やっぱり私ってダメかも」と、心の中で勝手に反省会が始まる。しかも司会も参加者も全部自分。なかなかのブラック企業です。そんな“脳内ぐるぐる会議”を少しずつ静かにしてくれるのが、『バグる潜在意識 人生がうまくいく!80日間「3行メモ」プログラム』です。本書は、潜在意識という少しふわっと聞こえるテーマを、「3行メモ」というとても地に足のついた方法で整えていく一冊。この記事では、日々のモヤモヤや自己否定にふり回されがちな私たちが、少しだけ心を軽くするヒントを、日常エッセイ風にやさしく綴っていきます。
心の中には、わりとクセ強めの住人がいる
うまくいかない日の犯人は、
だいたい「思考のクセ」です。
能力不足とか、運が悪いとか、
つい大きな話にしたくなるのですが、
案外そうでもない。
たとえば私は、
ちょっとした失敗をするとすぐに、
「ほらね、やっぱりね」と
脳内の古参コメンテーターが出てきます。
頼んでもいないのに毎回出演。
しかもコメントが辛口。
「一回の失敗で人生総括するの、早くない?」
とツッコミたくなります。
でも、こういう心の声って、
放っておくと妙に説得力があるんですよね。
長年そこに住んでいるので、
すっかり“常連の意見”みたいな顔をしています。
本書でおもしろいのは、
この思考のクセを
「直す」より先に「気づく」ことを大事にしているところです。
まずは、
「あ、またあの人しゃべってるな」
と気づくこと。
それだけで、
心の中の会議に巻き込まれにくくなります。
つまり大事なのは、
自分の気持ちに飲まれることではなく、
ちょっと距離をとること。
思考と自分は、
いつもセット販売じゃなくていいのです。
3行メモは、心の散らかった引き出し整理
結論を言うと、
頭の中で考えているだけでは、
だいたい話がこんがらがります。
しかも脳内って、
なぜか夜になると会議が長引くんですよね。
誰も結論を出さないくせに。
そんなときに効くのが、
本書で紹介されている「3行メモ」です。
やることはとてもシンプル。
・何があったか
・どう感じたか
・そこから何に気づいたか
この3つを書く。
たったそれだけです。
たとえば、こんな感じ。
「今日は人前で話して失敗した」
「恥ずかしくて落ち込んだ」
「完璧にやろうとしすぎていたかも」
これだけなのに、
書く前と書いた後では、
気持ちの重さが少し変わります。
頭の中だけだと、
「失敗した→恥ずかしい→もう無理→山にこもりたい」
みたいに、話がすぐ壮大になるのですが、
紙に書くと、
「あれ、意外と一件だけだった」
と冷静になれたりします。
つまり3行メモは、
心の片づけです。
床に散らばった思考を、
「これは靴下」「これはレシート」
みたいに分けていく作業。
そりゃ少し、歩きやすくもなります。
人生が変わる前に、まず“反応”が変わる
人生ってある日突然
キラキラし始めるわけではありません。
急にBGMが流れて、
スローモーションで前向きになる、
みたいな演出は、たぶん来ません。
でも、
小さな変化はちゃんと起きます。
3行メモを続けていると、
同じ出来事に対する“反応”が少し変わってきます。
前なら、
「失敗した。終わった」
だったところが、
少しずつ、
「失敗した。でも前より引きずってないかも」
に変わる。
これ、地味ですがすごい変化です。
人生が変わるときって、
だいたいこういう地味なところから始まります。
派手な変化ではないけれど、
じわじわ効く。
漢方みたいなものです。
飲んだ瞬間に踊り出すことはないけれど、
気づくと前より整っている。
しかもこの変化は、
「私ってダメかも」と思った瞬間にこそ
いちばん力を発揮します。
なぜなら、
反応が変わると、
その後の行動まで変わるからです。
言いかえれば、
人生を大きく変える前に、
まずは“いつもの落ち込み方”が変わる。
それだけでも、
毎日はかなり生きやすくなります。
今回のまとめ
自分を変えるより、
まず自分を観察してみる。
大切なのは「無理に変わろう」と
しすぎないことです。
変わろうとすると、
つい気合いが入りすぎます。
そして3日後には、
その気合いだけが先に退職していく。
人は案外、
勢いだけでは続きません。
だからこそ、
まず必要なのは観察です。
「今日の私は何を感じたのか」
「どんな言葉で自分を責めたのか」
「本当は何がつらかったのか」
そこに気づけるだけで、
心の扱い方が変わってきます。
3行メモは、
自分をジャッジするためのものではなく、
自分を理解するためのもの。
それって案外、
忙しい毎日の中で後回しになりがちなことです。
でも、自分のことを
いちばん雑に扱ってしまうのも、
また自分だったりします。
だからこそ、
少しだけ丁寧に見る。
それだけで、
心の景色はちゃんと変わっていきます。
あとがき:最近つくづく思うのですが、人の心って、スマホみたいに再起動ボタンがあればいいのにと思います。「ちょっと今日の思考、バグってるので再起動します」ができたら、だいぶ助かる。でも現実には、そのボタンは見当たりません。だからこそ、書くことが小さな再起動になるのかもしれません。がんばりすぎなくて大丈夫。まずは3行。今日の自分を、少しだけやさしく見てあげてください。あなたの毎日が、ほんの少し軽くなりますように。
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いかがでしたでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございます。
少しでもヒントになればうれしく思います。






