
朝、会社に行く前から、なんだかもう少し疲れている日ってありませんか。まだ何も起きていないのに、心だけが先に「今日はちょっと無理かも」とつぶやいているような朝です。そんな日が続くと、「仕事そのものがしんどい」のではなく、「あの人との関わりがしんどいのかもしれない」と気づくことがあります。職場には、はっきり厳しい人だけでなく、じわじわ人の元気を削る人もいますよね。そしてこちらがまじめでやさしいほど、その空気を必要以上に受け取ってしまうものです。今回は『あなたの職場を憂鬱にする人たち』から、職場のモヤモヤを少し整理してみました。「私が悪いのかな」と思いやすい人ほど、少し気持ちが軽くなっていただけたらうれしく思います。
仕事に疲れたというより、「人」に疲れた日
仕事は、そこまで嫌いじゃない。
やることが多い日だって、なんとかなる。
でも、
「あの人がいるだけで空気が重い」
そんな日ってありますよね。
こちらの話を最後まで聞かない人。
さりげなく人を下げる人。
自分の機嫌で場の温度を変える人。
仕事の大変さというより、
「どう思われるかな」
「また何か言われるかな」
そっちに気を使って、
帰るころには心がぐったりしている。
ありますよね。
こういう疲れって、
仕事の疲れに見えて、
実は「人疲れ」だったりします。
しかもやっかいなのが、
この疲れは目に見えないこと。
重い荷物みたいに見えないから、
「私が気にしすぎなのかな」で
片づけてしまいやすいんですよね。
でも本当は、
気にしすぎなのではなく、
ちゃんと感じ取ってしまっているだけかもしれません。
空気を読む人。
まじめな人。
やさしい人。
そういう人ほど、
職場のちょっとしたトゲを、
きれいに拾ってしまいます。
まるで心だけ高性能掃除機。
別に吸いたくないものまで吸ってしまう。切ない。
だからまずは、
「今日は仕事に疲れたのかな、それとも人に疲れたのかな」と、
そっと分けてみること。
それだけでも、
しんどさの正体が少し見えてきます。
相手を変えるより、少し距離を変えてみる
しんどい相手に出会うと、
つい思ってしまいます。
「ちゃんと伝えたらわかってくれるかな」
「私の言い方を変えたら、うまくいくかな」
やさしい人ほど、
ここで自分のほうを調整しようとしますよね。
でも、
話しても届かない相手って、
やっぱりいます。
しかもそのたびに、
こちらだけがぐったりしていく。
なんだか、
通じない壁に向かって、
ていねいに頭を下げ続けているような感じです。
それは疲れます。
そりゃもう、肩こり案件です。
この本を読んでいて感じたのは、
相手を変えようとするより、
まず自分を守ることの大切さでした。
たとえば、
・必要以上に雑談に入りすぎない
・返事をすぐせず、一呼吸おく
・信頼できる人を一人持っておく
・やり取りをなるべく残しておく
どれも、すごく地味です。
でも、こういう地味なことって、
あとからじわっと効いてくるんですよね。
特に、
「やり取りを残しておく」は大事です。
職場には、ときどき
記憶がふんわり自由な人がいますから。笑
「そんなこと言ってない」
「そんなつもりじゃなかった」
そうなったとき、
記録は自分を守る味方になります。
それから、
相手の言葉を毎回まっすぐ受けなくてもいい、
というのも大事なことだと思います。
嫌味や不機嫌を向けられたときは、
「これは事実かな、それとも相手の感情かな」と
分けてみる。
そして、事実だけ受け取る。
トゲの部分は、相手の荷物として置いておく。
それだけでも、
呼吸が少し楽になることがあります。
距離を取るって、
冷たいことじゃないんですよね。
それは、
自分の心を守るための静かな工夫。
大人の知恵です。
「私が悪いのかな」を、少し休ませてあげる
職場で何かあるたびに、
「私の言い方が悪かったかな」
「もっと気をつければよかったかな」
そんなふうに考えてしまうこと、
ありません?
その姿勢って、
ほんとうはやさしさなんですよね。
ちゃんとしようとしている。
相手を不快にさせたくない。
できれば穏やかにやっていきたい。
その気持ちは、
とても誠実だと思います。
でも、
毎回自分ばかり反省していると、
心がだんだん細ってしまいます。
相手が理不尽でも、
なぜかこちらが一人で反省会。
しかも、夜に開催されるので長い。
眠りたいのに議題が終わらない。つらい。
ここで覚えておきたいのは、
「反省」と「自己否定」は別もの、
ということです。
直せることがあれば整えればいい。
でも、相手の未熟さまで
全部引き受けなくていいんです。
この本のいいところは、
職場のしんどさを
単なる「相性」の話で終わらせないところでした。
つまり、
問題はあなた一人の中にあるとは限らない、
という視点をくれるんです。
空気が重い職場には、
重くなりやすい理由があることも多いですよね。
ルールがあいまいだったり。
責任の押しつけ合いがあったり。
がんばっても見てもらえなかったり。
そういう場所に長くいると、
まともな人ほど、
自信をなくしやすいものです。
だから、ときどき立ち止まって、
こう問いかけてみてほしいんです。
「本当に、私が全部悪いのかな」
もし家では笑えるなら。
別の場所では自然に話せるなら。
あなたそのものが壊れているわけではなくて、
今いる場所で、ちょっと元気を削られているだけかもしれません。
それに気づけることって、
かなり大きな一歩だと思います。
今回のまとめ
ここまで読んでくださったあなたに、
いちばんお伝えしたいことがあります。
職場のモヤモヤを、
全部ひとりで背負わなくて大丈夫です。
大切なのは、
大きく変わることではなくて、
少し見方を変えること。
・これは仕事疲れ? 人疲れ?
・これは事実? それとも相手の感情?
・これは私の問題? それとも相手の問題?
この3つを、
ときどき自分に聞いてあげるだけでも、
心のすり減り方はかなり変わります。
そしてもうひとつ。
全部をちゃんと受け止めなくても、
あなたのやさしさは減りません。
むしろ、
自分を守れる人のやさしさのほうが、
長く続いていく気がします。
職場は、
毎日通う場所です。
だからこそ、
心まで置き去りにしないこと。
がんばることも大切。
でも、すり減りすぎないことは、もっと大切です。
そんなふうに働けたら、
毎日は少しやさしくなるのかもしれません。
あとがき:職場の人間関係って、仕事そのものより体力を使うことがありますよね。私も「仕事に疲れた」というより、「空気に疲れた」と感じた日が何度もありました。だからこそ、まじめでやさしい人ほど、自分を守る知恵を持っていてほしいなと思います。今日の記事が、少しでも心を軽くするきっかけになればうれしいです。
(アマゾン)
(楽天)
|
価格:968円 |
![]()
いかがでしたでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございます。
少しでもヒントになればうれしく思います。






