エクセルで設置したプルダウンメニューを他のセルにコピペしたり、リストに項目を追加する方法をご紹介します。リストに追加する方法としては、直接リストを追加する方法や他のセルに用意したリストの範囲指定を変更する方法、または、OFFSET関数を使いCOUNTA関数との組合せで、増えるリストデータを自動的に反映する方法も解説してご紹介します。

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設置したプルダウンメニューを他のセルにコピペする方法

プルダウンメニューを設置したセルをコピーして、他のセルへプルダウンメニューを貼り付ける方法をご紹介します。

プルダウンメニューのあるセルをコピーします

1.プルダウンメニューを設置したセルを選択します。

2.マウスの右をクリックしてメニューを表示し、「コピー」をクリックします。

形式を選択して貼り付けします

1.貼り付けたいセルを範囲指定します。

2.範囲指定したところでマウスの右クリックで、表示されたメニューから「形式を選択して貼り付ける」をクリックします。

 

1.「形式を選択して貼り付け」のダイアログボックスが表示されます。

2.「入力規則」のチェックボックスをONにして「OK」を押します。

リストに追加項目を追加する

1.貼り付けたセルをクリックすると、右側に「▼」マークが表示されます。

2.プルダウンメニューが貼り付けられました。

手動でプルダウンメニューのリスト項目を追加する方法

一旦設置したプルダウンメニューに、データの追加を求められることはよくあります。その方法をご紹介します。

データの入力規則を選択する

1.プルダウンメニューが設置されているセルを選択します。

2.「データ」タブをクリックします。

2.「データの入力規則」コマンドをクリックして、表示されたメニューから「データの入力規則」を選択します。

データの入力規則ダイアログボックスが表示される

1.「データの入力規則」ダイアログボックスが表示されます。

2.「元の値」の枠の中にカーソルを挿入します。

元の値のリストに追加項目を追加する

1.「タマネギ」の後に「,」カンマを打って「しいたけ」を追加します。

2.「OK」を押します。

リストに追加した項目を確認する

セルの右側にある「▼」マークをクリックすると、追加した「しいたけ」がリストに表示されています。

セル範囲を指定しているプルダウンメニューの項目を追加する方法

セル範囲のリストを指定している場合のプルダウンメニューの追加方法をご紹介します。

データの入力規則を選択する

1.別のセルで用意したリストに「しいたけ」を追加します。

2.プルダウンメニューが設置されているセルを選択します。

3.「データ」タブをクリックします。

4.「データの入力規則」を選択し、表示されたメニューから「データの入力規則」を選択します。

データの入力規則ダイアログボックスを開く

1.「データの入力規則」ダイアログボックスが開きます。

2.「設定」タブにある「元の値」の右端にある矢印ボタンを押します。

元の値にOFSEET関数を入力する

1.「データの入力規則」の指定した範囲「=$D$2:$D$4」を「=$D$2:$D$5」に変更して指定範囲を「じゃがいも」から「しいたけ」に変更します。

2.「Enter」を押します。

 

3.「OK」ボタンを押します。

リストに追加した項目を確認する

1.セルの右端の「▼」マークをクリックします。

2.追加した「しいたけ」がリストに追加されているのが分かります。

OFFSET関数を使って自動的にプルダウンメニューに項目を追加する方法

上記のように、プルダウンメニューを設置した後に、リストが追加されるたびに設定を変更するのは面倒で手間がかかります。OFFSET関数(COUNT関数との組合せ)を利用すると自動的に追加されたメニューがプルダウンメニューンに表示されるのでとても便利です。

データの入力規則ダイアログボックスを開く

1.プルダウンメニューが設置されている「B2」セルを選択します。

2.「データ」タブをクリックします。

3.「データの入力規則」コマンドの「データの入力規則」をクリックします。

元の値にOFFSET関数を入力する

1.「データのの入力規則」ダイアログボックスが表示されます。

2.「設定」タブの「元の値」の枠の中にOFFSET関数を入力します。

3.「=OFFSET($D$2,0,0,COUNTA(D:D),1)」と入力します。

4.「OK」ボタンを押します。

EXCELのOFFSET関数の使い方と他の関数との便利な組合せを解説-marusblog

リストに追加した項目を確認する

OFFSET関数(COUNT関数を組合わせ)で、別のセルに並べたリストデータを追加して増やしても、自動的にドロップダウンリストに追加したデータが表示され選択して入力することができます。

私の感想

今回は、エクセルのプルダウンメニューの応用編として、他のセルへのコピペやメニューリストの追加の方法、そしてOFFSET関数を使って増えるメニューに自動的にプルダウンメニューへ反映させる方法などを解説のうえご紹介しました。

エクセルで作成するデータベースは、入力データは統一したルールを設ける必要があり、そうした意味でもプルダウンメニューの設置は有効で、入力ミスやデータのバラツキを防ぐ有効な手段であるだけに、その設定方法はもちろん追加など可変するメニューの対応方法は把握しておきたいものです。

OFFSET関数はCOUNTA関数との組合せで、中級レベルが求められますが、別途OFFSET関数についてその使い方のご紹介ページを記事内でリンクしておきましたので、ご参考になればと思います。

 

エクセルのデータ入力はルールが必要、その意味でもプルダウンメニューは活用したいものです。

 

(marusblogu記事紹介)
エクセルのプルダウンメニュー(ドロップダウンリスト)の基本の2つの作成方法-marusblog

エクセル関数の入力を完全マスターできる5つの方法-marusblog

エクセル表の行の高さと列の幅をコピペする方法-marusblog

今回のまとめ

セルに設置したプルダウンメニューの入力規則を、他のセルへコピペする方法や、メニューに追加されたデータを先に設置したプルダウンメニューに反映させる方法を解説、ご紹介しました。

データ入力規則のダイアログボックスを使って、メニューのリストへ追加する方法とOFFSET関数を使って追加メニューを自動的に反映する方法もご紹介。エクセルの入力データ、特にデータベースを作成する上では入力する基準やルールが必要です。

 

プルダウンメニューはおおいに活用してみましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

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