部屋が散らかっていると、ストレスを感じたり、気分が落ち込んだり、集中力が低下することがあります。最近は在宅ワークが増えているため、整理整頓のできていない部屋で仕事をすることが多くなり、さらに集中力が低下してしまう人も多いかもしれません。そこで、東大卒の収納コンサルタント米田まりなさんが開発した、「科学的片づけメソッド37」を使えば、スッキリと整った部屋で集中力を高めることができます。この記事では、米田まりなさんの著書「集中できないのは、部屋のせい」から、東大卒収納コンサルタントが開発した科学的片付けメソッド37のエッセンスを要約動画の引用を交えてご紹介します。

デスクの上には何も置くな

『東大脳の育て方』という本によると、実に83%の東大生が自宅のリビングで勉強していたそうです。でも、多くの人は自宅での仕事や勉強の効率が悪いと感じています。家が狭いとか、自分の部屋では集中できないといった理由を環境のせいにしてしまうのではないでしょうか。しかし、結果を出す人たちは環境を言い訳にしないと言われています。そこで、今回は自宅での作業の集中力を高めるための部屋の片付け術についてご紹介します。

散らかっていると集中できない

自分の部屋で集中できない一番の原因は、
部屋が散らかっていることだと言われています。

例えば、机の上にスマホや漫画雑誌が置いてあると、
仕事や勉強に集中できずについスマホでSNSを見たり、
漫画や雑誌に手を伸ばしてしまうことがありますよね。

 

アメリカのプリンストン大学では、
視覚に与える刺激の種類と集中力の関係について研究が行われました。

その結果、視界に体系的に統一されていない、
異なる種類の刺激が増えるほど、
脳の集中力が低下することがわかりました。

 

つまり、集中力を高めるためには
部屋にある異なるものを可能な限り、
視界から取り除くことがポイントなのです。

 

集中力を高めるには視界から異なるものを取り除くことが重要!

デスク周りの片付け術

デスク周りを整理するためには、
2つの重要なポイントがあります。

 

(2つのポイント)

  1. デスクの上は必ず整理しておく
  2. デスクの周りは週に1回以上使うものだけを置く

 

まず、デスクの上は必ず整理しておきましょう。

そのためには、
デスクの引き出しや小さなカラーボックスを、
うまく活用する必要があります。

頻繁に使わないものはデスクの上に置かずに、
引き出しや収納ボックスにしまっておくことがポイントです。

 

また、デスクの周りには、
週に1回以上使うものだけを置くようにしましょう。

頻繁に使用するものは、
デスクの近くに置いておくことが便利ですが、
必ずしまっておくことを忘れないようにしましょう。

 

ただし、注意点があります。人によっては、
少し物が増えるだけでストレスを感じる人もいます。

逆に物が少なすぎると、
ストレスを感じる人もいることを覚えておいてください。

自分に合ったバランスを見つけることが大切です。

 

デスク周り整理で大切なのは、2つの整理整頓と個人のバランス!

たった4つのステップ!最強の整理整頓術

前章でお伝えした通り、整理整頓は日々の生活において非常に重要なことです。しかし、どのように整理整頓をするかに迷ってしまうこともあります。本章では、たった4つのステップで完了する部屋の整理術について解説していきます。部屋の整理において大切なのは、パソコンのデータを整理する感覚で、部屋にあるものを使用頻度別に4つのフォルダに分けることです。

4つのフォルダに分類!日時、週次、月次、年次

米田先生は、
部屋をきれいに整理するための方法として、
4つのフォルダ分けを提案しています。

  1. 日次フォルダ
  2. 週次フォルダ
  3. 月次ホルダー
  4. 年次フォルダ

 

この方法では分類の基準として、
最後にそのアイテムを使った日を使います。

 

例えば、

  • ボールペンとメモ帳を使ったら、日次フォルダに
  • 1週間以内に使ったPCのUSBは週次フォルダに
  • 1ヶ月以内に使った仕事の資料は月次フォルダに
  • 1年以内に使ったドライバーは年次フォルダに

 

それぞれ、使う頻度で4つに分類します。

 

この方法を使えば部屋だけでなく、
リビングや寝室など、どこでも使える整理術です。

まずは、部屋にあるものを4つのフォルダに分類してみましょう。

 

最後に使った日だけを基準にすれば、
簡単に分類できるはずです。

この整理術を使えば、
いつも物が散らかってしまう問題も解決できます

 

例えば、机の上にボールペンやメモ帳が、
置かれたままになってしまった経験はありませんか?

そんな時、この方法を使えば、
使った後にすぐに日時フォルダに片付けることができます。

その結果、机の上がスッキリと整い、
いつでも必要なものを簡単に見つけることができます。

 

また、週次フォルダや月次フォルダには、
一定期間以内に使ったものを整理することができます。

仕事の資料やパソコンのUSBなど、
一定期間ごとに使うアイテムをフォルダに収納すれば、
必要な時にすぐに見つけることができます。

 

この整理術は、部屋をきれいに保つだけでなく、
時間の節約にもつながります。

いつも必要なものを探す手間を省き、
効率的に作業を進めることができます。

部屋を整理するだけでなく、
心の整理にも繋がるかもしれませんね。

 

さあ、皆さんも是非、
この4つのフォルダ分けを試してみてください。

部屋が整理され、
快適な環境で暮らすことができるでしょう。

 

新しい整理術で、スッキリとした生活を始めましょう!

 4つの各フォルダの整理方法

各フォルダの整理方法を、詳しくご紹介します。

日次フォルダ

日常的に使うものは、
使いやすい位置に置いておくことが重要です。

机の上にペンや手帳をそのままにしている人は多いですが、
デスクを整理することが大切です。

 

日常的に使うものを定位置に戻すことで、
部屋全体の印象が大きく変わります。

物を放置しておくと、生活感が出てしまい、
散らかった印象を与え、
集中力も散漫になってしまいます。

デスクの上には物を置かず、
使う頻度の高いものは手の届く範囲に置くのが最適です。

 

米田先生は、
デスクの横に3段のカラーボックス、
これを置くことをおすすめしています。

そして、そのボックスの上から一番手が届きやすい位置が、
毎日使うものの置き場所になります。

おそらく、文房具や手帳、メモ帳、
仕事で使う書類や勉強に必要なテキストなど、
小さなアイテムがたくさんあるかと思います。

 

多くの人は、文房具を引き出しやボックスに、
ただ放り込んでしまっていると思います。

毎日使うペンとたまにしか使わないホッチキスを、
同じ場所にしまっている人も多いでしょう。

 

しかし、それでは必要なものを、
すぐに取り出すことができません。

 

(収納のポイント)

  • 収納のグループ分けは、文房具や書類、本などのカテゴリではない
  • 毎日、今週、勉強するとき、休憩のときなど、利用頻度利用シーンに基づいて考えるべき

 

週次フォルダ

毎週使うものを整理することは大切です。

使うものは、毎日使うものと同じくらいの頻度で、
使う場所の近くに置くのがベストです。

米田先生は、
三段ボックスの2段目と3段目を、
週に1回使うものの置き場所としておすすめしています。

 

ただし、毎日使うものと混同しないように注意しましょう。

使わないものの中から1つ選ぶことは、
小さなストレスを引き起こすことになります。

利用頻度と利用シーンに基づいて分類することが重要です。

 

最初から完璧に分類する必要はありません、
まずは1週間程度試してみましょう。

週に1回も使わないものは、
月次フォルダに移動させればいいです。

重要なポイントとして、
毎日使うものと毎週使うものを収納する際は、
余白を意識しましょう。

 

一般的な目安として、
毎日使うものは収納スペースの70%程度、
毎週使うものは80%程度の余裕があると快適です。

なぜなら、収納スペースを100%埋め尽くしてしまうと、
物を取り出すためのスペースがなくなり、
出し入れが困難になるからです。

 

詰まった収納から物を取り出すのはストレスがありますし、
しまう際もスペースを無理に開ける必要があります。

その結果、だんだんと物が散乱してしまうこともあります。

部屋を整理するつもりで引き出しや棚に物を詰め込むと、
整理整頓の逆効果が起こりやすくなります。

 

ゆとりのある収納スペースで、
物の出し入れのストレスを軽減しましょう。

集中力を途切れさせる要素を最小限にすることが重要です。

月次フォルダ

毎日使うものや毎週使うものは、
利用頻度や利用シーンを考えて整理する必要があります。

しかし、毎月使うものについては、
そこまで意識する必要はありません。

 

一度しか使わないものは、
手元に置かなくても大丈夫です。

部屋のどこかに空いているスペースを使えばいいのです。

 

コメダ先生のおすすめは、
月次フォルダをクローゼットに収納することです。

もしクローゼットのスペースが狭い場合は、
玄関横の収納やシューズクローゼット、キッチンの上の戸棚、
ベランダの収納などを代わりに使うこともできます。

 

服などの場合でも、
箱を置く場所が湿度や温度の問題がなければ、どこでも構いません。

特に箱詰めは、
同じ面積に効率的に詰め込むことができるので、
便利な収納方法と言えます。

 

旅行用品や日用品のストックなど、
使用シーン別に箱を分けてクローゼットの空いている場所に詰め込みましょう。

その際、箱に中身の内容を書くことをおすすめします。

 

時間が経つと、
どの箱に何を入れたのか忘れてしまうことがあります。

たまに読む本や日用品のストックなどをメモしておくと、
必要なものを取り出す時のストレスが大幅に減ります。

物をどこにしまったのか忘れてしまって、
家中をあちこち探し回るのはとても面倒ですよね。

 

また、スマホで中身の写真を撮っておくこともおすすめです。

箱の外側にメモを書いたり、中身の写真を撮ることで、
どの箱に何が入っているかを綺麗に整理することができます。

年次フォルダ

年に数回くらいは使うものは、
かなりジャンルが幅広いと思うのでいつ使うのかという視点で、
さらに3つに分類するのがお すすめです。

 

(3つの分類)

  • 使う時期が決まっているもの・・・オフシーズンの衣類や布団、お正月やクリスマスの行事用品など
  • 突発的に使うもの・・・来客用品やアウトドア用品など
  • 愛着があり手に取りたいもの・・・思い出の品や趣味のコレクション

 

これらの物を整理する際には、
いつ使うのかという視点でグループ分けをします。

そして、同じ箱に詰めて、
クローゼットに収納するのがおすすめです。

 

そうすることで、
実際に使う時にどの箱を開ければいいか迷わずに済みます。

また、箱の中身を写真に撮っておくことも重要です。

自分の記憶を信頼すると、
年に数回しか使わない物はすぐに忘れてしまいますので、
写真に残しておきましょう。

 

出張や旅行でしか使わないものは、
透明のジッパー付きビニール袋に詰めておくと便利です。

必要な時に箱からさっと取り出して、
持っていくことも可能ですよ。

 

年次フォルダの収納場所には、
取り出しにくい場所を選ぶことがポイントです。

クローゼットの中であれば、
下段の奥やベランダのロフトなど、
家中の出し入れしにくい場所が適しています。

また、湿気や温度に気をつける必要があるものは、
湿気取りや殺虫剤などを使用しましょう。

 

このように、
日時、週次、月次、年次といった分類を使って部屋を整理すると、
デスクの上は物がなくなります。

そして、デスク周りには、
収納ボックスが1つだけ置かれる理想的な環境が生まれます。

  1. 毎日使うものや週に数回使うものは手の届く範囲に置く
  2. 月に数回しか使わないものや年に数回しか使わないものは、別の場所に収納すること

シンプルな部屋を目指そう

ここでは、シンプルで集中力が高い部屋を作るためのメンタルについて解説していきます。部屋を整理するためには、物を持つことの意味やその理由を考え直すことが重要です。また、シンプルで機能性が高く、必要なものが必要な場所にある部屋を目指すことが、集中力を高めるために必要なことです。

引き算思考でシンプルな部屋を目指せ

部屋を整理する時、
ついつい物を増やしてしまうことがあります。

でも、それだと集中できる部屋が遠くなってしまいます。

 

部屋に物がたくさんあると、
視界が乱雑になったり、
散らかった感じがして集中力が低下します。

だから、集中できる部屋を作るためには、
シンプルな部屋が一番です。

 

何も考えずに、
常にきれいな状態に保てるようなシンプルさが必要です。

インテリアグッズを見ると、
楽しくてつい欲しくなったりしますが、
最初から目標を高く設定しすぎると途中でやめてしまうかもしれません。

だから、まずはシンプルな部屋を完成させてから、
本当に欲しいものがあれば買い足しましょう。

 

シンプルな部屋を目指すときには、
引き算の考え方が重要です。

それが部屋を整理する時に必要なメンタルですね。

 

シンプルな部屋は引き算の考え方から。

買うべきものは3段のカラーボックス

部屋を整理するときには収納グッズが必要ですが、
増やしすぎるのは逆効果です。

3段のカラーボックスは、
安くてもちろん、
必要最小限のボックスを使えます。

 

カラーボックスは扉がないので、
出し入れの手間も減らせます。

シンプルで機能的なので、
トリッキーな収納グッズよりもおすすめです。

 

部屋を片付けるときには、
3段のカラーボックスだけを買って使うことが大切です。

これは、
部屋を整理するために心を整えるのに役立つ方法です。

 

 

部屋の片づけは、3段のカラーボックスだけを使う。

部屋に物を置く理由を言語化せよ

部屋の中にあるものを見直すと、
集中力がアップすることがわかります。

物を持つ理由は基本的に、
使うためか愛着があるためです。

 

部屋に置くものは、
自分自身との関係を表現する手段であり、
部屋の機能性も高めてくれます。

しかし、捨てられないものには、
コンプレックス執着などの感情が絡んでおり、
部屋全体の雰囲気を悪くしてしまいます。

 

部屋を整理するときには所有物の意味に向き合うことが、
集中力を高めるために不可欠なのです。

 

部屋の中身は自分自身との関係の表現でもある。

今回のまとめ

というわけで、今回はここまでです。

 

今回は、収納コンサルタントである米田まりなさんが開発した、
科学的片づけメソッド37」のご紹介でした。

自宅作業の集中力を高めるためには、
部屋を整理整頓することが大切。

作業場となるデスク周りを、
さっと片付けて浮かんでくる邪念をコントロールする。

そのことこそが集中力を高める秘訣です。

 

部屋の整理において大切なのは、
パソコンのデータを整理する感覚で、
部屋にあるものを使用頻度別に4つのフォルダに分けることです。

部屋を整理するためにはシンプルで機能性が高く、
必要なものが必要な場所にある部屋を目指すことが重要。

この機会に本書を手にして、
自然と整理整頓ができる生活を実現してはいかがでしょう!?

 

科学的メソッドで、あなたはもう、部屋の片づけで悩まなくなるはずです。

 

(参考文献・引用動画)

 

いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます。

少しでもヒントになればうれしく思います。

 

  • 本記事は、情報収集と要約に、一部AIを利用しています。