「あ〜時間が足りない!」とつぶやいた回数、あなたはいくつ覚えていますか?やらなきゃいけないことが山積みなのに、時計の針だけが遠慮なく進んでいく……そんな経験、誰にでもあると思います。でも、実は「時間がない」のではなく、「時間の使い方がもったいない」だけかもしれません。今回ご紹介するのは、望月俊孝さんの著書『ムダがなくなり、すべてがうまくいく 本当の時間術』。この本には、誰でも今すぐにできる、でも意外と知られていない“本質的な時間の使い方”が詰まっていました。
エッセイ風にやさしくまとめてみたので、あなたの毎日に少しでもヒントになれば嬉しいです。
時間を「使う」より「創る」発想を持とう
「時間がない」と思い込んでいた私にとって、
目からウロコだったのがこの考え方でした。
時間は“使うもの”じゃなくて“創るもの”だというのです。
たとえば、スマホをなんとなく見ている10分。
これは「使っている」のではなく、
「流れている」時間です。
でも、この10分でストレッチをするとか、
読書をするとか、
自分の“意図”を加えるだけで、
同じ時間が意味を持ちはじめる。
望月さんは、
「1日の中に“自分のための時間”を、
意識的につくろう」と言います。
たとえ5分でも「創った」と思える時間があると、
その日一日の満足度がまったく違うのです。
時間を創る。
それは、人生を、
自分の手に取り戻す行為でもあります。
「やらないことリスト」をつくる勇気
ToDoリストは作るのに、
「やらないことリスト」は持っていなかった私。
でも、ここにこそ、
時間のムダを減らすカギがありました。
私たちは「やらなきゃいけない」、
と思っていることの中に、
本当は「やらなくてもいい」ことをたくさん抱えています。
望月さんは、「優先順位をつけることより、
まず“やらない”と決めることが重要」だと説きます。
たとえば、毎日SNSをチェックするのをやめてみる、
気乗りしない会合には行かない。
嫌われる勇気、ではなく、
「時間を守る勇気」を持つことで、
自分の人生を自分のものにできるようになる。
この考え方を取り入れてから、
私は朝の30分を“ニュース断ち”して、
読書の時間に充てています。
それだけで、頭の中が、
ずっとクリアになった気がします。
行動に「意味」を与えると時間は豊かになる
同じ1時間でも、「やらされている」と感じる仕事と、
「意義を感じる」仕事では、
疲れ方も満足感もまったく違います。
望月さんが教えてくれるのは、
「行動に意味を与える」ことの大切さ。
たとえば、子どもの送り迎え。
以前の私は「時間を取られている」と思っていました。
でも、「子どもの成長を見守れる貴重な時間」、
だと捉え直したとたん、
同じ行動が宝物のように感じられるようになったんです。
やっていること自体は変わらない。
でも、それに意味を見出すことで、
時間の価値は何倍にもなります。
「無駄に過ごした」と思っていた時間にも、
新たな光が差し込むようになります。
今回のまとめ
時間術というと、
どうしても「効率化」や、
「時短テクニック」に意識が向きがちです。
でも、望月さんの本が教えてくれるのは、
もっと根っこの部分──
「時間に対する意識」の変え方でした。
時間は使い方次第で、
消耗にもなるし、充実にもなる。
“時間を創る”と決め、
“やらないこと”を明確にして、
“意味づけ”を与える──
これらは小さな心がけかもしれませんが、
積み重ねることで、
1日の充実度が劇的に変わってきます。
そしてそれは、
人生の満足感そのものに直結するのです。
気づけば、1日が「早いな」ではなく、
「濃かったな」と思えるようになる。
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いかがでしたでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございます。
少しでもヒントになればうれしく思います。