「もっと時間がほしい」──多くの人が口にする願いです。しかし、時間そのものは誰にとっても平等に1日24時間しかありません。では、なぜ時間に追われる人と、余裕を持って成果を出す人がいるのでしょうか?その鍵を解き明かすのが、望月俊孝さんの『ムダがなくなり、すべてがうまくいく 本当の時間術』です。本書では、単なる時間管理のテクニックではなく、“生き方そのものを整える”という視点で時間術を語っています。今回はそのエッセンスを抽出し、読者の生活にすぐに役立つ形でまとめてみました。

時間を「削る」のではなく「磨く」

多くの人は、
「時間を節約しよう」と考えます。

例えば、家事の効率化、
移動中の隙間時間活用、
スケジュールの詰め込み…。

 

しかし著者はそれでは
根本解決にならないと指摘します。

むしろ「時間を削る」ことに追われると、
心は常に焦り、余裕を失います。

 

大切なのは「時間を磨く」こと。

つまり、同じ1時間を過ごしても、
自分の価値観や目的に合った時間を
積み重ねることこそが“本当の時間術”。

 

「何をするか」よりも
「どんな思いで過ごすか」が質を決めるのです。

やるべきことより「やめるべきこと」に光を当てる

人はつい「もっと頑張らなきゃ」
「あれもやらなきゃ」と考えがちです。

しかし、時間を圧迫している正体は
“不要な行動”にあります。

 

SNSをなんとなく見てしまう、
断れない誘いに流される、
本当はやらなくてもいい仕事を抱え込む…。

著者は「やるべきことリスト」より
「やめるべきことリスト」を作ることを推奨します。

不要な行動を減らすことで、
結果的にやりたいことに時間が
自然と割けるようになるのです。

 

まさに“足し算”より“引き算”の時間術。

未来の自分から逆算する時間の使い方

本当に大切なことは、
「未来の自分が感謝する
時間の使い方をしているか」という視点です。

 

今日の1時間が、半年後・1年後の自分に
どんな価値をもたらすか。

これを意識すると、
今やっていることの
優先順位が変わってきます。

 

例えば、疲れてスマホをダラダラ見る1時間と、
読書や学びに使う1時間。

どちらが未来の自分を
支えてくれるかは一目瞭然です。

 

著者は「未来をデザインすることが、
今の時間の質を決める」と語ります。

時間は単なる“消費”ではなく、
“投資”なのです。

今回のまとめ

-本当の時間術とは「生き方を整えること」

時間は誰にとっても有限です。

だからこそ、効率化だけでなく、
自分の心と向き合う。

 

「何に時間を使うか」を
明確にすることが最重要。

時間を削ることではなく、
磨くこと。

増やすことではなく、
余計なものを手放すこと。

そして、未来から
逆算して今を選ぶこと。

 

これが“すべてがうまくいく
時間術”の本質です。

 

あとがき:本書を手にして改めて気づいたのは、「時間術」とはスケジュール帳をぎっしり埋めることでも、隙間時間を無理に活用することでもないということです。それはむしろ「自分の人生をどう生きたいのか」という問いに直結しています。あなたにとって大切な時間はなんでしょうか?家族との何気ない会話かもしれないし、自分を高める勉強かもしれません。あるいはただのんびり散歩することかもしれません。答えは人それぞれですが、「自分の時間を選び取る」という意識こそが、ムダをなくし、人生を整える最強の時間術だと感じます。今日という1日が、未来の自分に喜ばれる時間になるように──。その小さな意識こそが重たい、そう感じたいものです。

 

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いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます。

少しでもヒントになればうれしく思います。