コロナ禍のさなかウィルスというのはホントウに怖くもあり悩ましくもあり困ります。ところで、身近なカビもまた悩ましい。買い置きしていたパンや果物はもちろん、皮革に布にタイルの目地、畳に壁など家じゅうどこでも知らぬ間に発生してはしっかりと育ってしまう。カビは人にとって強敵なのであります。そもそもカビとは、その対処方法は。どうカビとともに生活したらいいのでしょうか。今回はカビについてまとめてみました。

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カビとは

それなりに毎日家の中を掃除しているのに、なんだかカビ臭い。いつの間にかクローゼットの中にカビを発見!なんてこともあれば、もうお風呂はカビだらけ。なんてすでに負けを認めてしまうなんてことも悔しいけれど現実。

ここは冷静にカビのこと注目した方がいいようです。

カビといえば!?

カビと聞くと浮かぶのは「黒いカビ!」ではないでしょうか? お風呂場や洗濯機の下とか湿気が多いところに、やたらとたむろするカビ。ところで、どうしてカビは黒いのでしょうか 。実はそれ汚れなんです。

参考サイトを確認してみますと、カビの菌は空気中のどこでも漂っているのです。つまり、ある条件がそろうとさっさと繁殖してしまうというから生きる力がかなり強い。人の目に見える程までに増殖すると、ようやく「カビ生えた!」と気づく程度なのです。

 

カビを発見したときのカビはもうすっかり成長した証なのです。

カビの種類

ところが、家に発生するカビは黒カビだけではないのです。湿度によって発生するカビの種類があって、なんと湿度が低いところで育つカビもあるというのです。カビの種類を見てみましょう!

 

~ここから引用~

 

(湿度が90%以上を好むカビ)

  • 黒カビ・・・お風呂場などでよく見る、食品や衣類にも発生する
  • 赤カビ・・・野菜を育てる畑の土壌や汚水などに発生

 

(湿度が80%以上を好むカビ)

  • 青カビ・・・餅やみかん、リンゴなどの食品、ハウスダストなどにも
  • こうじカビ・・・パンやまんじゅう、穀類などの食品、ハウスダストなどにも

 

(湿度が65%以上を好むカビ)

  • かわきこうじカビ・・・乾物、穀類などの食品、精密機器の基盤などにも発生する
  • あずきカビ・・・・チョコレートやカステラなど糖度の高い食品に発生する

 

~ここまで引用~

 

湿度が高いところだから発生するだけではないということ。いろいろな種類があってそれぞれいろんな特性や悪さをする。敵は手ごわい、とっても種類が多くて複雑であること、もう入口からしてカビと勝負する気を失うのです。

 

カビは種類も多く強い、実に手ごわい存在です。

条件がそろえばどんどん成長するカビ

「カビを発生させない増やさないようにすればいいのです」とカンタンにはいかない。その理由があります。カビ菌の種類によってもよるらしいのですが、ある程度カビの繁殖しやすい条件があるわけです。

 

カビ発生の条件とはズバリ次のとおり。

 

~引用はここから~

 

(カビ発生の条件…その①)

  • 70%以上の湿度(60%以上から活発に活動、80%以上で一気に繁殖)
  • 20~30度の気温(25~28度がもっとも生育に最適)
  • 栄養分(食品の食べかす、ホコリ、汚れ、ダニなど)

 

これら3つの条件がそろうとカビは爆発的に繁殖します。

 

 

(カビの発生の条件…その②)

  1. 栄養分・・・ビニールやプラスチックですら栄養になっちゃう!
  2. 酸素・・・地球上ならどこでも
  3. 温度・・・いつでもどこでも温度はある
  4. 湿度・・・カビの大好物
  5. 時間・・・成長と定着にはある程度時間が必要

 

カビはどこでも生きていけるわけです。

 

 

日本では春から夏にかけてがこれらカビが繁殖しやすい条件に最も合致するのは周知のごとく、特に湿度が高くなる雨の多い梅雨の時期は多くの人がカビに悩まされるというのは当然のごとし。これではカビを発生させないとか増やさないなんて無理となります。

 

結局、カビの発生や成長を抑えることは難しいということに。

 

 

さらに住宅環境が近年良くなってきたのがカビにとっても過ごしやすく、冬でも室内は温かく窓に結露ができるくらいの湿度がある住宅が多いとなると、ほぼ1年中カビのシーズンというわけでカビに取ったは条件がどんどん良くなっているといいます。

その上、カビの胞子ってやつは目で見ることができない、いつ繁殖が始まったのかなんてのはまったくわからない。カビが目で見えるというのは、次のカビを作る活動を思い切りやっているってサインだそう。

 

条件がそろえばどんどん成長してしまうわけです。

家の中でカビが生えやすい場所

家の中でカビが発生しやすい部屋は、どれも共通して風通しが悪く湿度が高くなりやすい場所。さらに、掃除が行き届かずにカビの栄養もたっぷりとカビにとってはパラダイスもの。これらを理解すればカビ対策の一考にもなるはずです。

 

(カビが生えやすい場所とは)

  • 水回りの洗濯機まわり、トイレ、浴室、洗面所、キッチンなど
  • 押し入れやクローゼットなどの収納部
  • 式布団やマットレスといった寝具類(特に裏側)
  • 冷蔵庫、タンスや食器といった重い家具の裏側

 

カビが発生しやすい場所はほぼ周知のとおり。

カビ対策に朗報

ここに朗報があります。それは、カビの発生の条件(5つ)のうち、4番の”湿度“と5番の”時間“は工夫しようと思えば対策ができる。これがカビ対策のポイントになります。つまり、カビの好きな湿度をつくらないこと、そして、定着するまでの時間をあたえないということであります。

カビ対策のポイント

具体的には、日ごろこまめに換気や掃除を続けることが大切となります。花粉が気になる季節や雨の日はガマンせずに除湿機やエアコンのドライ機能、換気扇や場合によっては扇風機や送風機を併用しちゃうというウルトラ技だってできる。

強力な”カビ取り剤”を使ったとしても、それがずっと効果を保ち続けるということは期待できない。結局、浴室や水まわり、そうそう窓などもとにかく水滴を除去することが必要。台所や洗面所の排水溝もこまめな掃除をすることが一番となります。

 

換気と掃除をこまめにし続けるが鉄則!

 

水回り

風通しが悪い上に気温や湿度が高い浴室や洗面所、キッチンやトイレなんてカビのパラダイスの代表的場所だけに、水分をそのままに放置しないことはもちろん、食品のカスはもちろん石鹸なんかのカスも要注意。皮膚のカスや汚れなんてのもカビの大好物。

こちらはカビの種類も顕著に豊富なだけに、種類別の掃除手順や洗剤の使い方など、さすがにプロのクリーニング手法を参考にする方が効果的のようです。分かりやすいプロの技、こちらのサイトがとても参考になります。

 

汚れを溜めない日ごろのこまめな掃除の積み重ねがかかせないということになります。

 

(参考サイトはこちら)

タンスや冷蔵庫など重い家具の裏側

正直、ここまでやるのはなかなか大変、大ごとになります。特に梅雨の時期には休日のたびにやるんだと意気込んでも実際はなかなかどうして。でもやってみると壁にカビがビッシリ!なんてことも珍しくない。あの憎きゴキブリがウジャウジャなんて場面は想像したくもなし。なにか事前の対策なるものがないものか!?

家具や冷蔵庫に食器棚類はついつい壁ピッタリにつけちゃうけど、その設置するときから数センチの空間を設けることがあとあとのカビ対策に有効というわけであります。少しでも空気の通り道を確保し、湿気が溜まりづらくするという対策。こうしておけば、部屋の窓を開けて換気するだけでも効果絶大。

 

家具は壁から数センチ離すこと、ちょっとした工夫で換気の効果を最大に活用できるのです。

悩ましいのがエアコン内部

エアコン内部は湿度が異常に高くなり水滴も付いてしまうから、本体とフィルターの掃除はカビ対策に当然必須となります。風の出口が結露しやすい。こまめに拭き取らないとカビが発生!エアコンから出る風にのって、カビが部屋中にまき散らしてしまう危険性があるので要注意。カビが発生してしまったら、カビ取り剤などを使って速攻で退治したいところですがカビ取り剤も取り扱いに問題があり悩ましいところです。

スプレー型で吹き付けてしまうと、これがまた空気中に胞子をまき散らしてしまう可能性があるというのでこちらも厄介。タオルなどに吹き付けてからカビを覆うようにして、胞子の拡散を防ぐように心がける必要もあるというのです。

やっぱりスプレー式のカビ取り剤のお世話になってしまいます。その際には部屋の換気を十分にして使用するということも忘れてはいけないようです。手が届くところは塩素系の漂白剤を使用するのも有効。安全のためにマスクやゴム手袋などが必要で、他の薬剤等と混ぜないようにしなければならないなど。「使用上の注意」をよく確認したいところ、プロが行う水を噴射しての内部の水洗いは電化製品だけにとっても危険。

 

参考サイト⇒家の中のカビ 発生場所別カビの特徴と対処法を紹介

 

エアコンの洗浄を素人は下手に手を出さないことです。

カビが引き起こすこわい病気

カビは食品を腐らせたり食べられなくなるだけでなく、実は病気も引き起こすのです。最近は、こうしたカビによる病気が増えているとも聞きます。たかがカビと笑っている場合ではないようです。

肺の病気

ところでカビは、日本酒や味噌などの発酵に昔から使われています。腐らせることなく発酵させてくれるので”酵母”って呼ばれますね。でも、病気を引き起こすカビもあるというので、よくわからないのですがそれだけいろいろなカビがいるということでしょうか?参考サイトをチェックしてますと、土壌や空中に穀物など生活の中でもあちこち広く生息しているとあります。

 

これらが空中にも漂っているから、どうにもこうにも困ってしまいます。

 

 

空中に漂っている胞子を吸い込んでしまうと、肺や気管支に異常をきたす肺アスペルギルス症という症状が発症するとか?せきや胸痛、呼吸困難などがその症状と油断できません。この見えない菌の胞子が室内のエアコン内部で繁殖してしまい、室内にまきちらしてしまうとありましたからエアコンの掃除もこまめにとなるわけです。それでも治療法が確立されているそうで、ほとんどの場合に治癒することができると。早めに気付き早めの診察がおススメ!

 

換気をせずカビが漂う状態を長い時間放置したままは危険ということですね

カビと細菌、ウィルスの違い!?

カビと似たように思われてしまうのが”細菌”。大腸菌やコレラ菌、サルモネラ菌など、いわゆる”ばい菌”であります。細菌は人の体内に定着すると細胞分裂を繰り返して体内で増殖!毒素を排出して細胞を傷つけたり感染したりする。細菌は細胞壁はあるのですが核膜で包まれてなく細胞核ももっていないとか!?

 

“バクテリア”とも呼ばれているれっきとした生物なのです。

 

 

“ウィルス”はどうかというと、自分では繁殖できず人間の細胞に入り込んで増殖。生物でもない不思議な存在というので、なんの為にいるのか余計にも不思議。インフルエンザとかノロウィルスなどはウィルスが原因です。やっかいなのがウィルスは人間の細胞内に寄生してしまうので、治療薬も難しく予防ワクチンに頼らざるを得ないのが現状。最近は1回飲めば効く薬が話題となりましたけど、なかなか手ごわい相手であることには変わりがないようです。

 

ロナウィルスでウィルスの怖さをまじまじと。

私の感想

カビの問題は家族の問題としてとらえた方がよさそうだと率直な感想。これを奥さんに押し付けて「仕事が忙しいから俺知らん!」なんていう旦那さんがいらっしゃったら問題であります。なんて私も言える立場ではないので、自戒を含めて言いたいのです。

家じゅうの部屋がカビの住処になるのでありますから、もう家族で分担して、浴室はダンナ、洗面所は奥さん、換気とこまめな掃除と協力してやらなきゃどうも太刀打ちできない。敵は最強でしつこく、動きが早い。繁殖しだしたらある意味手が付けられないと家族で共有認識をしては、カビと戦う気持ちがなければどうにもこうにも負け越してしまう。私は世の女性と奥様達の見方なのです。

 

家のカビ対策は家族で協力してにつきるのです。

 

(marusblog記事紹介)

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今回のまとめ

カビはいろんな種類があって、湿度がそう高くなくとも発生する種類もあるということ。そして、どこでも発生しちゃうので厄介なのであります。とはいえ家の中にはびこる黒いカビなんてのはやっぱり湿度が問題。栄養分と酸素はもちろん、温度と湿度と時間がカビの発生の条件。

それならばとやらねばならないことは、こまめな換気と掃除を続けるということでした。カビ取り剤のお世話になるにしても、浴室や水回りにお風呂などはなにはともかく水滴を除去することが必要。

目に見えないカビの菌を吸ってしまい、病気の原因にもなると聞きますと穏やかではありません。それでも治療法が確立されているので、治癒もできると早めの診察がおススメでありますが、カビが漂うまたは繁殖する状態を長く放置しないということをやらねば、いくら治療を施しても元の木阿弥。

 

ほっておくのは最悪、行き着くカビ対策は換気とこまめな掃除、家族の協力が必要でありました。

 

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