ストレスはどこから来るのか。この問題にあの堀江貴文氏は著書「時間革命」で、「ストレスがどこからやってくるかを知っておけ」と明確に解答しています。ストレスを減らすためには「ストレスがどこからやってくるのか」を知っておくことだと。ホリエモンが考える「不安」への対処法がわかりやすい。過去の感情の整理の仕方、未来への対策。そして感情の整理の方法をご紹介します。
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目次(ページコンテンツ)
ストレスはどこからくるのか
「ストレスがどこからやってくるかを知っておけ」(堀江貴文氏)
それはPCがフリーズしたと同じ
パソコンを使っていると、しばしウンともスンとも動かなくなってしまうことがあります。能力を超えて次々にソフトを立ち上げたり、膨大な計算や処理をさせようとするとオーバーフローして固まってしまいます。
人の場合もストレスが大きくなってくると脳のエネルギーがストレスに消費されて脳が動かなくなる、パソコンのフリーズと同じ状態になってしまうと考えるとその状態が分かりやすい。そんな状態でいくらキーをたたいても、やる気を出せなんて言ったところでパソコンも人も動かなくなってしまう。
そんなときは、脳を休ませてあげないと。
ストレスの99%は「過去」か「未来」に由来したもの
堀江氏はストレスを減らすためには「ストレスがどこからやってくるか」を知っておくことだと断言しています。
「この仕事がうまくいくだろうか」、「このプロジェクトが失敗したらどうしよう」というように、未来のことを心配する場合。あるいは、「昨日、どうしてあんなミスをしてしまったのか、どうしよう」やら「あんな仕事を受けなければよかった」などと、過去のことを後悔する場合など。過去を思い出したり、未来を不安に思ったりすることで、人はどんどんストレスを感じてしまう。
結論から言ってしまえば、ストレスの99%は「過去」か「未来」に由来したもの。
過去や未来へ意識が彷徨い出すのはあなたの現在がスカスカだから
逆に、今まさに目の前のことに熱中したりしているそのさま、その瞬間は人間はそれほどストレスを感じない。つまり、「現在」のなかには、たいしたストレスは存在していない。人の脳は、目の前にありもしない過去を再現したり未来をシミュレーションしたりと「わざわざイヤな感情を水増しする」というやっかいなクセを持っている。とならば、とるべき対策はシンプル。
堀江氏はどこまでも熱く語る。
まず「過去」についてはその場で感情の整理をつけること、けして先送りはしない。先送りした感情はやがて戻ってくる。しかも、そのストレスは強化されるから悩ましい。「未来」への対策は、「先のことを考えないようにする」というのが基本。
先のことを勝手に考えてしまうから「不安」にもなる。避けられないイヤなイベントがあれば、そのことは頭の外へ追いやる。わざわざ心配したところで、当日のストレスも減るわけもなく、先取して心配したところで何もいいことがない。あなたの意識が過去・未来へ彷徨い出してしまうのは、あなたの現在がカスカスで中身がないから。
無駄なことを考える余裕がなくなるくらい、目の前のことに熱中し続けられる人生を作ればいい。
その場で感情の整理をつける方法
過去や未来へ意識が彷徨い出て不安な気持ちや、わざわざイヤな感情を水増ししてしまうことの内容に、また、堀江氏のようにその場で感情の整理をつける方法とは、具体的にどのような手段があるのでしょうかご紹介します。
こころが片付く書く習慣
習慣化コンサルタント古川武士氏は、その著書「こころが片づく書く習慣」の中でこの問題の解決策を提示しています。悩みや不安など頭の中の情報を紙に書くことで、マインドレス状態からマインドフル状態を手に入れることができるというわけです。
マインドフル状態にするために瞑想やマインドフルネスなどがあげられますが、瞑想で一時心がスッキリしても現実の過去が整理できなければまた結局は元の木阿弥。瞑想には限界があるということです。
(書く習慣のメリット)
- セルフコーチングができるので、誰かにアドバイスをもらう必要がなくなる。
- 自分の状況を自分自身で客観視して悩みを整理できることから解決のための一歩が踏み出しやすくなる。
- 瞑想や座禅といった方法とは違い仕事中でもどこでも人目を気にすることなく書くことができる。
- 意識が分散するのではなく、目の前にことに高い集中力を発揮できるようになる。
- ON/OFFの切り替えができるようになり、心身ともに深くリラックスできる。
- 頭の中が整理できると無用な不安や、焦り、自己嫌悪などによるストレスが軽減できる。
- イライラすることが減り、人に八つ当たりするようなこともなくなる。
- 今を生きている実感を感じられるようになり生活の豊かさが高まる。
書く習慣では思考を整理することができる点が、ある意味瞑想よりも効果的だというわけです。
感情日記で自分の心のクセを知る
仕事などではまずTODOリストなど、やるべきことを書きだして整理してみるというのはよくやります。整理した上でそれぞれ注意すべき点とか、必ず必要なことなどが頭に浮かんではこれらも書き出してみるのはとても効果的と実感します。感情日記は毎日書くことで自分の「心のクセ」が見えてくる、「感情日記」の書き方も習慣化コンサルタント古川武士氏は紹介されています。
イライラしたり不安になったり、その日に起きた出来事から心が強く動かされたことを書きだす。感情のログを拾っている感覚で自分の持つ「感情パターン」が見えてくるというわけです。これら「感情日記」をつけてみると、特別に大きなマイナスの出来事があったわけでもないのに心が必要以上に反応しているなど、心の具合が見えてくるというわけです。
(感情日記の書き方ポイント)
- 毎日ひとつ、感情を揺さぶった出来事を書く
- 出来事に対して自分が素直に思った心の「つぶやき」を書く
- 不安・イライラ・怒り・焦りなどが何%の度合いなどと感情の種類と度合いを書く
なるほど、自分の感情のパターンを知ることで対処のしようも見えてくるというわけです。
私の感想
瞑想やマインドフルネスなどは、自分の気持ちを「今」、この瞬間に意図的に向けて、現実をあるがままに知覚すること、あるいはそうした心の状態を体得するためのトレーニングと言われます。まさに堀江氏の過去や未来ではなく「現在」の目の前のことに集中すべしとの教えと合致します。ようやく「今」に意識を集中するその理由を理解できた瞬間のように思います。
私の場合はよく、過去のイヤな記憶がふっと頭に浮かんでは消えて後悔をすることが度々あります。まさに自分は「過去」についてはその場で感情の整理をつけていなかったこと。整理しなかった感情がやがて戻ってはストレスは強化されさらに後悔へとストレスが強まっていました。
ときにパニック障害に襲われたのも、「未来」への漠然とした「不安」からで、「先のことを考えないようにする」という堀江氏の一言に救われる思いがするのです。
これで私も、私の現在がカスカスで中身がないからと目が醒める思いです。
(marusblog記事紹介)
■ なぜ世界中の偉人たちは「禅」に魅せられるのか「仏教」と「禅」との関係は「瞑想」と「マインドフルネス」の違いとそのやり方をそっと解説します-marusblog
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今回のまとめ
ストレスはまるで人の脳や心が「PCがフリーズした状態」。その原因は「過去」か「未来」に由来したもの。過去や未来へ意識が彷徨い出すのはあなたの現在がスカスカだから。
まず「過去」についてはその場で感情の整理をつけること、けして先送りはしない。先送りした感情はやがて戻ってくる。しかも、そのストレスは強化されるから悩ましい。「未来」への対策は、「先のことを考えないようにする」というのが基本。
先のことを勝手に考えてしまうから「不安」にもなる。避けられないイヤなイベントがあれば、そのことは頭の外へ追いやる。わざわざ心配したところで、当日のストレスも減るわけもなく、先取して心配したところで何もいいことがない。あなたの意識が過去・未来へ彷徨い出してしまうのは、あなたの現在がカスカスで中身がないからであると堀江氏はその著書「時間革命」で明確に断言。
意識を整理するために、習慣化コンサルタントの古川武士氏の「こころが片付く書く習慣」をご紹介。瞑想やマインドフルネスなども効果はあるのですが、それで一時心がスッキリしても過去の状況が整理できなければまた結局は元の木阿弥。瞑想には限界があるのだと書くことでの意識の整理方法がおススメと古川武士氏。日々の「ToDoリスト」ならぬ「感情リスト」も自分の心のクセを知る方法とご紹介でした。
無駄なことを考える余裕がなくなるくらい、目の前のことに熱中し続けられる人生を作ればいい。(堀江貴文氏)
いかがでしたでしょうか?
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