誰もが心の奥底で一度は願ったことがある――「奇跡が起きたらいいのに」と。けれど、奇跡は選ばれた人だけのものでもなければ、偶然の産物でもない。高橋佳子さんの著書『心の力―人生に奇跡を起こすたった1つの方法』は、その答えを静かに、しかし確かな言葉で教えてくれる。今回は、エッセイ風にこの本から感じたこと、気づいたことを綴ってみたい。
心は「道具」ではない、「源」である
「心の力」という言葉を聞いたとき、
私はどこかで「心は人生をよくするための道具」だと思っていた。
でも本書を読んで驚いたのは、
心は単なるツールではないということだ。
心は、人生そのものを生み出す“源”なのだ。
たとえるなら、
それは川の源流にあたる。
源流が澄んでいれば、
川全体も清らかに流れる。
逆に源流が濁っていれば、
どんなに途中で浄化を試みても限界がある。
つまり、奇跡を起こすとは、
外の世界をねじ伏せることではなく、
自分の心の源に手を入れることなのだ。
奇跡は「外側」にではなく「内側」に起きる
私たちはつい、
奇跡とは劇的な出来事だと思いがちだ。
宝くじが当たるとか、
思いがけないチャンスが転がり込むとか。
でも高橋さんは言う。
真の奇跡は、
目に見える現象ではなく、
自分の心の深部で起こる変容だ、と。
例えば、今までどうしても許せなかった人を、
ふとした瞬間に許せる自分になったとき。
あるいは、絶望しかなかった状況の中で、
ぽつりと希望の光を見つけられたとき。
そこにこそ、誰にも知られず、
しかし確実に世界を変える奇跡が宿る。
奇跡は「起きる」ものではなく、
「起こす」もの。
しかも、内側から。
心を磨くとは、「自分の小さな声」を聴くこと
心の力を高めるにはどうすればいいのか。
本書で特に胸に刺さったのは、
「心を磨く」という一節だった。
それは大仰な修行をすることではない。
毎日の生活のなかで、
自分の心にふと浮かぶ小さな声に耳を傾けることだ。
たとえば、
誰かに優しい言葉をかけたいと思ったのに、
恥ずかしくて黙ってしまった。
そんな瞬間、
小さな声は「声をかけてあげて」とささやいている。
それに応えることが、
心を磨く一歩になる。
心を無視しない。
それだけで、
世界の見え方は驚くほど変わるのだ。
今回のまとめ
『心の力』を読んで改めて思ったのは、
奇跡は特別な誰かに訪れるものではないということだ。
毎朝、目覚めたときに、
「今日をどう生きるか」と自分に問いかける。
その小さな選択の積み重ねが、
いつか自分自身も想像できなかった未来を呼び寄せる。
心を澄ませ、心を信じ、心を動かす。
そんな当たり前すぎて見落としがちなことの中に、
人生を動かす奇跡の種は隠されているのだと、
そっと背中を押された気がする。
![]() |
心の力: 人生に奇跡を起こすたった1つの方法 (三宝出版株式会社) 新品価格 |
いかがでしたでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございます。
少しでもヒントになればうれしく思います。








