「なんであの人、いつもああなんだろう」,「言いたいことがあるのに、飲み込んでしまった」,「頑張って関係を良くしようとしてるのに、なぜか空回り…」。そんな人間関係のモヤモヤに悩むこと、ありませんか?私自身、家族、職場、友人との関係で、何度も壁にぶつかってきました。そんなある日、ふと手に取ったのが、松村亜里さんの『うまくいかない人間関係逆転の法則』という本でした。この本は、ポジティブ心理学をベースに、「関係性の力学」を逆転させるアプローチを教えてくれます。どんなに拗れた関係でも、自分の捉え方・関わり方を変えることで、見える世界が変わる。そう信じられるようになったのは、この本のおかげです。今回は、私がとくに「なるほど!」と感じたポイントを3つ、エッセイ風にご紹介します。
自分の感情に気づくことから始めよう
-「相手を変えたい」と思ったら、
自分の中の“ニーズ”を見つめる
昔の私は、嫌なことがあると、
「なんであの人は気づいてくれないの?」と、
いつも外側に答えを求めていました。
でも、この本はまず、
「自分の感情に気づくこと」が、
第一歩だと教えてくれました。
たとえば、上司の冷たい言い方にイライラしたとき。
怒りの奥には、
「ちゃんと認めてほしい」、
「もっと丁寧に接してほしい」、
という“自分のニーズ”が潜んでいるのだと。
この視点を持つと、
「相手が悪い」から、
「自分は本当はどうしてほしいのか」に焦点が移ります。
すると、不思議と感情が整理され、
言葉にできるようになってくるんです。
感情は悪者ではなく、
大切な“内なるメッセージ”。
その声に耳を傾けることが、
関係性のもつれを解く糸口になると感じました。
相手の“強み”を探す視点が関係を変える
-欠点ではなく、
「その人ならではの資質」に目を向けてみる
この本で一番印象に残ったのは、
「強みの再定義」という考え方です。
これは、相手の嫌なところを、
“長所の裏返し”として見直すというアプローチ。
たとえば、頑固な同僚がいたとします、
いつも自分のやり方にこだわって融通が利かない…。
でも見方を変えると、
それは「信念がある」、「軸がぶれない」、
という強みにもなる。
この視点を持つと、イライラが減るだけでなく、
相手へのリスペクトが芽生えてくるんです。
さらに、相手もこちらに対して柔らかくなる、
という不思議な変化が起きることも。
人は、自分の価値を認めてくれる、
相手に対して心を開きやすくなる。
そう気づいたとき、
人間関係は“我慢”するものから、
“成長を促す鏡”に変わりました。
濃いヒゲに悩む男たちの声から生まれたヒゲ・ムダ毛撃退ローション!
自分も相手も大切にする“共感的コミュニケーション”
-伝える技術より、
“意図を共有する姿勢”が信頼を育む
「ちゃんと伝えたのに、わかってもらえなかった」
そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか。
この本では、うまく伝えるよりも、
“共感をベースにしたやりとり”が、
大事だと繰り返し説かれています。
いわゆる、「共感的コミュニケーション
(NVC:Nonviolent Communication)」です。
NVCでは、以下の4ステップを軸に会話を進めていきます:
- 観察(何が起こったかを事実ベースで伝える)
- 感情(そのとき、自分がどう感じたか)
- ニーズ(なぜそう感じたのか、自分の大事にしていることは何か)
- リクエスト(相手にどうしてほしいかを具体的に伝える)
たとえば、「最近LINEの返信が遅くて、
ちょっと寂しく感じてる。
私はあなたとのやりとりを楽しみにしてるから、
もう少し早めに返してもらえると嬉しいな」――
これはまさにNVCの実践例です。
一方的に責めたり、
我慢したりするのではなく、
自分も相手も尊重する伝え方。
これができると、
関係に“信頼”という土台が育まれていくんですね。
今回のまとめ
-人間関係の逆転は、
自分の内側から始まる
他人を変えるのではなく、
“見方・接し方”を変えることで、
関係性は変えられる
この本を読んで、
私の人間関係は劇的に変わった…
というより、
「私自身の見方が変わった」、
のが一番大きな変化でした。
・感情に気づき、自分のニーズを理解すること
・相手の強みに光を当てること
・共感を土台に、本音を丁寧に伝えること
この3つを意識するだけで、
人間関係の“詰まり”がスーッとほぐれていく感じがあります。
もちろん、すぐに完璧にはできません。
でも、「変えられるんだ」という希望を持てるだけで、
気持ちはぐっと軽くなるのです。
人間関係に悩んでいるすべての人に、
この視点の変化が届きますように。
そして、あなたがよりしなやかで、
心地よい関係を築けますように。
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いかがでしたでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございます。
少しでもヒントになればうれしく思います。