「夫源病」という病気をご存知でしょうか。あの上沼恵美子さんが離婚された原因がこの「夫源病」だというのです。あまり耳慣れない病名ですが、その内容を伺うと他人事ではないようです。家庭を持つ男性のひとりとしても心掛けておかねばと考えさせられました。今回は上沼恵美子さんも悩ませた「夫源病」についてご紹介します。
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夫が原因で奥さんが病気になる「夫源病」
通常離婚の場合は、「浮気」「酒癖」「暴力」とわかりやすい。ところが熟年離婚の場合は、「家事を手伝わない」「暴言を吐く」「話を聞いてくれない」など、日常の小さなことの積み重ねがストレスを招き離婚につながるというのです。まさに、夫源病が離婚の原因と言えるというのです。
そもそも夫源病とは!?
読んで字のごとく夫が原因で妻の体や心が不調になる病気。医学的な病名ではなくて、石蔵文信(大阪樟蔭女子大学教授)が命名されたとあります。
つきつめていきますと夫の存在そのものが強いストレスになってしまい、自律神経失調症やホルモンのバランスを崩してしまう。更年期障害にも似ているのですが、実は中年女性の体調不良の原因の多くは夫にあるという見方もあるということ。
これが妻の心身のめまい、動悸、頭痛、不眠などの症状があらわれるというのです。
■夫源病症状の具体例(※参考サイトより引用)
このような症状は思い当たりませんか?
- とにかく夫が家にいる週末は頭痛。平日も夕方からイライラする
- 夫に急に怒鳴られたのを機に動悸が始まり、唾が飲みこみにくくなった
- めまいに悩んでいたが、夫が長期出張に出たら治った
- 夫の身勝手な発言を聞くと、顔ののぼせやほてりが起こる
- 出張などで夫が不在のときには症状が出ない(軽くなる)、夫の言動によってその症状が重くなる
これらの因果関係に心当たりがある場合は、夫源病の疑いが濃厚だと。
妻のストレス源になりやすい夫とは
妻にとって夫の存在そのものがストレスになるという。具体的にはどういうことなのでしょうか。
具体例は次の通り。「人前で愛想がいいが自宅では不機嫌」、「上から目線で話をする」、「家事には手を出さないが口をだす」、「「ありがとう」「ごめんなさい」がほとんどない」、「妻の行動をよくチェックする」、「妻が一人の外出を嫌がる」、「クルマのハンドルを握ると性格が一変する」、などなど・・・。
一見すると社会的に「いい夫」とみられているようです。そんな夫は自分が妻のストレスとなっていることにすら気づかないケースが多いとか。定年後にもなると趣味も友人も少なく、妻の外出などに「ワシも」とついて回るなんてことも。
思い当たることありませんか!?
上沼恵美子さんの体験談
上沼恵美子さんのご主人は、関西テレビでディレクターのお仕事をされていました。ご主人の定年後、家事を一切しないご主人との関係において、「結婚生活がしんどい」、「遠回しに別居を申し出たところ夫に怒られた」などのグチが増えた。
ご主人の定年後から数年後に、とうとう体調を崩しはじめてしまった。
やがて自律神経失調症、ウィルス性の急性肝炎を患うなど、いずれもストレスが原因でカウンセリングを受けたことから医師より「夫源病」と診断された。ご主人が定年後家にいるようになり、朝から晩までの世話に明け暮れストレスがたまる。その一方でご主人の上沼さんに対する依存は深刻で、一般的にも熟年離婚の原因にもなっているというのです。
けして他人事ではありません。
参考サイト:NEWSポストセブン
今すぐ夫源病の対策
夫の理解度が求められますが、中年の男性ともなれば自ら改善してくれるとはなかなか思えません。さて、妻の側にとってとるべき対策はあるのでしょうか。
夫と距離をとることとストレス発散
参考サイトの専門家によると、仲睦まじくずっと一緒にいることが原因でもあると。つまり、老後はゆっくり過ごそうという考えを捨てる必要があると。
「おい」、「おまえ」、「母さん」などの呼び方も避けたい。対等の関係であることが大事で、〇〇さん、〇〇ちゃんという呼び方が理想的とアドバイス。
夫との距離を置くことが予防のひとつ、ちょっとした夫婦喧嘩、プチ別居もあり。
夫の側といえば家庭内の自立が重要のようです。とくに食事の支度や洗い物。食事の支度の度にストレスになることもある。夫がなんとか家事を覚えようにも、家事を教えることがストレスになってしまうと元もこうもないケースもあると。ときには妻は夫を一人家に置いて旅行をエンジョイするなんてのも具体策として紹介されています。
夫は早いうちから家事をできるようになっておくことも大事。
妻源病の場合も
参考サイトにはこちらは逆パターン。妻の言動が夫にストレスをため込ませてしまい、夫が動悸、頭痛、めまい、など自律神経の異常で起こる症状があるのだと解説がありました。
働いていたときは気にならなかった妻の何気ない一言がこたえてしまうなんてことが。
長年つとめてきた夫婦の関係が、お互いの存在が原因で病気になるというのはたしかにショッキングでもあり、残念でもあります。
お互い夫婦の生活を見直す良い機会ととらえて、ときにはちょっとした夫婦喧嘩も自然なこととしてよい関係を築けるか、お互いの理解が必要となります。
お互いのペースを尊重して夫婦の関係を見直したいものです。
私の感想
最近、職場よりも自宅の方がストレスがたまるなんて耳にすることがありました。嫁と姑の問題よりも夫と妻の問題がクローズアップされてきた、今風といえばそうかもしれません。
現役であれば平日は仕事でそれぞれの関係にも距離があってよかったものが、定年後いつも一緒とならばなかなかどうして気になりだしたらストレスが溜まるいっぽう。
よおくわかりますね。
それが原因で体調を崩すなど病気につながってしまうとならば、お話しは穏やかではありません。それにしてもなにげない言動が問題というわけで、これはなかなか悩ましい問題であるようです。上目目線で家事に手を出さないが口は出す、「ありがとう」「ごめんなさい」がほとんどない夫!なにやら自分は大丈夫かなと胸を痛めだす始末であります。問題が深刻になれば別居という手段にもなるのでしょうが、一般家庭で定年後の別居というのもかんたんにできることでもない。
このまま離婚なんてあまりにも悲しい、夫の受け止め方がポイントだと自戒をこめての感想です。
(marusblog記事紹介)
■ 浮気不倫する男女のきっかけの特徴と見破り方と注意すること-marusblog
■ 男性の皆さん紫外線対策に翻弄する女性の苦労を知って女性と家族を紫外線から守ろう!-marusblog
■ 5月病の症状とは原因と防ぐキホンの方法-marusblog
今回のまとめ
「夫源病」という病気の存在が話題に。夫の存在そのものが原因というのはなかなかどうして悩ましい問題です。特に定年後になると一緒にいる時間は増え、夫がいるだけでイライラしたり頭痛やめまいと体調を崩す症状が現れてしまう。
そのくせ夫がしばらく留守をすると、とたんにそれらの症状が治るという。どれほど夫がいやなのかと笑い話にもなりません。実際、これらの問題を解消していくためには、別居など生活環境を変えなくてはならない。いまさら夫の性格が急に変わるなんて考えにくい。
ところが夫がそれを許すわけもなく、また定年後の別居なんてそうかんたんでもない。いやはや、問題は悩ましく深刻であります。「妻源病」の逆パターンもあるようで、夫婦の関係の見直しのチャンスととらえて夫婦の関係改善としたいところです。
定年を迎える前からそんな心の準備、パートナーへの思いやりが大事ですね。
参考サイト:体調不良はおっとのせい?夫が妻を病気にする「負現病」
今回は、「夫源病」について感想を交えてお伝えしました。
いかがでしたでしょうか?
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