「一日の計は朝にあり」「早起きは三文の徳」ということわざがあります。朝の重要性は昔から説かれてきました。たしかに「朝活」の有用性を頭では理解するも、実際に行動に移すのはなかなか難しいものです。もし朝の過ごし方にこれはというルーティンがあればなにかとやりやすい。ありました、誰でもできる朝の過ごし方。そこで今回は、人生を変えるモーニングメソッドを提案する本書『人生を変えるモーニングメソッド 朝時間が自分に革命をおこす』をご紹介です。

朝時間が自分に革命をおこす

「メソッド」の意味を調べると、「目的を達成するために決められたやり方」とあります。本書のタイトル「人生を変えるモーニングメソッド」は、「人生を変えるためのやり方」となります。朝の過ごし方を見直したいと考える方は、きっと朝の過ごし方に課題意識がある人ではないでしょうか。

引用元:朝時間が自分に革命をおこす 人生を変えるモーニングメソッド/amazon.co.jp

人生を変えるモーニングメソッド

酔っ払い運転のトラックと衝突して6分間心肺停止になった経験を持つ著者ハル・エルロッド氏は、実際に朝を変えることで奇跡の復活を遂げている。医師に「一生歩けない」「治らない脳の障害を負った」と言われたにもかかわらずだ。

人生を変えるモーニングメソッド

 

男は、仕事では過去最高成績をあげ、フルマラソンどころかウルトラマラソンを完走し、事故で損傷した脳の短期記憶の障害を克服した。

そのメソッド(方法)とは、誰でもできるたった6つの習慣を毎朝行うだけである。モーニングメソッドを習慣化するためのコツについても詳しく解説されいる。

 

著者の実体験がもとになっているため提唱するモーニングメソッドに説得力が溢れているのです。

なぜ思いどおりの人生にならず月並みなものになってしまうのか?

●バックミラー症候群。

なぜ人生は思い通りにいかず、月並みなものになってしまうのか。本書はその原因を7つ挙げています。そのひとつが「バックミラー症候群」と呼ばれるものです。

人間は無意識のうちにバックミラーを使って過去を見る。「昔の自分の姿」を「今の姿」だと思い込み、それを基準に据えて自分の限界を決めてしまう。変化のない月並みな人生になってしまう要因がここにあるというわけです。

 

●つながりを無視する。

「物事のつながりを無視する」も大きな原因のひとつ。人生は過去から現在、現在から未来へとつながっていく。そのつながりを無視すると後で痛い目をみる。

ワークアウトを1日さぼる、プロジェクトを先延ばしにする、ファストフードを夜に食べる。こういったことを「たいしたことない、明日挽回すればいい」と考えるのは、大きな間違いだ。あなたが思うこと、選ぶこと、行動することが、未来をつくっているからだ。

毎回「正しい道」ではなく「ラクな道」を選んでいれば、それがあなたのアイデンティティや人柄になっていく。

 

本書は断言する『覚えておいてほしいのは「今何をするか」が「未来の自分の姿」を決めるのだ』と。

人生を変えるモーニングメソッドの6つの習慣

モーニングメソッドは6つの習慣を朝に60分かけて行うのが、著者流のモーニングメソッドです。

6つの習慣とは、サイレンス、アファーメーション、イメージング、エクササイズ、リーディング、ライティングです。それぞれの習慣の内容を一部引用してのご紹介です。

60分かけて行うのは気が引けてしまうなんて思ってしまいます。

安心してください。時間がなければたったの6分でもいいのです。それぞれのメソッドを1分だけでも。6分だけならできそうに思います。

 

そう、それだけ。このメソッドが人生に必要だという証拠なのです。

モーニングメソッド1/サイレンス(5分)

●最初のメソッドは「サイレンス」。

「サイレンス=沈黙」です。落ち着いて穏やかな精神状態で朝を迎えるためのメソッドです。いや、落ち着いて穏やかな精神状態にするための行い。朝起きたらまず、瞑想や祈りを深呼吸しながら心を落ち着かせます。

この瞬間には過去も未来もありません。今、深呼吸している今に意識を向けるだけです。

目を閉じようがあけようが、ラジオが朝の軽快な音楽を流していようがいまいが、環境にも関係がないのです。自分の楽なスタイルで心を落ち着かせるだけなのです。

 

サイレンスはとても大事です、常に心と意識はざわついているのですから。

モーニングメソッド2/アファーメーション(5分)

●2つ目のメソッドは「アファメーション」です。

アファメーションとは、前向きな言葉を口に出し、それを自分の耳で聞いて潜在意識に働きかけることをいいます。

著者は事故の後、「僕は記憶力が悪い」と繰り返し口にし、自分に刷り込み続けていた。だがあるときから、「私は記憶力が悪いという思い込みを手放します」からはじまるアファメーションを続けたところ、2カ月ほどでその刷り込みが消えたと。

「アファメーションは本当に効く」という新しい思い込みができ、記憶力の改善だけでなく、人生のあらゆる分野においてアファメーションを作成するように。

私たちは誰でも、無意識のうちに思考や思い込みや行動をプログラミングされているが、プログラミングはいつでも変更や改善が可能だということを知らないだけなのです。

 

アファメーションを使って成功する人間になれるようにプログラミングしようではありませんか!

モーニングメソッド3/イメージング(5分)

●3つ目は「イメージング」です。

達成したい目標や手に入れたいものを具体的に頭の中でイメージし、そのために必要な行動を心の中でリハーサルする。イメージングを実践している成功者は多い。たとえばプロゴルファーのタイガー・ウッズは、ショットを打つ前に必ず完璧なスイングをイメージするそうです。

このとき、イメージは鮮やかであればあるほどいい。視覚だけでなく、聴覚、味覚、嗅覚、触覚を駆使して、細部までリアリティを持って思い浮かべるのがポイントです。

 

プロスポーツ選手のように自分自身のあるべきプレイを頭の中でリハーサルするのです。

モーニングメソッド4/エクササイズ(20分)

●4つ目はエクササイズだ。

少しだけでも体を動かせばエネルギーが上がり、健康が増進し自信が出る。感情が安定し、思考力と集中力が増すのです。ジムに行く、散歩やジョギングをする、DVDを見ながら体操をするなど、有酸素運動なら何でもいい。

著者のおすすめは「ヨガ」です。

多くの人が、「忙しい」「疲れている」を言い訳に、エクササイズをしない。それならば、朝、疲れたり、忙しくなったりする前にやってしまえばいい。

 

小さなエクササイズを朝、一日の先にやってしまえばいいのです。

モーニングメソッド5/リーディング(20分)

●5つ目はリーディング、「読書」です。

朝から読書!?とネガティブに考えてはいけません。1日1ページでもいいのです。1年で365ページになるのです。

読書は、自分を変えるための近道である。その道の専門家から、理想の人生を手に入れるための知識や思考法を学べる。優れた本は何度も再読するのがおすすでもあります。繰り返し読み込むことで、本の内容が潜在意識に刷り込まれる。

 

1日1ページが、やがて1日5ページにも10ページにもなる、ハードルを低く習慣の力が魅力的です。

モーニングメソッド6/ライティング(5分)

●最後は「ライティング」です。

著者のお気に入りは日記です。朝から日記!? そう難しく考えないで。自分の思考を文字にすることで、良きも悪くも外に吐き出すのです。やがて、ひらめきが起こる。後になって読み返して、自分の成長を実感することもできる。

なれないうちは、書く内容をあらかじめ決めておくことです。感謝の日記、夢日記、食の日記、ワークアウト日記など。人生のどの部分に焦点を当てるかを決めておく。

目標やゴール、人生計画、家族の予定、決意、学んだ教訓など、自分が意識を向けるべきだと思う内容なら何でもいい。著者の場合は、感謝していることに加えて、達成できたこと、今後改善したい項目の整理、改善するための具体的な行動の計画といった、構造化したプロセスを具体的に書くことにしているようです。

 

書くことで幸せを感じる、幸せが訪れる、なんて素敵なことでしょう。

私の感想

●朝のメソッドが朝のルーティンに。

6分だけならズボラな自分でもできやしないか。そう思うと気楽にチャレンジできる朝のメソッド。やったことないからその効果など期待はしてなかった。そもそもなにをやっても習慣ができないだけに、続けられるとは夢にも思っていなかった。

不思議な気分になれる。

毎朝、「もう起きなきゃ」「今日も仕事かぁ」なんて、ぐずぐずシャワーしていた自分が変わりだす。朝の6分メソッドを楽しみになる。これをやらなきゃ1日がはじまらないと感じるようになる。この私がだ。

 

朝のメソッドが毎朝のルーティンになると1日がはじまらなくなる、まるで顔を洗うかのように。

 

(marusblog)

http://marus.info/2201-bullets/

http://marus.info/211213management-finance-pl-bs-cf-marusblog/

http://marus.info/211111why-not-todo-marusblog/

今回のまとめ

●一読のすすめ。

「一日の計は朝にあり」「早起きは三文の徳」ということわざがあります。朝の重要性は昔から説かれてきました。もし朝の過ごし方にこれはというルーティンがあればなにかとやりやすい。

そのルーティンがありました。それが、本書「人生を変えるモーニングメソッド」。人生を変えるモーニングメソッド 朝時間が自分に革命をおこす。

「モーニングメソッド」は、誰でも実践できる内容です。自己啓発や朝活に関する本を読んだことがある方にとっては、見聞きしたことのある内容も含まれているかもしれません。ここには著者の波乱万丈な経歴が含まれています。説得力がよりいっそう増すように感じられるはずです。

 

朝の60分、いや6分のメソッドであなたの人生が変わるかもしれません、あなた次第というわけです。

いかがでしたでしょうか?

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