今回のテーマは、ユバル・ノア・ハラリ氏著、話題の「21 Lessons for the 21st Century」です。ハラリ氏はベストセラー作家であり、「サピエンス全史」や「ホモ・デウス」の著者として知られています。彼の最新の著作「21 Lessons for the 21st Century」は、現代の世界の状況と、私たちが今後生きるために何をすべきかについて洞察を提供しています。「明快キング」さんのYouTube番組を中心に引用にて超要約してのご紹介です。

イデオロギーの変化

ハラリさんがこの本で最初に考察しているのは、
イデオロギーの変化です。

 

1938年には、ファシズム、共産主義、自由主義という、
3つの物語が選択肢としてありました。

その後、第二次世界大戦の終結によってファシズムが消滅し、
物語は2つに減りました。

東西の冷戦が終わったあとには共産主義が解体され、
最後に残った自由主義が唯一残ったイデオロギーとして勝利したと思われた。

ところが、2008年のグローバルな金融危機の後にはそれもなくなり、
選択肢はゼロになったというのがハラリさんが語る現在の世界です。

 

物語が一つだけしかなければ、
すべてが明確で最も安心な状態です。

しかし、突然、物語がなくなり一つだけになるということは、
すべてが空虚だというニヒリズムに陥る恐ろしいこと。

そういう時代が現代だというのです。(う~ん、少々難解)

 

ポピュリズムの蔓延が2016年のイギリスのEU離脱や、
アメリカのトランプ大統領の当選を導いたと言われています。

これらはイデオロギーが消え去った空虚な状態を象徴している出来事だと示しているのです。

 

その背景には私たちの喪失感があり、
もはや誰もこの情報過多の世の中を理解できない。

今日の科学的進歩は大半の人々が理解できるペースを超えているとも指摘しています。

 

そんな中、自己決定権を感じられなくなった人々は、
感情に従って自由主義の体制に反発をしたのだと解説しています。

 

 

ハラリ氏は「現代はイデオロギーの喪失とニヒリズムの時代」だと示しているのです。

教育

ハラリ氏は人工知能が多くの仕事を奪うと予測される中で、
人間が人工知能よりも優位に立てる点はどこかを考える必要があると述べています。

 

現代の子供たちが何を学ぶべきかは誰にも予想できないが、
生涯を通じて継続する教育が必要になる。

情報を理解し重要なこととそうでないものを見分け、
情報の断片を結びつけて世界を理解する能力が必要になる。

 

情報の量が増えるにつれて社会変化のペースが加速するため、
一人一人が生まれ変わっていかなければならないと。

これからは生涯学習が、
生存に必要不可欠なものになっていくと主張をしています。

 

 

ハラリ氏は、「生涯学習は必須」と断言しています。

自己認識と瞑想

ハラリ氏はAIにハッキングされないためには、
自己認識が重要だと考えています。

AIは人の意識や感情を理解することができないため、
私たちは自分自身をよく知るために自分自身の感覚経験に頼る必要があります。

 

瞑想は自分自身の考えや感情に集中することを学び、
自己理解を深めるための方法の1つだとハラリさんは提案しています。

瞑想は自己理解を深めることができるため、
AIに対抗するために重要な技術です。

 

(ここで瞑想とは意外です)

 

 

ハラリ氏は、「自己認識のための瞑想はAIへの対抗手段」と提言しています。

資本主義と環境問題

ハラリ氏は、現代の資本主義についても考察しています。

資本主義は環境問題を引き起こし、
地球温暖化や生物多様性の減少につながっていると指摘しています。

現代の資本主義は利益を最大化することに焦点を当て、
環境問題を考慮していない。

そのため、私たちが生きる地球を破壊してしまう可能性があります。

 

ハラリ氏は人類は環境問題を解決するために、
資本主義を再定義する必要があると主張しています。

私たちは環境問題を解決するために、

利益と環境の両方を考慮しなければならないということです。

 

 

ハラリ氏は、資本主義を環境問題に対応するよう再定義する必要性を主張しています。

今回のまとめ

というわけで、今回は以上です。

 

『21Lessons』は、
現代に直面する人類の課題について考察した洞察に満ちた本です。

イデオロギーの変化、教育、生涯学習、自己認識、瞑想、資本主義と環境問題など、
テーマが取り上げられています。

この本を読むことで私たちは世界を理解し、
成功するための方法を学ぶことができます。

ハラリ氏は私たちが人工知能や環境問題などの現代の課題に直面していることを理解し、
それらに対処するために自己認識や生涯学習などの新しいスキルを身につける必要があると主張しています。

 

『21Lessons』は、現代の課題への洞察と成功のための方法を提案する本です。

 

(引用元)

※動画の要約には一部AIを利用しています。

(参考文献)

 

いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます。

少しでもヒントになればうれしく思います。