ユーチューブ番組「虎ノ門ニュース」2021/06/25(金)の「人はなぜ死を恐れるかの科学」について、武田邦彦氏の解説が興味深く拝見させていただきました。もしも人の大脳がなければ死を恐れることはない。25歳で大脳が完成すると死を恐れるようになる。毎日の生活がいいから死にたくなくなる。生まれるのは自分の意思でないのに、脳で考えるから人は死を恐れる。他の動物の死のエピソードを交え武田邦彦氏が語る「人はなぜ死を恐れるかの科学」について、解説を一部文字お越してご紹介します。
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動物は集団のために死ぬ
動物は自分のためではなく、集団のために死ねる。大脳のない動物は死を恐れない。
サケの死
サケはメスが産卵するとオスが同時に精子をかけて受精を行います。その後サケの両親は受精の状態を確認し、やがて2匹とも同時に命を終える。
サケの死は自分の意思で死ぬのです。
親が死んだその身を生まれてくる稚魚が食べられるよう、またはプランクトンが食べてそれを稚魚が食べて成長できるよう、そのタイミングをはかって自分の命を絶つのだという。自然の摂理はどこまでも凄い。
サケは自分の意思で死ねる、生んだ稚魚のために。
ライオンの死
ライオンのメスは自分の生理が終わるとほとんどが自殺してしまう。群れから離れて食べずして餓死をする。
自殺の仕方は餓死。
もしも、死なずに群れにいたとしたら、集団が得るエサの量は同じだから生んだ子供の分が足りなくなる。子供の食糧を確保するために自分の死をもって守ってあげるというのです。
ライオンのメスは自分の子供の食糧をまもるために餓死して死ぬのです。
死を恐れるのは大脳で考えてしまうから
他の動物と違って人間ならではの特徴がある。
お婆さんが長生きできるのは人間だけ
メスのライオンは生理が終えると自ら命を絶つ武田氏の解説に、人間の女性の長生きのお話が飛び出す。
女性がお婆さんになって長生きできる理由は、なんと社会の男性がお婆さんを必要としているからだというのです。
お婆さんが孫を世話をしている方がおじいさんがそれをしているよりも孫の怪我は3分の1に減る。おじいさんでは守れない。
だからお婆さんを必要とする社会の男性からのシグナルが、お婆さんを長生きにさせているのだとと武田氏の持論が面白い。
女性がお婆さんになって長生きできるのは人間だけ。
アジア人は戦争が少ない
アジア人は脳で考えるよりも心で信念を大切にする。だからC国人を除いてアジア人は戦争がとても少ない。日本人は外で戦ったのは3回程度、イギリスやフランスは100回以上も戦争をしている。
これはヨーロッパ流の考え方は大脳主体。論理でいく、論理で通すというのは人間らしくない、心が足りないということ。だから信念を大切にする、情が深い方がいい。
あの特攻隊は死を恐れず死んでいった。信念で考えていたから、祖国に残した家族や子供たちのためなら死などを恐れはしなかった。
頭で考えるから。自我が強くなり、死が怖くなる。
セーブしない自粛なんてのは老人の寿命を縮めてしまう
死が怖いのは毎日をセーブした生活を続けているから、死が怖いからセーブして健康のためにガマンをしている。酒が飲みたいけどガマンしちゃう。あれもしたいけどこれもしたかったけどは未練が残って死にたくないと思ってしまう。
だから死が怖くなる。
やりたいことをやり食べたいものを食べ飲みたいビールは飲む、健康のためになんてセーブしない。本当に心に正直ならば、家族のために子供のためにというのも同じ、死なんて怖くなくなる。コロナウィルスの自粛なんてのも老人にとっては寿命を縮めることになる。
お釈迦様でも亡くなられているんだから人にとって死は何の問題もない。
スェーデンでは終末医療などしないし延命治療もしない。延命治療は治療ではないと考える。死ぬべき時に自分が安らかに死ねるように、やるべきことをやって死ねるように。それを教えているのがお釈迦様。死を恐れるのは大脳の錯覚なのだから。
死が怖いのは大脳の錯覚、死ぬべき時に安らかに死ねるように生きる。
私の感想
飲みたければビールを飲む。武田氏の安らかに死ねる方法は、ビール好きな私にはありがたくてしかたがない。科学者である武田氏の解説には、科学に基づいての解説なので説得力はある。
時々、突飛なことが飛び出す、その目の付け所が他の解説者やコメンテーターと違くところがいつも印象的です。
動物と人間の決定的に違うのは脳、大脳があるかないか。
つまり、大脳がない動物は死を恐れることなく、自分の存在に用がなくなると自然に任せて死を決意する。人間にはそれができないのは脳で考えてしまうから。武田氏の解説は、死に対する向き合い方のヒントになったような気がします。
死を考えてもしょうがないと理解すると、死に対する向き合い方が和らぐようです。
(marusblog記事紹介)
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今回のまとめ
それにしても大自然の摂理はスゴイ。サケにしてもライオンのメスにしても、自分で意思をもって死を選択するその様には、生きるものの魂を感じられ驚かされます。
死を恐れるのは大脳で考えてしまうから。動物は大脳がないから死を恐れない。
大脳がある人間でも大脳が育つ前のあかちゃんや小さな子供たちは死ぬことからしてわからない。歳を重ねるとともに死を恐れてくるのは、大脳で考えてしまうから。
生きることにこだわらず、死ぬべき時に自分が安らかに死ねるようにに、やるべきことをやる生き方。それを教えているのがお釈迦様。
武田氏は科学をもって名言する、死を恐れるのは大脳の錯覚であると。
いかがでしたでしょうか。
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