私たちが日々抱える不安やストレス、心のざわつき。その答えを求めて本やセミナーを巡り歩く人も多いかもしれません。しかし藤堂ヒロミ著『からだに聞いたこころの秘密』が示すのは、外に解決策を探すよりも「からだ」という最も身近な存在に耳を傾けることの大切さです。体は単なる器ではなく、心と直結し、深い無意識のメッセージを映し出す鏡。今回はこの本の要点を、エッセイ風にまとめてみました。

体は心の翻訳機

著者は「体は心を語る」と述べています。

 

たとえば肩こりは「重荷を抱えている」サイン、
胃の不調は「消化できない感情」を
意味することもある。

症状そのものに善悪はなく、
心の声を体が翻訳して
表現しているにすぎないのです。

 

表面的に痛みを消すだけではなく、
「なぜここが痛むのか」と問いかけることで、
自分の本音や抑えてきた感情に気づけるのです。

感情を抑えると体にたまる

日本人は「我慢する文化」の中で育ち、
怒りや悲しみを飲み込みがちです。

しかしその感情は消えず、
体に沈殿していきます。

 

涙を流さなかった分、
のどに詰まるような違和感が残ったり。

怒りを飲み込んだ分、
胃が痛くなったりする。

著者は「感情を否定しないこと」が
大切だと説きます。

 

体の症状をきっかけに
感情を認めて解放すれば、
心身のバランスは自然と整っていきます。

体に「聞く」という習慣

著者は「体に聞く」方法として、
静かに目を閉じて痛みや違和感に意識を向けてみる。

「今、何を伝えたいの?」と
心の中で問いかけることを勧めています。

 

最初は答えが浮かばなくても構いません。

ただ耳を傾け続けると、
不思議と「休みたい」「怒っている」「泣きたい」
といった言葉が浮かぶことがある。

 

それは体を通じた心の声。

無視せず受け止めることが、
セルフケアの第一歩なのです。

今回のまとめ

―からだは「味方」である

症状は敵でも弱さの証でもなく、
自分を守ろうとする体からのSOS。

痛みや不調は「見過ごしてきた感情」や
「必要な休息」を教えてくれるサイン。

からだに聞く習慣は、
自分自身と仲直りすることにつながります。

 

あとがき:読んでいて心に残るのは、「からだは心の最後の語り部だ」という言葉です。忙しさに追われ、頭で考えることに偏ってしまう現代人にとって、体の声はつい邪魔者にされがちです。でも本当は、からだはずっとこちらの味方で、私たちを守ろうとし、導こうとしてくれているのかもしれません。今日、肩が重いと感じたら、それは単なる疲れではなく「少し休んでよ」というサインかも。胃が痛むときは、「無理に納得しなくてもいい」という合図かもしれません。外に正解を探すより、まずは自分の中にある小さな声に耳を澄ませること。そこに、心と体が調和して生きるためのヒントが隠されているのだと思います。

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いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます。

少しでもヒントになればうれしく思います。