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ちまたにはさまざまな健康ダイエットの食事法がいったいどれが本当なのと思うほどいろいろある。やっぱり1日3食バランスの良い食事が定番だが、最近では「糖質制限」だの「1日1食」だの、「空腹こそ最強のクスリ」なる本も話題にも。今回は、どちらがの食事法が健康ダイエットにいいのかをご紹介します。

1日3食しっかり食べてガマンしない健康ダイエット

年齢とともに太りやすくやせにくくなったことで、多くの人はダイエットを迫られます。話題になったのは「糖質制限」。お米や小麦など炭水化物を減らすことでやてようというもの。ところが、日本健康食育協会代表理事で管理栄養士の柏原ゆきよ氏はむしろ、「やせたければ、もっとお米を食べるべき」と指摘している。

 

やせたければむしろ「お米」を食べるべき

管理栄養士の柏原ゆきよ氏は「痩せたければもっとお米を食べるべき」と指摘、いわゆる「お米を食べるダイエット法」なのであります。中年になりますとどうしても体の代謝が悪くなり内臓脂肪がたまって太りやすくなるというのがもはや崩しようもない事実。

つまり、メタボの原因の代謝は消費カロリーよりも摂取カロリーが多いのだから、摂取カロリーを減らせば太らないとなる。当然、低カロリーの食事を心がけようとなるわけです。

 

これは間違いではないが、長期的には太りやすくなる考え方と柏原氏!

 

 

というのも身体が摂取カロリーの低下に合わせて消費カロリーも下げてしまい、代謝機能をさらに低下してしまう。低下した消費カロリーを少しでも超えてしまえば、身体は取りすぎたカロリーを脂肪として蓄えようとする。よって低カロリーダイエットは、かえって中年太りしやすい体になってしまうと。

そもそも代謝って食べたものを消化吸収して体が活動するのに必要なエネルギーに変換すること。代謝機能が低下してしまうと、体温維持や臓器の動きといった生命活動に使うエネルギー量も減ってしまう。身体への悪影響にもなってしまう。

 

身体機能自体が低下してしまうと、仕事への悪影響や身体の老化さえも促進してしまうと。

 

摂取カロリーを下げずに内臓脂肪を減らすには!?

「摂取カロリーを下げずに内臓脂肪を減らすには、答えは簡単、代謝を促進する食べ物を積極的にとれば良い」と柏原氏は続く。代謝が上がればカロリーが効率よくエネルギー消費に変換して燃焼されるため、内臓脂肪として蓄積されにくい。

 

代謝を促進する食べ物、それがズバリお米。

 

しかし、お米には糖質が多いというイメージがありますよ。かえってメタボの原因になるんじゃないかって思うのですが違うのでしょうか!?柏原氏は「お米に含まれる脂質の割合は2%、日本人が長い間主食としてきたお米は、太りにくく健康的な身体を作る理想の食材」だと胸をはる。

日本人の摂取カロリーに占める炭水化物の割合は年々減少している。終戦直後は炭水化物の摂取量は8割を占め、現在では55%程度と。にもかかわらずメタボに悩む人が増えている。単に炭水化物がメタボの原因ではないことがわかる。

 

日本人のメタボの原因は「お米」ではない。

 

ご飯とみそ汁は最強の組み合わせ!

柏原ゆきよ氏はズバリ、「日本人はむしろ3食しっかりとお米を食べた方が太りにくくなる」と力説。お米というのはそもそもタンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維など、あらゆる栄養素を重ね備えている。いわゆるオールインワンの食品だと絶賛。

ただし必要ないくつかのアミノ酸は不足しているので他の食材で補う必要があって、お米と一緒に食べてほしいのは大豆食品。肉や魚に匹敵する良質なタンパク質をゲットできるといいことずくめ。

 

日本の大豆食品といえばお味噌汁!

 

 

そういえば昔の人は肉や魚を食べることも多くないのに、元気で健康だったのはお米と一緒にお味噌汁を飲んでいたから。みそ汁の具を多くすれば、それはすなわち野菜もしっかりバランスのいい食事になっていた。伝統的な日本食はとっても理にかなっていたというわけです。

 

ごはんとみそ汁中心に少量のおかずを添える、実はこれが健康でやせやすい体を作るベストな食事になる。

 

「空腹こそ最強のクスリ」1日1食の健康ダイエット


病気にならないためにも必要な食事法。

「空腹こそ最強のクスリ」を出版した生活習慣病の専門医青木厚氏(医学博士)。

青木氏は「そもそも1日3食しっかり食べることが間違い。1日16時間は何も食べない時間を設けることが大切」と言う。

1日3食しっかり食べる食事法とまったくの真逆。

 

 

1日3食では内臓は十分に休むことができない

食事のあと食べたものが胃で消化されるまでには平均2~3時間かかる。続く小腸では5~8時間かけて分解し、水分と栄養分の8割を吸収していく。そして大腸。小腸で吸収されなかった水分を15~20時間かけて吸収していく。胃腸は食べたあと何時間も働き続ける。

1日3食をとると、胃や小腸に前に食べたものが残っている状態で次の食べ物が運ばれてきてしまうことになり、胃腸が休む暇がないことが問題。加えて年齢を増すと消化液などの分泌も悪くなり胃腸の働きも鈍くなるためますます消化に時間がかかり、さらに胃腸は疲れやすくなってしまう。

 

1日3食では内臓を休ませず体にダメージを与えてしまうと。

 

1日3食のデメリットは「食べすぎ」になりがち

1日3食の習慣は食べすぎに気づきにくくなる。歳を重ねるとエネルギーをあまり必要としなくなる。前の食事で少々食べすぎたとすると、つぎの食事が決まっているとついつい食べすぎ傾向になってしまう。体がエネルギーを必要としているかに関係なく食事をとることとなり、結果的に「食べすぎ」になることが多くなる。

 

空腹を感じるまで待ってから次の食事をとればいい。

 

 

1日3食の習慣から食べすぎの傾向になると、胃は収縮性があるので食べた量に合わせて膨らんでしまう。より食べすぎが慢性化しやすく必要以上のものを取り入れてしまうという悪循環に。食べる量が多くなれば消化する時間とエネルギーも必要となり、どうしても胃腸や肝臓などにも負担がかかってしまう。

胸やけや胃もたれなどが起きるのも胃が疲れている可能性が高い。腸の働きも悪くなれば当然老廃物や有害部室などが溜まりやすく腸内環境が悪化してしまう。これらは血液に乗って全身に回ってしまうので肌荒れや体臭の悪化、細胞の老化も進みときにはがんなどの病気になったりすることもあるという。

 

食べすぎは百害あって一利なし。

 

16時間の空腹で体をリセット

空腹の時間を作ることでいろいろなメリットがあると青木厚氏。めんどうなカロリー計算はいっさ必要はなし。空腹時間以外は何を食べてもよし。16時間も空腹なんて絶対ムリという人もいらしゃるでしょうが、睡眠時間と合わせれば意外にムリなくデキるとアドバイス。

 

(空腹の時間を作ることで得られるメリット)・・・著書「空腹こそ最強のクスリ」から

  • 内臓の疲れが取れて内臓の機能が高まり、免疫力もアップ。
  • 血糖値が下がり、インスリンの適切な分泌が促され、血管障害が改善。
  • 脂肪が分解され、肥満が引き起こすさまざまな問題が改善。
  • 細胞が生まれ変わり、体の不調の改善や老化の進行を食い止める。

 

食べ物がのどを通過してからが食事の本番、人間に休息が必要であると同様、内臓にも休憩時間が必要。

 

「1日3食」と「1日1食」結局どっちがいいの!?

どちらも目指すは体の健康。結局のところ、どちらの食事法がより健康ダイエットに効果があるのか!?

 

1日3食は基本の日本食

お米を食べて健康ダイエットは、結局のところ基本の日本食ということ。そもそも日本食は栄養のバランスがよく太りにくい食事です。「健康」とか「ダイエット」とか、あえて言わなくてもいいお話。

むかしから日本人はお米を主食をよしとしてきました。考えてみたら、お米どころの方々が太っているということもありませんし、お米をよく食べることで病気になる人が明らかに多いなんてこともない。極端な糖質制限をする必要もなく、お米を中心とした基本の日本食で健康的な身体を作れるということ。

 

健康やダイエットのために極端なことをしないのが原則と考えるのが自然。

 

1日1食は注意も必要

さすがに基本の日本食だけでは物足りず、油ものや肉料理など偏った食事に、そもそも1日に食べる量が多いとならば摂取カロリーが消費カロリーを越えて太ってくるのは当然。食事の回数が問題というよりも、トータルの量が問題ということになる。なかなか消費カロリーをあげるということも難しいとならば、思い切って食事の回数を減らす、つまりは1日1食とすればわかりやすい。

食事の回数を減らせば内臓を休ませるかというと、一度に大量の食事をとなると、逆にもの図語句胃などに負担がかかると警告する専門家もいらっしゃる。1日1食は摂取カロリーが自然と減るので間違いなく痩せる。ところが、摂取カロリーが極端に制限されてしまうと危険を感じてカロリーを消費しないようになる。その結果、痩せにくく太りやすい体になる場合もあるから注意が必要。栄養不足も気になります。

 

食事の回数でなく食べる量が問題。

 

私の感想

新潟県のお米を農家から直接インターネットで購入してみた。いつもの通りお酢納豆に練りわさびを加え、炊いた新潟米に乗せていただいた。ため息が出るほどおいしい。日本人でよかったと素直に思ったほど。最近はなんだか糖質やお米が悪者になっているようだが、どうしてこれが身体に悪いのか、なぜこんなにおいしいのに健康を害するのかって思ってならない。

 

悪いのは糖質でもお米でもなく食事のコントロールしない自分自身なんだと。

 

考えてみれば我が家の家族も親類もみんな1日3食。ごはんとお味噌汁と魚など、質素な日本食をおいしくいただいてきた。おかげさまで大きな病気を患うこともなく、長生きな人生を送っている。ごはんを食べて1日3食が悪いわけがない。自分はどうかというと暴飲暴食してるからメタボになっているだけに過ぎない。

 

悪いのは食事の回数でもなくお米でもなく、私のデリカシーのなさなのである。

 

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今回のまとめ

「空腹こそクスリ」。

メタボ克服のカギは摂取カロリーよりも代謝。低下した消費カロリーの体ではとりすぎたカロリーを脂肪として蓄えてしまう。これが低カロリーダイエットによってかえって中年太りしてしまう原因。「消費カロリーよりも摂取カロリーを減らせ!」である。なので、1日1食が健康ダイエットにいいというのはわかりやすい。医学博士青木厚氏はさらに、内臓を休ませるためにも1日1食を推奨する。空腹の時間を作ることで得られるメリットも多々あり。

 

日本食を1日3食しっかり食べてガマンしないダイエット!

そもそもお米を中心とした日本食は栄養のバランスも良く太りにくい食事。糖質制限などで摂取カロリーをおさえても代謝機能も下げてしまってかえって痩せにくく太りやすい体質になってしまう。代謝を促進するのは実はお米。3食しっかりとお米を食べた方が太りにくくなる。

お米はタンパク質やビタミン、ミネラル、そして食物繊維など栄養素が豊富。ただしいくつかのアミノ酸が不足するので一緒に食べたいのが大豆。ごはんとお味噌汁に焼き魚はバランスにすぐれた食事、日本食の基本と日本健康食育協会代表理事で管理栄養士の柏原ゆきよ氏。

 

健康ダイエットのためには必要以上に食べないこと。問題は食事の回数や糖質ではなく栄養のバランスと代謝を考えた食事の量。1日3食か1日1食かの選択ではなく、胃にコントロールされることのないライフワークでありました。

いかがでしたでしょうか?

 

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