
仕事でもよく使うエクセルの合計関数について解説します。この記事ではSUM関数などの基本から、条件付きの合計など仕事でよく使ういろいろな合計関数の基本を解説してまとめてのご紹介です。各合計関数にはExcel2010、Excle2013バージョンで作成の問題もご用意して有料版でお届けいたします。解説と問題と合わせてしっかり身につけることができます。
関数の構成の入力方法
各合計関数の解説の前に、関数の構成と入力方法をおさらいします。関数の構成は原則があり数式があっても原則を無視した入力では関数の計算式が認識されず正しい結果を求めることができません。基本となる原則や入力方法をしっかり押さえて学んでいきましょう。
関数の構成

記号、アルファベット、数字はすべて半角で入力、間にスペースを入れないようにします。

引数ってのは、関数の計算対象となるセル範囲や関数の利用に必要なデータのことを言うのですね。

文字(ここでは”ワイン”)には、必ず””(ダブルクォーテーション)マークで囲みます。
入力方法(直接入力)
セルに直接キーボードから関数の計算式を入力して計算に使います。 1.関数式の先頭は、「=」(イコール)からはじまります。 2.次に、関数名を入力。 3.続けて、かっこの間に引数を入力します。 4.2つ以上の引数をカンマで区切って入力します。 5.最後に「Enter」キーを押して完了です。

入力は必ず「半角英数」で入力します。
入力方法(関数の挿入)
関数を入力するセルをマウスでクリック選択した状態でダイアログボックスを開き、表示された関数や引数を入力する項目ごとに入力をしていきます。必要な項目ごとに入力することができるので初心者の方にはおススメの入力方法です。
(入力方法)
1.数式バーの「関数の挿入」をクリックします。
2.関数の分類が「すべて表示」になっているのを確認します。
3.関数名から関数を選択してOKをクリックします。
4.関数の挿入ダイアログボックスが開きます。
5.必要な引数を入力します。
6.OKをクリックして関数の式がセル内に入力されます。

「関数の挿入」のダイアログボックスを使えば、それぞれの関数の引数の配置や内容が分かりやすく便利です!
商品ごとに売上の合計を求める
エクセルの 表に入力された数値の合計を計算し求められるのは仕事においてももっとも多く必要とされます。こんなときに利用するのがSUM関数です。合計したいセル範囲を指定すれば、すぐに計算できます。
=SUM(数値1,数値2,・・・・)―合計する
■引数「数値1」「数値2」・・・に指定した数値、またはセルやセル範囲内の数値を合計する
- 売上を合計するには、SUM関数を使います。
- SUM関数の引数に下記のように「B3:D3」などと計算対象となるセル範囲を指定します。
- セル範囲は視点と終点のセルを「:」(コロン)で区切ります。
- Enterキーを押してSUM関数の式を入力し計算結果がもとめられます。
- SUM関数を入力したセルをドラッグしてコピーすれば各製品の合計結果がもとめられます。
関数式をドラッグしてコピーするとそれに応じて指定した範囲も自動的にずれるため、 いちいちセル範囲を書き換えることなく計算式もコピーされて正しく計算ができます。

今回はヨコ並びのセルにある数値の合計を縦にドラッグしてのコピーをご紹介しましたが、タテ並びの列のセルの合計も横にドラッグして同様にして計算式のコピーができます!
練習問題を用意しました。エクセルのバージョンは、Excel97-2003とExcel2010-2013の2種類をよういしました。それぞれ、ダウンロードをしてお使いください。また、有料記事を購入される場合に、これら練習問題が正常に利用できるかも合わせて確認の上に購入をされてください。(記事の性格上、返金ができませんのでご承知願います)